
モノクロームの熊本城を自信を持ってアップしたが、如何せん、八景水谷公園で撮影した白鷺の静かな姿に「いいね!」が集中した。
海外の白鷺を見ると、ビビッドな絵面が多く、写真上のような冷え冷えとした和のイメージの白鷺の姿を写したものは少ない。色彩感覚も画角も異なる海外の眼は、正直なところ、まだよく分からない。国民性もあるので、「侘び寂びの世界」を説明するには、相当時間が掛かりそうだ。
作品の中で、竜門ダム(菊池市)方面で撮影した柿の木と熟した柿の実は、海外では意外だったらしい。昔は、柿と言えば、バーシモン。我々がゴルフを始めた頃のドライバーやスプーン、バフィ、クリークなどのクラブのヘッド素材がパーシモンだったことは、皆さんご存知のはずである。
筆者の場合、写真は撮ったままの姿をそのままご紹介するのが一番だと考えている。あれこれエフェクトを掛けて誇張するようなものは避けて通りたい。よって、リアリズムが一番。トリミングもほとんど行わない人間である。水平の傾きについては、時には微調整を施すこともあるが、可能な限り手を加えず、撮影されたままの写真に価値を持っている。
別にコンテストに出展したり、ポスターデザインに使用することもないので、筆者の作品がリアリズムであろうが、裸ん坊のままであろうが関係のない話なのだが・・・。
海外の方々のアクションは実に面白い。そのままの写真を見て、単刀直入に質問したり、その感想を述べてくれる。日本人の場合は、その辺は国民性が良く出ており、仲間内ではワイワイ騒ぐが、他人の作品に対してのアクションは静かなものである。逆に、写ガールへの反応は数十倍の勢い、弾けを感じるけれども・・・作品とは男女関係なく、そのままの作品をしっかりと鑑賞することが礼儀というもの・・・。ただ、最近の女流写真家の作品は、群を抜くものが多いのは事実!






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