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Timelapse撮影の基本・・・

▼「微速度撮影」は液晶画面から行う
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 今や、Timelapseと言えば、iPhoneなどのスマホでも簡単に撮影できる技術だが、一眼レフデジタルカメラでも、撮影可能なものが増えてきている。Nikonのカメラでは、Timelapseは「微速度撮影」で設定する。カメラを三脚に立てて、マニュアルでフォーカスを合わせ、「微速度撮影」の設定の中で、撮影間隔と撮影時間の設定を行い、後は「開始」ボタンを押すだけだ。

 ここで注意をしなければならないことは、三脚がしっかりと固定され、風や地面の振動なので動かないようにしておくこと。更に、オートフォーカス機能をオフにして、最初のフォーカスさえきっちりとやっていれば、誰でも簡単に極上のTimelapse映像が撮れることになる。

 ただ、1秒とか2秒とかの短時間でのシャッター間隔に設定すると、ゆっくりと動く雲などを大胆な動きとしては記録されないので、自分がイメージするものに対して、前もって試し撮りをして経験を積みながら、最適な間隔を見出さなければならない。

 例えば、10秒に1回シャッターを切るとすると、1分間に6回切ることになる。よって、撮影時間を30分に設定すると、6回×30=180コマが撮影される訳だが、ビデオは1秒間に約30コマなので、30分間の撮影で得られるTimelapseの尺は、僅か6秒となる。・・・しかし、雲などの動きは緻密でダイナミックなので、撮影後の満足度は上がりっ放しだ。


▼三脚にしっかりと固定して撮影する(ストラップがない方が風の影響を受けない)
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▼2016年9月8日に撮影したTimelapse

▼2017年8月24日に撮影したTimelapse

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  • posted by Chikao Nishida at 2017/8/26 01:38 am

モノクロームの世界

▼熊本市上通界隈
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 何度撮影しても、今まで1枚も納得できていないのがモノクローム写真である。

 フィルムカメラのように撮りたくても、そこはデジタルカメラの表現力やレンズとの相性かとも思われるが、まだまだ、モノクロームに対する探究が足りないと、つくづく感じてしまう。

 モノクロームは、色はないが、見る側へ課題を与え、見る側の想像力が大きく膨らむことになる。そこが面白い。ただ、光と影の中での表現は実に難しい。どこまでディテールを突き詰めればいいのか、どのようなグラデーションが心地よいのか・・・被写体によっても左右されるけれども、全く見当がつかないのである。

 人物を撮るのが得意と自分なりに思ってはいるものの、公然の場となれば、肖像権が付きまとい、一つ一つ許諾を受けながらの取材は実に効率が悪く、不可能に近い。よって、人が大勢居る場合は、すべて背後から撮影することで、肖像権に抵触しないようにしている。

 万が一、顔かたちがシャープに写ってしまった場合は、その部分をボカすしかない。そういった制限ありきの撮影となると、結局は景色や建物、動物へと楽な方を選びがちとなる訳だ。

 ・・・いつの日か、淡雪よりもキメの細かいグラデーションのモノクローム写真を撮したいと考える。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/9/19 12:00 am

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