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イエスマンの存在は、企業を弱体化させるのみ。

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 いろんな企業を観察すると、独裁者の存在する企業には、何故かイエスマンが多く存在している。何をするにも、イエスマン。会議中も異論なしの、イエスマン。上司の指示を100%受けて、全て完遂ことだけに傾注している、イエスマン。

 しかし、上司からの指示が本当に全て正しいものなのだろうか!?人間であるが故に、答えは否であろうかと。イエスマンは、事前検証をすることもなく、それが正しくないと思っていても、諍いを避けて、イエスマン。

 イエスマンはとてもお人好しであったり、温厚であると思われがちだが、それはやや偏った評価ではなかろうか。上司の指示が、会社転覆に至るような緊急事態でもイエスマンであれば、会社が危機に瀕している時に、支える人間は皆無となる。

 独裁者のいる企業の会議の運営はとても似通っている。会議と言っても、既に一部の人間で決めたことを披露するだけのものが多く、会議という形はあっても、全く意味のない時間潰しの会議となりがちだ。

 会議は、討議あっての価値ある会議となる。会議前に何もかも決定しているのであれば、会議は不要。決定事項を、皆にメールや文書で通知すれば事足る。しかし、どうしても独裁者は高圧的な手法を用いて、常に部下を潰したがる。

 その悪き慣習が長期に渡り次の世代、次の世代へと継承されて行けば、いつの日か、自主性のない、苦言も提案もできない、イエスマンばかりが増え、企業は弱体化への道を辿ることになりはしないか。

 会議は、討議の場。反対意見、ウェルカムである。提言、これまたウェルカムである。上司の偏った異見が通らない、ウェルカムである。若手社員の意表を突くアイデア、ウェルカムである。最終的には合議制により、企業のベクトルを微調整しながら、アジェンダを実行に移すことが肝要となる。

 会議好きで知られる日本人であるが、これからの時代、効率の良い会議というものに衣替えされては如何だろうか。
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文責:西田親生


                     

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/20 12:00 am

「真意」を深読みできねば、「誤解」と「諍い」のオンパレード。

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 心配している人が、相手に対して「苦言」を呈す時に、耳打ちしながら優しい言葉を遣って指摘できるだろうか!?例え、優しく問題点を紐解いて話をしたとしても、危機感も伝わらず、その場で「苦言」はサラリと溶けて流れてしまう。

 筆者は、時折、ダイレクトに遠慮なく「苦言」を呈すことがある。「苦言」を聞く人は、決して心地良くはないはずだ。しかし、その「苦言」には「真意」がある。その「真意」を深読みして貰わねば、全て正確には伝わらない。

 勿論、気にも掛けない人であれば、「苦言」など呈すはずもない。「提言」など与えるはずもない。無視して、苦笑いして、舌を出して歩いて去るのみ。そこで、「苦言」を呈すのは、勿論、自分自身もまた心地良いものではない。

 何故ならば、「苦言」を呈すことは「憎まれ役」や「恨まれ役」になるという覚悟を持っての「苦言」であるからだ。その「苦言」を平べったく受け止められてしまうと、そこで生じるのは「誤解」となる。

 「苦言」の「真意」は「とても心配している」、「期待値は大なり」、「どうにか頑張って貰いたい」、「一丸となって進みたい」、「今を乗り切るには断腸の思いで」など、多くの意味合いが含まれている。

 そこで、神輿を担ぐように、ニヤニヤしながら饒舌にも「誉め殺し」のような発言をする阿呆な人間もいるが、それじゃ、何事も改善されず、先々何も良いことは無い。「苦言」こそ「相手に対する愛情である」と、筆者は考える。逆に、筆者が第三者から「苦言」があれば、しっかりと耳を傾けるように心掛けている。

 何故なら、周囲の多くの人の中で、筆者に堂々と「苦言」を呈してくれる人は、最愛の人や心友、信頼のおける仲間のみである。心配しているからこそ、「苦言」を呈す。しかし、そこで身勝手にも一方的な「誤解」で「苦言」に蓋をしてしまうと、後々、取り返しのつかない処に、ただ独り立つことになる。

 人との会話で重要なことは、「表層的な美辞麗句」にあらず。その言葉の「真意」を深読みして、真摯に人様のサジェッションに耳を傾ければ、九分九厘物事は上手く行く。そのメカニズムさえ理解できれば、人生において、常態化しつつあった「誤解」や「諍い」は激減することになる。

 物事を解決するには、常に自分が決め込んだ方程式が唯一のものでは無いことも、承知しておかねばならない。何故なら、物事を解決する方程式には、当然の如く「別解」というものが多く存在しているからだ。それも、意表を突くような、素敵な「別解」が。
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写真・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/15 12:00 am

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