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『覚醒』した人を見ると、心が躍る!

chikao


 先日、或る社会人(三十代)に苦言を呈した。別に可愛くもなければ、気にもならない人間ならば無視して放置するが、以前からよく知る人間だったので、敢えて、柔らかく厳しく、苦言を呈することにした。

 苦言は、実例を挙げ、一つ一つ噛み砕いて、優しさと厳しさを組み立て話をすることにした。勿論、筆者は彼を叱責する立場ではないが、その人物に『気づき』を求める気持ちの方が強く、敢えて、ベクトルの歪みを検証しながら話をしたのである。

 彼の表情を見ると、いつもの様に、やや遠目の距離感を感じるオーラが滲み出ている。多分に、一方的な『難癖』の始まりではないかと警戒したのかも知れない。しかし、一つ一つを紐解き、ベクトルの歪みについて語ると、しっかりと筆者を見て、真剣に話を聞いてくれた。

 30分ほど経ったろうか、それまで緊張の糸が張り詰めていたのが、急に肩の力が抜けた様に、表情も穏やかになっている。有り難いことに、筆者のサジェッションを、真摯に受け止めてくれたようだ。

 それから数日後、筆者のコラムについて感想文が飛び込んできた。これまで、ほとんどそのようなリアクションがない人物だったが、彼なりの言葉で感想文が舞い込んだ。

 その日のコラムがやや辛辣なものだったので、彼は自分のことだろうと勘違いしたようであった。しかし、それは彼への暗示ではなく、一般的なビジネスにおける心得についてのコラムだった。

 メッセージには、「今回の記事は私のことかと思っている次第です。失礼しました。」とあった。自分のことではないことを知って、再度メッセージが飛び込んできた。「そうでしたか。それもまた失礼しました。しかしながら、自分の事と思って、身を正していきたいと思います。」と。

 とても数日前の彼とは全く異なる人間のようなリアクションである。元々、気が優しく、周囲を気にし過ぎるが余り、重大局面において、迅速かつ正確な判断、実行ができない人物だった。そこを突いたのが、今回の苦言である。

 昔は、喧しい爺さんが、近所の悪ガキたちを叱りまくって躾をしていたが、今時、血族でもなく、会社の同僚でもない人間から苦言などあり得ない時代だ。しかし、良き時代の日本人の距離感は「向こう三元両隣」。彼への期待が大きいから、つい苦言を呈したのだが・・・。

 今回、彼にとってはいらぬ世話だったのかも知れない。しかし、今回のサジェッションを理解し、改善に至れば、5年後、10年後の彼の職位は圧倒的に上位にあるはずだ。特に、接遇をメインとする職種であれば、尚更のこと。

 彼も妻帯者でもあり、10年後には会社を牽引する重責を果たさねばならぬ時期が訪れる。その時、部下の鏡たる存在になっているか否かで、人生が随分変わると、筆者なりに考えたのである。

 今回のサジェッションが奏功するためには、更なる努力と実践が必要となる。人の三倍努力すれば、先々は管理職の先頭を走り、更に、人の三倍信頼を勝ち取れば、経営側に必要不可欠な人材となる訳だ。

 有難いことに、彼は一瞬にして『覚醒』した。その証拠に、「覚醒」した彼の表情は、言葉に尽くせぬほどの素敵な笑みに満ち溢れていた。

 ○○くん、君なら遣れるよ!


kakusei20220801


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  • posted by Chikao Nishida at 2022/8/1 12:00 am

スキルのない人は、遠回り。スキルの高い人は、ショートカット。

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 スキルのない人は、遠回り。スキルの高い人は、ショートカット。長い人生、どれだけの差がつくものかと・・・!?

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 簡単な例を挙げれば、ゴルフのコースを思い起こしてもらいたい。

 スキルの高い人は、ドッグレッグの角にある木々の上を狙って、ショートカットのショットを選び、近道をする。方や、スキルのない人は、コース通りにドッグレッグの角に近いフェアウェイ中央を狙うことになる。

 ここで、すでに1打の差がつく訳だが、人生そのもののように感じてしまう光景だ。また、2打目のポイントの前方に大木が邪魔をして、直接ピンを狙えない場合を想定してみる。

 スキルの高い人は、スタンスを大木よりも右とし、2打目に選択したアイアンのヘッドを普段よりも被せ(ピンの方向へ)、スウィングはそのままで打つ。ボールは、一度右側へ飛び出すが、大きなカーブを描いて、ピンへ近づいて行く。

 ところが、スキルのない人は、アンプレアブルを自己申告し、ドロップして3打目を打つことになる。この差は、大きい。前述の場合と同じく、ここでルール上、1打の差がついてしまうのである。

 ICTにおけるパソコン操作も同様のことが言える。スキルの高い人は、コマンドキーにてショートカットで業務に臨み、30分ほどで完了する。しかし、スキルのない人は、両手人差し指計2本で、だらだらと作業を進め、気づけばランチタイムを過ぎている。

 また、スキルの高い人の画面を見ると、異なるアプリケーション画面を複数見ながら、データの互換性を上手く利用し、コンビネーションに長けた業務を行う。それに対して、スキルのない人の画面を見ると、案の定、複数デスクトップの活用もままならず、あれやこれやと悩む内に、就業時間となる訳だ。

 スキルを高くする、しない、は勝手だが、社会人として数十年勤務をする気構えがあるのならば、即刻、自己研鑽、スキルアップに精進した方が、高給取りになる可能性は高いと言えるのではないか。

 信じるも、信じないも、Up to youとなる。


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  • posted by Chikao Nishida at 2022/5/27 12:00 am

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