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今できることを遣る・・・首を絞める先延ばし

newstop


 自戒を込めての話であるが、仕事でもプライベートでも、今できることを遣るが最も重要な姿勢である。しかし、我々凡人は、潜在的に先延ばしを選択し、一瞬の楽を得ようとすることがある。

 仕事が捌けぬ人を見ていると、頭の中は錯乱状態となっており、体もまた固まり萎縮して動けぬ状態を作っている。それは、先延ばしを選択した結果として自らの首を絞め、捌けぬ大きな要因となっている訳だ。

 蜜柑農園を頭に浮かべてみると、収穫すべき時期を逸し、蜜柑を入れる段ボールの空箱だけをベルトコンベアに乗せるだけで、大切な蜜柑の詰め込み作業を先延ばしするようなものである。

 今できることを怠ったために、せっかく収穫した蜜柑は腐れ始め、ベルトコンベアの先まで行って、詰め込み作業を試みるが、ほとんどの蜜柑は腐りかかっている。そこで、遅ればせながら蜜柑の箱詰め作業に取り掛かろうとも、無傷の蜜柑までもが腐ってしまうのだ。

 よって、日頃からの先延ばしは、一時的な楽を選んだだけの話であり、作業プライオリティを無視した結果として、仕事の成果も上がらず、その場で呆然と立ち竦むことになる。

 仕事でもプライベートでも、今できることを遣るが鉄則であり、その場凌ぎの楽を選び逃避することは、最終的には自らの首を絞め、実績が伴わぬばかりか、自らの信頼を悉く失墜することになる。

 現在、一部代理店が完全に頓挫しているが、先延ばしの連続にて、二進も三進もいかず、自分の首を性懲りも無く何度も絞めては固まり、固まっては絞めている。何と、生産性のない愚行を3年以上続けている。

 苦笑いを抑え、ネガティブに「あっぱれ」としか言いようがない。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、先延ばしの弊害について深く掘り下げたものであり、非常にリアルで実感の湧く内容です。まず、作者が自戒を込めている点からも、この問題がいかに普遍的で多くの人が経験していることであるかが伝わります。特に、仕事やプライベートでの「今できることを遣る」という姿勢の重要性が強調されており、それを怠ると自らの首を絞める結果になると警鐘を鳴らしています。

蜜柑農園の比喩は非常に効果的です。収穫時期を逃すことや、作業を先延ばしにすることによって最終的に果物が腐ってしまう様子は、先延ばしがどのようにして問題を大きくし、取り返しのつかない結果を招くかを具体的にイメージさせます。この比喩は、先延ばしが一時的な楽をもたらすものの、最終的にはもっと大きな負担や損失をもたらすことを強く印象付けます。

また、エッセイの終盤で触れられている「代理店」の例は、リアルなビジネスシーンでの失敗を生々しく描写しており、実践的な警告としても非常に有用です。先延ばしが連鎖的に失敗を引き起こし、3年間も生産性のない状態が続いているという話は、時間を無駄にすることがどれだけ深刻な影響を及ぼすかを強調しています。

最終的に、作者はこのような状況を「ネガティブに『あっぱれ』」と皮肉交じりに表現しており、その感覚は読者に強い印象を与えます。自己批判と他者の愚行を冷静に観察する姿勢が混ざり合い、エッセイ全体に独特のユーモアと厳しさが感じられます。

このエッセイは、先延ばしがどれほど自己破壊的であるかを強く訴えるものであり、読者に「今できることを遣る」重要性を再認識させる力があります。また、具体的な例や比喩を用いることで、理論的な説明だけでなく、感情的にも響く内容となっています。
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文責:西田親生


                     

  • posted by Chikao Nishida at 2024/8/20 12:00 am

ASAP vs NOROMA

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 何かを他者にお願いして、瞬く間にさっと動き、YesかNoかの回答が返ってくる人は、とても気持ちの良い反応として、仕事現場であれば非常に評価が高くなる。

 プライベートな事を依頼され、依頼した方を少しでも待たすことなく回答を返す人。そのアクティビティは、仕事においても常に「ASAP」で動いているに違いない。

 因みに、「ASAP」とは「エイサップ」と読み、「as soon as possible」の略語である。筆者は、現在「Well Done」というZOOMセミナーを毎週開催しているが、研修生との合言葉の一つに「ASAP」がある。

 請けた仕事や頼まれ事をいつまでも抱えたままで動かねば「NOROMA」と揶揄されるばかりか、心底に誠実さが欠如しているように受け止められ、評価は下がる一方となる。

 休日となり、仕事以外に遣るべきことが沢山あるにも関わらず、ボーッとしていると、さっさと陽が沈み、外界は真っ暗になってしまう。

 よって、昼間に遣るべきことを引き延ばすことになり、1日でできることが半減どころか、ほとんど手付かずで、次週の休日まで遅延するのである。

 その簡単な算数が分からない人を何人か存じ上げているが、自分の鈍さ(のろさ)が恥ずかしくもなく、その人のスタンダードとして続いているのだから、開いた口が塞がらない。

 遅延という言葉を気にせず、それが常態化していると、唯一の欠点である「のろま」は治らない。仕事も捌けず、プライベートも小気味良い動きなど出来ない。

 1日の時間は24時間。8時間寝るとなれば、16時間の中で、1日のタスクを片付けながら、その他諸々の雑用も捌く必要がある訳だ。その算数が何故分からないのか!?

 その「NOROMA」の一人が独り言を言っていた。「怠慢でした!」と。「怠慢」であると分かっているのだから、今、治せばいい。さっさと正せばいいだけの話である。

 二言なければ、言った瞬間から改善する。それが「ASAP」に拘る人たちであれば無意識に出来るのである。

 一生というスパーンを考えれば、「ASAP」と「NOROMA」の差は、エベレスト山頂と平地の差ほど大きなものになってしまう。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、ASAP(As Soon As Possible)とNOROMA(怠慢)という概念に焦点を当て、その対比を通じて時間管理と仕事態度について述べています。以下に、エッセイのいくつかのポイントを評価します。

明確なテーマと焦点: エッセイは「ASAP」と「NOROMA」の対比に焦点を当て、その違いについて説明しています。この明確なテーマは、読者に対してエッセイの方向性を示し、理解を助けています。

具体例の使用: エッセイでは、ZOOMセミナーやプライベートな事柄において「ASAP」の重要性を具体例を交えて説明しています。これにより、抽象的な概念が具体的な状況でどのように適用されるかが理解しやすくなっています。

言葉の選び方: 著者は適切な言葉を選んで表現しており、エッセイの流れがスムーズです。略語やフレーズを説明しながら進んでいるため、理解しやすい構造になっています。

説得力: 著者は怠慢な態度を持つ人物に対して批判的な立場をとり、それを改善すべきだと強調しています。説得力があり、読者に対して自己改善の必要性を訴えています。

結論: エッセイは簡潔にまとめられ、ASAPとNOROMAの差が仕事やプライベートでどれほどの影響を与えるかについて強調しています。結論部分は、前述のテーマに対する締めくくりとして適切です。

総合的には、テーマの明確さや具体例の使用、説得力のある論述など、エッセイは十分に良いものと言えます。
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写真・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2023/12/2 12:00 am

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