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料理取材写真が「不快」だと、脅迫メールが飛び込んだ。

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 或る日のこと、筆者が数十年間取材してきた数万枚の料理写真を整理しながら、ZOOM研修素材としてピックアップし掲載していた時のことである。

 当時の全国取材は、(社団)日本鉄板焼協会の特別顧問兼広報戦略アドバイザーを受けていたので、全国各地の五つ星ホテルのレストランや、各地の超人気町場レストランの取材で東奔西走の日々を送っていた。

 中には、世界のホテルのホテルである「ザ・リッツ・カールトン」もあれば、国内ホテルでも老舗高級ホテルの「帝国ホテル」や「ホテルオークラ」、「グランドハイアット」などのレストランを取材して回った。

 滞在日程の関係で、一日目のランチをホテル東急の高級鉄板焼コース料理を取材。夕刻は、浅草方面にある人気鉄板焼レストランのコース料理を取材。翌日のランチでは、ザ・リッツ・カールトン東京の鉄板焼コース料理を取材し、完食して行った。

 更に、3日目は東京から博多へ航空機で移動し、ホテルオークラ福岡の鉄板焼コース料理、夕刻には同ホテル地階の広東料理のコース料理を取材試食するなど、胃袋と腸は爆発寸前となった。

 お陰様で、取材を強行する中で、筆者の「一生の宝物」となったのは、当時の多くの「匠」との出逢いである。そして、「匠」の温かい心が宿った、特別料理の数々。今でも、一つ一つの食材及び料理は、脳裏に色褪せずに焼き付いている。

 それを、「高級料理の写真を見るだけで不快だ!」と不躾なメールを送ってきた人物がいたのである。一見、「嫌がらせメール」のように思えたが、目を疑うような、憎しみが籠った「罵詈雑言」の数々に愕然とした。

 筆者は本業で全国各地を、それも自腹にて東奔西走していたので、取材した高級料理に「難癖」を付けられる筋合いはない。当時、レストランを貸切にして、一所懸命に特別料理を創ってくれていた「匠」への、「非礼なるメール」とも受け止められるので、筆舌に尽くし難いほど激怒した。

 驚いたことに、「嫌がらせメール」を送り込んだ人物本人は、地方の料理人だった。その人物が、他のジャンルの高級食材や料理の写真を見て、「不快」とは如何なものかと!?その人物の人格を疑わざるを得ないが、結局、諄い不躾なメールが3通も届いたのである。

 そこで、筆者は考えた。その人物は料理人ではあるが、全国各地で活躍し、スポットライトを浴びている「匠」への単なる「妬み」なのだろうと。そう考えれば、「不快」という言葉は、逆に、「匠」の崇高さを認めたことになる。

 そうなれば、「不快」の一言は、「私は雲の上にいる方々には敵わない。見ているだけで不快になった。凄い料理だ!」というふうに解釈すれば、何も問題はない。結局、自分の「完敗」を認めたのだから、それで良しとする。

 しかし、他人の仕事に対して、「横槍」やら「難癖」はあり得ない。同じ料理人であれば尚更のことである。この広い料理の世界を見渡せば、天才的な料理人もいれば、普通の家庭料理レベルの料理人もいる訳で、どのような料理を好むかは、お客様次第となる。

 何の根拠もなく、誹謗中傷するものではない。ただ、その人物が、上述のような罵詈雑言を日頃から発しているのであれば、自らの「赤恥」を曝け出すことになり、料理業界からオミットされても仕方ない。

 思い出したくもないが、挙げ句の果てには、「下衆の自慢話」、「貴方の仕事は辞めるべきだ」とまで書かれていた。よって、単なる「嫌がらせメール」が、事件性の高い「脅迫メール」になっていたのである。
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写真・文責:西田親生


                               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/28 12:00 am

大盛・赤牛ビーフシチューが目の前に!

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 久しぶりに熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏へ足を運び、カウンターに着くと、「新商品のビーフシチューは如何ですか?」とマネージャーからリコメンドがあった。折角なので、新メニュー「赤牛ビーフシチュー」を注文することにした。

 どう見ても、従来の肉量の3倍(300g以上)はあろうか。鉄鍋から溢れるほどの大盛「赤牛ビーフシチュー」が目の前にサーブされた。セットとして、他にサラダ、スープ、ご飯、コーヒー、デザートが付いてくるので、気合を入れて挑む必要がありそうだ。

 自称「グルメ通」の筆者と雖も、赤牛を素材としたビーフシチューを食すのは初の体験である。熊本名物の赤牛なので、肉の繊維は少々硬めさっぱりと思いきや、舌触りも優しく、舌の上で脂身が溶け、濃厚な味わいである。とても上品な味わいだが、ややドミグラスソースのくどさを感じた。

 この「赤牛ビーフシチュー」のセットは、肉や温野菜など全てを食べ尽くしたが、あと二口分のご飯が喉を通らなかった。とても勿体無い話である。昔ならば、「食べ残しは行儀が悪い!」と叱責されそうだが、料理長には大変申し訳ない気持ちで一杯となった。

 因みに、同レストランは、60年以上の歴史を誇り、和洋を提供する食事処である。特に、洋食はフレンチ、イタリアンなどバリエーション豊かで、グランドメニューも豊富。飽きないレストランとして、40年以上利用させて頂いている。

 和食に至っては、黄綬褒章や現代の名工を受章している凄腕の脇宮盛久料理長が構えており、会席料理(特別注文)を一週間ほど前に予約をしておけば、至福の極みなる料理を食すことができる。
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  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/23 12:00 am

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