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聴く耳を持つ「コンビニ」への期待・・・

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<コンビニの昔と今>

 「お客様は神様」と言われる時代は終わった。当時、コンビニと言えば「安い」、「生活必需品は大抵揃う」、「手軽」、「トイレも自由に無料で使える」、「24時間営業」と、言葉は悪いが「便利屋感覚」でお客が利用する店舗というイメージが強かった。

 よって、お客の質は様々で、レジを待つのに行儀が悪かったり、何度も弁当を両手に取って触ったり、一度買った品物を別の棚に置き去りにしたり、災害時にペットボトルの水を買い占めたり、買い物をせずにトイレを使って汚したりと、今でも、モラルのない人がいないとは言えない。

 現在は、都市部でも田舎でも、コンビニはあらゆるところに存在している。食品や飲料水は多種多様だが、医薬品を除けば、化粧品やスマホ備品、酒やタバコなども、ハガキやレターパック、そして切手までが店頭に並んでおり、銀行支店が激減する中でATMの存在もありがたい。

 以前は大なり小なりのコンビニ各社が競い合ってきたが、現在は大手数社が席巻し、小規模コンビニは合併吸収または淘汰された。よって、大手コンビニは電子決済システムや物流システムを確立させ、コンビニ戦争は大手同士のビッグステージへと様変わりしている。

 「たかがコンビニ」と見下したり揶揄する人もいるかもしれないが、それは大きな間違いである。時代が変わり、コンビニが市民権を得てからと言うもの、「日々変化、日々進化」という結果として、これから先は、コンビニが「お客様を選ぶ時代」へと変わっていくに違いない。

<聴く耳を持つコンビニの姿勢>

 大手が運営するコンビニであり、商品クレームが実際に届くかどうか心配であったが、つい最近の話として、(1)卵の殻が薄すぎて割れやすい、(2)シュークリームの中身がスカスカという2点を、知人であるコンビニオーナーに伝えたのであった。

 しばらくしてのこと、(1)についてコンビニ本部が対応しているか確認するために、2ヶ月後に以前と同様の卵を購入してみた。持ち帰った卵を割ってみると、その殻が分厚く頑丈になっており、しっかりと改善されていた。

 (2)についても、1ヶ月ほど経ち、(1)と同様に確認のためにシュークリームを購入して中身を確認したところ、以前よりもカスタードクリームが増量されていた。しっかりした対応である。

 尚、以上の(1)、(2)については、直接コンビニオーナーに写真を転送して、事実確認を行っている。

<迅速なクレーム処理の必要性>

 商品クレームについては、そのコンビニオーナー次第であろうと推察する。今回の場合、コンビニ本部へお客の声をフィードバックし、そのクレームの事実確認と改善に動いた経緯を振り返ると、大手コンビニであっても、末端のお客目線でお客のニーズに応える姿勢を持っていることが理解できた。

 聴く耳を持ち改善するコンビニは、お客満足度をどう上げるか、ブランディングにおいても強いベクトルの存在を感じる。

 筆者のような庶民は、今後のコンビニの在り方について、私たち自身が民度を上げていけば、シナジー効果としてコンビニもより素晴らしいブランドに成長することを理解しなければならない。

 その逆も真なりであり、コンビニが「お客様を選ぶ時代」へと舵を切る時に、私たち自身もそのブランディングに寄与できるように、民度を上げていくべきではないか。

<コンビニはお客を育て、お客はコンビニを育てる時代へ>

 コンビニは多くの人々に利用される場所であり、その利便性やサービスの質が重要となる。クレームや意見を真摯に受け止め、改善に取り組む姿勢は、お客に対する真の価値を提供するために不可欠な要素であると言える。

 迅速なクレーム処理は、顧客満足度を向上させるために重要であり、コンビニオーナーがお客の声を聞き入れ、問題解決に取り組むことで、信頼を築くことに繋がる。よって、お客はコンビニを選ぶ際に、その姿勢やサービスの質を重視するようになる。

 私たち自身も、クレームや提言を適切な方法で伝えることが重要である。コンビニがお客の声に真摯に耳を傾ける姿勢を持っていれば、私たちも品質向上やサービス改善に寄与することができる。よって、コンビニの発展と共に、私たち自身もより良い消費者として成長していくことが求められる。

 コンビニはお客を育てる存在であり、一方でお客もコンビニを育てる存在となっている。お客の声を聴き、それに対応することでコンビニは成長し、お客のニーズに応えることで、お客はコンビニを選び続けるのである。

 この相互作用は、お互いを高め合う大切な関係であり、コンビニは常にお客の声に耳を傾け、改善に努めることで、お客満足度を向上させることができる。そして、お客も自らの意見や要望を適切に伝え、コンビニの成長と発展に寄与することが重要となる。

 将来のコンビニの在り方を考える上で、お客自身がより良い消費者として成長し、コンビニとの相互作用を築いていくことが必要である。お互いが共に進化し、お客満足度を追求することで、コンビニはますます強いブランドとなり、お客の生活にとって、今まで以上に必要不可欠なる存在となるに違いない。
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写真・文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2023/6/8 12:00 am

ポジティブな流れを阻害する、ネガティブ思考。・・・ネガティブな流れを助長する、超ネガティブ思考。

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 「逆境の長いトンネルに入ると、暗黒世界であった。頭の中が白くなった。赤信号に思考は止まった。」と、何処かで読んだようなノーベル文学賞作品「雪国」のパロディである。

 これは、或る人物が日頃から同じサイクルにて、それも長期間、ネガティブな小径を歩く姿を見て、筆者なりに表現したものである。決して、小馬鹿にしたり揶揄するものではなく、危惧の念を伝えるために、敢えて書き記しているものである。

 人物としては温厚なタイプであり、器用貧乏なところがある。また、群れるのを嫌い、自らの趣味をマイペースにて楽しむ人生を送ってきている、有能な人物である。(少々天狗になる癖も無きにしも非ず)

 ただ、ネガティブ路線を優先する悪癖があり、一度、逆境の長いトンネルに入ると、なかなか外界へ飛び出す根性に欠けている。折角、目の前に好機が訪れたとしても、見過ごしては選択肢を誤ることが多い。

 本人は分かっていても、ネガティブの漬物石が重すぎて、足元には鎖が絡み付き、その長いトンネルから脱出できないと言う。いやいや、それは超ネガティブ思考回路が、全てを阻害しているだけの話である。

 一つの要因としては、ここ数年の劣悪な仕事環境の可能性もあり、また、果たせぬ約束事にて自暴自棄に陥っている可能性もある。しかし、単調過ぎるライフスタイルもまた、一要因ではないかと考える次第。

 筆者の合言葉は「日々変化、日々進化。」・・・随分昔の話、或る企業経営者が、突然、「変化しないのも、進化だと思う!」と興奮気味に言ったことを、このコラムを書きながら思い出してしまった。しかし、トンネルの中にいる人物はそのような変人でも狂人ではなく、普通に常識人である。

 何故に、1年も2年も長期に亘り、人生のネガティブ路線を歩むのだろうか。損得の問題ではないが、どう見ても、自分の意志に蓋をして、周囲の不特定多数の人たちに感化され、或る時期、人生の分水嶺での昔のトラウマが払拭できないのではないか。

 よって、社会人となってこびり付いたトラウマ以前の、純真無垢なる学生時代に安堵するという、歳を重ねるにつれ、懐古的な思考が増幅し邪魔しているのかも知れないと、勝手ながら邪推したのだった。

 その人物の口癖に、「私は今鬱状態に入っているのかも知れません。」と言いつつ、「分かってはいるんですが、周囲に対しいて良い格好しようとする悪癖が、無様な今を引き出しているのかも知れません。」と。

 筆者は大声にて「下手の考え休むに似たり!」と物申したい。そもそも、悩んでいるものが小さすぎる。ちょっとした失態に対して、全てを不出来の絵の具で真っ黒に塗ってしまうから、トンネルから脱出できないのである。

 100点満点の人間なんて居ないのに、何故に、そこで格好付けようと、選択肢を誤るのだろうかと、首を傾げてしまう。可能性はまだまだ沢山残っているにも関わらず、1ミリも前に進まず、微動だにせず、暗黒世界に居座ってしまっては、光が射すことなどあり得ない。

 まだ若いのだから、些細なことで、大切な人生を無駄にしては欲しくは無い。「しっかりと耳の穴をかっぽじって、人の話を聴け!」と言って遣りたい気持ちで一杯となるが、気付いてくれれば良いものを。

 過去を振り返っても、今、札束を何億円も積み上げたとしても、過去は過去。戻ってくるはずもなく、懐古的に過去に酔いしれても、その頃の純真無垢なる人たちは、皆、殆どと言って良いほど、若き頃の殻を脱皮しているに違いない。

 田舎育ちの人が、大人になり都市部に住み、社会人として苦労を重ねてくると、懐古的になるのは理解できない訳ではないが、それが、この人にとっては「毒」でしかないようだ。

 暗黒世界のトンネルに入ったのだから、スイッチバックするしかない。ベクトルを変えるのは容易いことではないが、ここは歯を食いしばり、トンネルを包み込む険しい山中の唯一脱出できる道を見つけて欲しいものである。
castle20220715-06


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文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/2/17 12:00 am

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