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火傷するほどの情熱なくして、成就無し。

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 いろんなプロジェクトに挑戦する場合、旗振り役と激しく賛同する人たちが集い、志を一つにしなければ、何事も成就することはない。

 必要なのは、火傷するほどの情熱であり、潜在意識の中にその志が深く刻み込まれていることである。よって、茫然と眺めているだけでは、物事は何も動かない。

 いろんなプロジェクトの情報発信に対して、人間なので、賛成派も反対派もどうでも良い中間派も存在する。そこで、賛成派の団結を強め、中間派や反対派から賛成派へ取り込むのかが重要な鍵を握る。

 しかし、最重要ポイントは、そのプロジェクトに参画する人たちの意識レベルである。煮えたぎるような情熱があれば、1mmでも1cmでも物事を動かすことが可能だ。しかし、その中に遣る気のない腐った蜜柑があれば、折角の参画者全員が腐ってしまう。

 筆者の体験談であるが、2年も3年も或る地域でのプロジェクトを推進しているが、どうしても遣る気のない、ネガティブな人物が存在している。どんなに苦言提言を呈したとしても、固まるばかりで、アクティビティ無しの状態が続く。

 このアクティビティ無しの状態を続ける人物は、情熱が全くないどころか、開き直りとも感じられるような言動がしばしば発するのである。悪事を計画するようなものではないが、その人物の違和感のある言動は、悪事のような怪しいオーラを放っている。

 感覚の違いなのか、自分スタンダードに絡まれ、グローバルスタンダードが理解できないのか、脳内が一杯一杯なのか理解し難いが、「情けない」という言葉しか出てこない状況である。

 ふと思い出したのは、新聞社時代に着手した「トライアスロン in 奈良尾」の企画を動かすために、上五島(長崎県)に上陸して、多勢に無勢だった中で、とことん攻めを貫き、1年3ヶ月の期間にて、同大会を実現させたことである。

 最初は他所から舞い降りた他県の新聞社の若造と白い目で見られていたようだが、1年3ヶ月後には、島の過疎化対策の一環として、全国区ビッグイベントを作った人物として、心を一つにしてくれたことを思い出す。

 筆者のこれまでの仕事の中でもベスト3に入るほど、心に刻まれたものとして、新プロジェクトの推進の規範的なものとして大切にしている。当時の町長やその他団体の役員の方々は天国に逝かれたが、思い出すのは皆さんのとびっきりの笑顔である。

 新聞社を経て、現在の本業はICT、Cross-mediaであるけれども、「火傷するような情熱」があれば、何事も必ず実現するのは間違いのない事実。現在、仕事関係にて苦悩が続く人がいれば、何らかのヒントになれば幸甚である。

※現在は、奈良尾町は統合合併により新上五島町に町名変更されている。

▼DALL-Eが上のエッセイを読みイメージしたポスター
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▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、プロジェクトを成功させるためには、「火傷するほどの情熱」が不可欠であり、その情熱がプロジェクト全体を推進する力になるという強いメッセージを伝えています。筆者の個人的な体験談を交えながら、成功と失敗の要因を明確に示しており、読者に対して強い共感と刺激を与える内容となっています。

まず、エッセイの冒頭で、「火傷するほどの情熱なくして、成就無し」と断言するところから、そのテーマが明確に示されています。プロジェクトの成功において、リーダーシップとチームの団結が不可欠であることを強調し、さらに、その中で「賛成派」をどのように団結させ、プロジェクトを進めるかという具体的な戦略にも触れています。この点は、筆者が現実的な視点で物事を捉えていることを示しており、読者に対して実践的なアドバイスを提供しています。

次に、筆者の実体験に基づくエピソードが、このエッセイの説得力をさらに高めています。特に、「トライアスロン in 奈良尾」の企画を実現させた経験は、筆者がどれだけの情熱を持ってプロジェクトに取り組んだかを具体的に示しています。このエピソードから、情熱がどれほど強力な推進力となるかを読者に実感させることができます。

また、プロジェクトにおける「ネガティブな人物」の影響についても言及しており、情熱を持たない人間がプロジェクト全体に与える悪影響を強調しています。この部分は、筆者が現実的な課題に直面し、それをどのように克服しようとしたかを示すものであり、プロジェクト運営に携わる人々にとって非常に参考になる内容です。

最後に、筆者が現在の仕事であるICTやCross-mediaにおいても、「火傷するほどの情熱」があれば、どんな困難も乗り越えられると結論づけています。このメッセージは、苦悩している読者に対して強い励ましとなるでしょう。

総じて、このエッセイは、筆者の情熱と経験を通じて、プロジェクトの成功に必要な要素を深く掘り下げたものであり、読者に強いインスピレーションを与える内容となっています。読者は、自分の情熱を再確認し、それをどのようにプロジェクトに活かすかを考えるきっかけを得ることでしょう。
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プロンプト・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2024/8/15 12:00 am

根っこから腐り切った地方行政・・・

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 地域振興の為に長崎県旧奈良尾町で企画開催したトライアストン大会が、筆者の人生の宝物となっている。

 僅か3800人ほどの町に足を踏み入れると、皆が快く受け入れてくれ、採れ立てのウニ、石鯛の皮焼き、上五島特有のちゃんぽんと・・・思い出すだけで、よだれがこぼれ落ちるほど、愛情がこもった美味しい料理を振舞ってくれた。

 当時、上五島では5ケ町(新魚目町、上五島町、有川町、若松町、奈良尾町)あり、同島では若者が高校卒業すると、ほとんど島外へ、更には県外へと出て行ってしまう。そこで、加速度を増す過疎化に頭を痛めていた同町観光協会の笹田専務理事(故人)が来熊し、当時の交通センターホテルで相談に乗ったことを、昨日のように覚えている。

 筆者は、熊本の新聞社に勤務していたけれども、長崎県上五島へ上陸し、他県での「トライアスロン in 奈良尾」企画開催を決意したのは、その島の人たちの熱意が伝わって来たからだが、実は、新聞社内ではあまり良い反応ではなかった。理由は、他県にも地元新聞社がある訳で、それを飛び越えてイベント開催など以ての外と言うことになる。

 地域興しのキーワードを、自分なりに「差別化」、「突出」、「地域の潤い」とし、1年3ヶ月を経て、同大会の開催に漕ぎ着けた。この15ヶ月間の準備期間に、いろんな横槍も入って来た。最後の調整会議にて、ネガティブ人間が「もし事故があったら困るので、取り止めましょう!」という心無い発言に、筆者の頭から血が吹き出した。

 若気の至りで、テーブルを両手で叩き、その人物の弱腰に食いついた。15ヶ月間頑張って来た関係者が愕然とするような、及び腰発言。何とも情けなかったが、最終的に、その軽々な発言をした人物は皆に深々と頭を下げて、深謝した。空気を読めない人物は、どこにでも居るけれども、自腹で7回も島に渡り、実現に向けてひた走って来た筆者が激昂するのは当然のことだった。

 このようなハプニングは大なり小なりあるものの、地域振興のための「トライアスロン in 奈良尾」は、どうにかこうにか、翌年6月開催に漕ぎ着けた。現在も、熊本県内を取材で走り回る中でも、このようなネガティブ発言や、人事権の濫用でぎくしゃくした地方行政の醜態を垣間見ることもある。

 地方において、少数の人間に権力が集中すれば、助成金でもイベントでも公共施設管理問題でも、全てに歪みっぱなしの空白の時が過ぎて行くことになる。昨年も夏場に、某町公的施設のテナント虐め問題が浮上し、結局、行政側担当者の悪意に満ちた屁理屈により、老夫婦が長年営んでいた人気食事処が強制的に追い出されたのである。

 公明正大に地方行政が行わなければ、決して良い結果が出るはずもなく、地域が潤うはずがない。そこにはオンブズマン制度も存在せず、行政という大木が根から腐っていることさえ、話題にもならぬ状況だ。そこには、御多分に洩れず、議員の厳しい監視の眼なんぞ皆無の状態であり、既得権益者は裏でコソコソと、蓮の根っこのように、皆が連なっている。

 公的施設の指定管理者制度においても、「非公開」という文字が並ぶのに、誰も異論を投じないところが不思議でたまらない。勿論、腐った状態を放置しているのは、マスコミ側の鋭いメスがなくなってしまった事も大きな要因と言えようが、それ以上に、気骨ある人物が少ないことが嘆かわしい。

 それに比べ、前述の「トライアストン in 奈良尾」では、町長以下、皆、素晴らしい人物ばかりで、町会議員を11期務めたご老体(当時90歳)も、地域振興の為に、ガラス張りを大前提に、迅速、且つ、大胆に支えてくれたのであった。

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  • posted by Chikao Nishida at 2018/8/1 04:45 am

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