ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

タグ » 西田親生のグルメ論

65年前の発明品「チキンラーメン」

chickenramen20230806-1


 数十年ぶりにインスタント麺の元祖である「チキンラーメン」をザ・夜食として楽しませていただいた。

 8歳上の兄が、受験勉強中に夜中によく食べていたことを思い出す。今まであまり食べたことはなかったが、日清食品のルーツでもあり、何度も実験を繰り返し、苦難の末に完成したもので、世界的な発明品と言える。

 今回は、熱湯450mlで鍋で作るか(1分)、熱湯400mlで器に蓋をして作るか(3分)を悩んだが、結局、後者を選んだ。

 麺の中央には凹みがあり、生卵を置くスペースを作ってある(昔はなかったような)ので、説明通りに熱湯を400ml入れて、すぐにラップを掛けて、待つこと3分。

 予想通り、生卵の白身の部分が半分以上が煮え切らない状態。やはり、卵は別に、温泉卵か、黄身に爪楊枝で小さな穴を数個作り、電子レンジで数十秒様子を見ながらチンした方が良かった。

 思ったよりも薄めの味で、塩味も優しく、サラサラとお菓子のように食べてしまった。忘れてしまったのが、ネギである。(実に筆者らしい)

 戦前にも、陸軍の夜戦食用として乾燥野菜などが存在していたろうけれども、鶏ガラスープと麺の取り合わせは正解である。

 器も十分温めていたが、熱湯450mlで1分で鍋で調理をした方が、更に熱々で旨いような気がする。

 開発された安藤百福さんは台湾のご出身で、日清食品の創業者であることもすこぶる頷ける。確か、NHKの朝ドラにもなったような・・・。

 次回は、0秒で食べれる「チキンラーメン」に挑戦してみようかと。もしかすると、パリパリ焼きそばのように餡掛けしたり、サラダのトッピングにしても面白いかもしれない。
chickenramen20230806-2


chickenramen20230806-3


chickenramen20230806-4


▼チキンラーメン公式サイト
https://www.chickenramen.jpLink
------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
https://www.dandl.co.jp/Link
写真・文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/8/5 12:00 am

和食の不思議な魅力・・・

washoku20230720-1


 シティホテルのキュイジーヌは大きく分けて、日本料理(和食)、西洋料理(フレンチ、イタリアン、その他)、そして中国料理(北京、上海、広東、四川、その他)となる。勿論、街場の人気レストランを見回すと、海外の料理は筆舌に尽くし難いほど多種多様となる。

 標題に「和食の不思議な魅力」を挙げたのは、和食には日本流唯一無二なる弁当(lunch box)にある。最近ではパリでも人気急上昇中と聞き及んでいるが、この弁当こそが「和食の不思議な魅力」を牽引している。

 上述の料理群は、基本「熱々で食す」が原則と言えよう。和食においても熱々の吸い物が心を癒し、熱々の秋刀魚の塩焼きが堪らない。

 ところが、日本の弁当は、電子レンジで温めても良いけれども、冷めたまま食しても乙なもの。筆者は、個人的には、オニギリを温め直すよりも、そのまま冷たいオニギリを頬張るのが楽しみだ。

 焼き魚もその他惣菜も、弁当箱の蓋を開けて、そのまま冷めたまま食すと、「日本人でよかった!」と心の中で叫びながら、黙々と各々の惣菜をつまみながら、間に白ごはんを頬張り、オニギリに齧り付く。

 しかし、西洋料理や中国料理も弁当にはできるが、全て冷めている場合、どうしても違和感がある。ステーキにフォアグラがトッピングされたものが弁当に入っていれば、それは温め直して食す方が断然美味い。

 また、中国料理にしてもエビチリやシュウマイ、春巻きなどを冷めたまま食べようとは思わない。五目野菜の煮込みやフカヒレスープも同様に、流石に冷めたものは、熱々のものとは格段の違いがある。

 それに対して、和食の弁当は、出来立てでも、温めても、そのまま冷めていても、何の違和感もなく美味しく食せるところが、すこぶる不思議に感じる。

 塩サバを焼いたものが熱々でも冷めていても、食欲を唆る。冷めたオコワも何度も噛んでいると、じわじわと小豆と餅米が踊りだし、胡麻塩との共演を楽しめる。

 ただ、温暖化が進む中で、特に夏場の弁当の取り扱いは非常に気を遣わねばならないが、冷たく保存している握り寿司もそのままの状態で食して至福の極みとなり、冷めた吸い物のウズラの卵もすこぶる美味い。

 世界でも稀有なる日本独特の弁当文化。これは先人の生活の知恵と工夫が凝縮されて完成の域に達したと推察するが、これほどまでに料理の温度に左右される事なく、美味なるものを創り出した日本人は実に素晴らしい。

 これが『和食の不思議な魅力』ではなかろうかと、深夜に小腹が空きつつ、この原稿を書き綴ったのである。深夜に見てはいけないものを見てしまい、大変後悔している次第。

▼「日本料理えのきぞの」のコース料理
https://www.dandl.co.jp/enokizono/Link
washoku20230720-2


▼「日本料理えのきぞの」の土鍋焚き立てご飯
washoku20230720-3


▼「松島観光ホテル岬亭」のヒラメとイセエビのお造り
https://www.misakitei.co.jpLink
washoku20230720-4


▼「松島観光ホテル岬亭」のウツボのお造り
washoku20230720-5


▼「松島観光ホテル岬亭」のアズキアコウのお造り
washoku20230720-6


▼「松島観光ホテル岬亭」の八寸
washoku20230720-7


▼「ステーキハウス蜂」の黒毛和牛ハンバーグとフォアグラ
washoku20230720-8


▼「四川料理 桃花源」のフカヒレ姿煮湯麺
https://www.hotel-castle.co.jp/restaurant/tokagen/Link
washoku20230720-9


▼「四川料理 桃花源」の乾燥鮑のステーキ
washoku20230720-10


▼「ダイニングキッチン九曜杏」の和食
https://www.hotel-castle.co.jp/restaurant/kuyoan/Link
washoku20230720-11


▼「ダイニングキッチン九曜杏」の洋食
washoku20230720-12



◎逸品一筆
https://note.com/chikaonishida/m/m8168b0aad056Link
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/7/20 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp