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役立たずのコンプライアンス委員会・・・

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 全国津々浦々、「セクハラ」とか「パワハラ」とか、性懲りも無く繰り返される、おどろおどろしく、大人気ない、悪質な犯罪のニュースが毎日のように報道される。

 企業においても「コンプライアンス委員会」設置の動きが見えてくるようになったのは、ここ最近の話。それでも、「パワハラ」、「セクハラ」、「背任行為」などが後を絶たぬのはどういう事か。また、被害者が続出しているにも関わらず、被害者救済に動かぬ「コンプライアンス委員会」とは、どんな組織なのか。

 随分前のことだが、某企業の従業員より「パワハラ」の相談を受けたことがあった。その従業員に対して、嫌がらせの電子メール、SNSメッセージ、そして、face to faceにおける恫喝等々である。被害者は、CCメールにて社内全体で晒し者になったり、時には、掲示板に晒され公開処刑の様な被害を受けていた。

 聞けば、某企業には「コンプライアンス委員会」なるものが存在すると言う。被害報告が出ているのに、何故、早急に解決へ向けて、同委員会が動かないのか理解に苦しんだ。同委員会構成メンバーを調べると、何と、社長自らが同委員会委員長であり、公正中立なる第三者(外部の有識者)が一人も存在しないのである。

 更に、その被害者に圧力を掛けたり、嫌がらせの人事権を発動したり、虚偽情報を流布し被害者に濡れ衣を着せたりしていたのが、その社長だと言う。よって、役立たずの「コンプライアンス委員会」として、その責務を果たすはずもなく、皮肉にも、被害者が加害者に摺り替えられていたのであった。

 結局、社内外で何か経営側に不都合な問題が生じた場合に、「保身」の為の組織としては派手に活躍するものの、被害者救済への責務など皆無の状態。そこには「正義」、「正論」、「法の遵守」など存在することもなく、社内の裏世界にて「証拠隠滅」、「隠蔽工作」ばかりが蔓延ることになる。

 最終的に、被害者は腹を切るか、同委員会の言いなりになり泣き寝入りするかの選択を迫られたのだった。よって、相談を受けた第三者としては我慢ならず、同委員会メンバーの要である管理側の「首」へ、「パワハラ」の証拠物件を添付した書簡を、ダイレクトに送ることにしたのである。

 法を犯した人間が、某企業の社長である訳で、その職位を最大限に悪用し、「証拠隠滅」、「隠蔽工作」へと迷走するのは見えている。案の定、同委員会メンバーの一部はその悪代官に迎合する。更に、更に、管理側の「首」が部下を代理人として、証拠書類が入った書簡の「受取拒否」に走ったのだった。

 蛮行極まりない、分かり易い所業であるが、後日、その管理側の「首」個人へ、再度、封書により「従前事実確認請求」を送ることにした。そこで、返ってきた書簡は以下の通り。そこには、バレバレに矛盾する内容と、責任転嫁を堂々と記してあった。本末転倒なる愚行である。

 因みに、筆者が被害者に代わって書簡を送ることにした理由は、もし弁護士を立てて事を荒立てれば、被害者も某企業も大きな傷を残す可能性がある為に、先ずは、同委員会に「公正中立」な人が一人でも居れば、重罪である「パワハラ」の阻止に繋がるのではないかと考えたからである。

 しかし、それは見事なまでに裏切られてしまった。結果的に、想定内ではあったものの、加害者を含む同委員会主要メンバーが、書簡を「無視」することで、外部からの「正義」、「正論」を遮断し、揉み消しへと迷走したのである。管理側の「首」の言い訳は絶妙なるものではなく、苦し紛れの文言ばかり。

1)個人宛の書簡だったので、「受取拒否」を行った。
2)面識のない方からの書簡だったので、重要書類とは知り得ず、受け取る理由もなく、安易に「受取拒否」とした。
3)部下を通じて自分のサインも印鑑もなく「受取拒否」をしたのは、手続きの不備として謝罪する。

 上は全て虚言である。その理由は、以下の通り。

 1)については、最初の書簡は「某企業名 職位」を宛名に明記しており、個人宛ではなかった。
 2)については、同様の書簡を、以前に加害者である社長へ送りつけていた。よって、同委員会の要となる人物は、内容を知り得ている。
 3)郵便局責任者曰く、「受取拒否」の場合、宛先の本人のサインまたは印鑑、代理人の場合は、代理人のサインまたは印鑑も必要。

 このような「組織ぐるみの隠蔽工作」などは、あちこちで行われている蛮行だろうけれども、結構、被害者が泣き寝入りするケースが後を絶たないと聞いている。何とも理不尽極まりない蛮行だろうと、首を傾げる次第。

 今回、「パワハラ」などに対して大変良い勉強になったのは、以下の通り。現在、被害を受けていて困っている方や、過去において被害者として苦しんだことがある方には、是非、読んで頂ければと・・・。

 現在、社会問題となっている「パワハラ」や「セクハラ」などは、管理側の都合をぶつけて、必ずと言って良いほど「対峙の関係になった場合、君は辞めるか、もしくは周囲から白い目で見られる可能性がある!」とか「会社を選ぶのか、お前の我儘を通すのか!」と、個別面談にて首を絞めるブラック企業が多い。

 よって、自分の身を守る為には、絶対に感情に流されることなく、「真偽」を確と見定め、自分を本気で救ってくれる人(結構タヌキが多いから要注意)に相談し、先ずは「漣立てぬ作戦」を実行し、それでも、恫喝などで危機的状況にあるとするならば、外部から「正義」の圧力を掛けつつ、弁護士へ依頼することが懸命となる。勇気を持って、正義感が強い、熱血感の弁護士へ。民事であればディールノウハウが卓越した弁護士を、刑事であれば捜査官の眼を持つ切れ味の良い弁護士を!

 最後に、個別面談や立ち話では、必ず「録音」による証拠固めを忘れずに。また、上記の「パワハラ」についてはすったもんだは有ったものの、被害者は最終的に完全に護られた。・・・一件落着!

▼熊本地震前の「十八間櫓」(地震で崩壊したもの)
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文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2020/12/19 12:00 am

この記事に対する
コメント・トラックバック [1件]

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1. 山本博之 — 2020/12/19--10:41:08

世直しが必要ですね。

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