
昨年末、珈琲アローに行けなかったので、本日、新年のご挨拶方々、足を運ぶことにした。1964年(昭和39年)創業で、昨年50周年を迎えた老舗である。
珍しい琥珀色の珈琲をサーブするお店として、全国でも有名な珈琲専門店。三島由紀夫、島田陽子、阿川泰子など多くの著名人が訪れ、熊本の財界でも、「この店を知らねば潜り!」と言われるほど・・・お洒落な経営者が足繁く通っている。
店主の八井巌さん(79歳)は、年齢を感じさせないダンディーな方。肥後もっこすの典型でもあり、珈琲を点てる時など、お客に話し掛けられても、一切振り向くこともなく、黙ってお湯を注いでいる。その姿は、私が通い始めた34年前と全く変わりがない。
「あのお、砂糖とミルクください!」なんぞ言ってしまうと、「本物の珈琲は琥珀色なんです。・・・・」と、その拘りを話してくれる。確かに、西田佐知子(歌手:夫は関口宏)が歌っていたコーヒールンバの歌詞には、「琥珀色した・・・♪」があるので、確かに間違いはない。
新聞社時代は毎日のように足を運んでいた珈琲アロー。今は、オフィスの場所の関係もあり、年に数回ほどしか行けない。久しぶりに行けば、にこやかに迎えてくれ、昔話ばかりではなく、最近の話に花が咲く。
「毎日、何杯飲んでいるんですか?」という質問に、八井さんは「だいたい20杯くらいですかね!」と。・・・と、言うことは、琥珀色の珈琲を20杯ほど飲むのだから、ざっと計算すると、この50年間で約36万杯ほど飲んだことになる。
内緒だが、これが美肌と健康の秘訣らしい。
▼琥珀色の珈琲(器は、熊本県天草の水の平焼き)

▼黒電話が実にいい

▼壁には約90年前の木のタイル(昭和5年、熊本市唐人町の歩道に使われていたもの)

▼昔、有名レストラン「水車」にあった照明を移設

▼異業種交流ポータルサイト「ロゼッタストーン」(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

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