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危険極まりないデジタル世界・・・

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 デジタルを本業としていて、その便利さに日々感謝しているものの、デジタルは想定外に「危険」な要素が含まれている。以下、ランダムに書き記してみるが、日頃から慣れ親しんでいると、つい、忘れがちとなる。

1)一瞬にして、どれだけでも改竄が可能
2)瞬時に地球の裏側へも宇宙空間へもデータ送受信可能
3)遠隔地から別のデバイスをリモート可能
4)ポストスクリプトタイプのフォントはどんなに拡大しても線が美しい
5)文字、動画や音声など簡単にエフェクト処理が可能
6)複写が容易で、無限に転載が可能
7)重さを感じないので、膨大なデータを携行可能
8)仮想現実世界を創造することが可能
9)データベース構築が簡単で多元的な処理が可能
10)クラウドによりデバイス一つでいつでもどこでも仕事が捌ける

 想定外に「危険」というのは、上記のようなデジタルの利便性を悪用することである。

 1)情報を改竄され、信憑性に欠ける情報(フェイクニュースなど)が生まれる。3)では、ハッカーが会社や個人のコンピュータに侵入し、企業機密情報や個人情報を盗む可能性がある。5)では、画面上で実物より美男美女に整形され加工される可能性がある。6)においては、国際的な著作権侵害事件に繋がる可能性がある。7)では、大容量の機密情報が盗まれる可能性がある。8)では、現実逃避を好む人が仮想現実世界において悪さをする可能性がある。

 より緻密に分析すれば、枚挙に遑がないほどに、便利なデジタル世界において、予想を遥かに超える「危険」というものが、足元にゴロゴロ転がっている事実を知る必要がある。

 つい最近のことだが、某社公式サイト最新ニュースがアップされていた。「新型コロナウイルス感染」に関するものだが、僅か2日も経たぬ内に、2日前の情報が削除され、新たに、それも短文にて「続報」という記述で上塗りしている。ここで疑問に思ったのが、「続報」として最新情報をアップするのは構わないが、何故に2日前の情報を削除しなければならぬのか、非常に不可解である。これは、上述の1)に当たるもので、情報の信憑性を欠く一例となる。

 ネット上の多種多様なる公式サイトをじっくりと検証すると、その企業モラルが良く見えて来る。上記のように都合の悪い情報を突然削除したり、公然と不適切な言葉を不特定多数の人たちに向けて投げ掛けたり。企業において、遊び半分の愚行に走る担当者も少なくない。ネット上で公式サイトともなれば、これは玄関の表札である。担当者次第では、企業の表札に泥を塗る行為を恥とも思わぬ者もいることを、経営者であれば常にチェックしておかねばならない。

 対外的にトラブルが発生した場合、素直に非を認め、公式サイト最上位に「告知」として、誠意をもって正直に説明すべきである。ベストな処理は、代表者名にて丁重な謝罪文を逸早く掲載すべきであろうと。しかし、それが普通に出来ない企業が多いのは、企業内における「責任転嫁」、「証拠隠滅」が常態化しているのが大きな要因と言える。企業の知名度が高いからと言って、表層的な企業イメージを鵜呑みする訳には行かず、慎重に判断すべきである。

 近頃、目の前には「企業モラル」を検証するのに、幸運にも、最適なサンプル(WEBサイトやブログ、SNSなど)が存在している。恫喝などのパワハラやらセクハラ、詐欺の臭いのする企業であれば、「責任転嫁」と「証拠隠滅」を武器として、トラブルシューティング(火消し)に東奔西走している。残念ながら、「企業モラル」としては「笑い者」のレベルでしかないが、逆に、反面教師として十分役立つサンプルとして重要視している。

 以上、物足りない解説で申し訳ないけれども、便利なデジタル世界において、この世界に隠された「本質」なり「本性」なり「実態」なりを、しっかりと見抜く眼力が必要とされる、面倒臭い時代となった。それで、日頃から一方的なデジタル情報を無意識に鵜呑みをすることなく、必ず裏を取り、最終判断を下す癖を付けて頂ければと考える次第。


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写真・文責:西田親生
 

             

  • posted by Chikao Nishida at 2021/8/10 12:00 am

正しいSNSの利用法・・・

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 ディー・アンド・エルリサーチ(株)がインターネット事業に着手したのは、1994年の秋だった。それは、商用インターネットが日本上陸した年でもある。よって、1995年〜1997年は、各地のインターネット研修会に招聘され、全国を宣教師のように走り回り講演活動をしていた。しかし、なかなか理解が得られず、県南の某ホテルにてオウム真理教と揶揄されたこともあった。

 当時、リクルート社のミックスジュースや毎日新聞社のジャムジャムなどの公式サイトが早々と開設されていたが、国内大手企業で着手しているところは、一部上場企業と言えども稀有であった。勿論、Yahoo Japanも楽天もライブドアも、産声を上げたのは、確か1996年7月頃であったと記憶する。

 上述の商用インターネット上陸から今年で四分の一世紀ほどが経つことになる。ご存知の通り、それは秒進分歩の勢いで、日々加速度を増しながら進化して行くことになる。十八世紀後半にイギリスから始まった産業革命どころの騒ぎではない。勿論、そこには、アップル社のMacintosh(1984年日本上陸)などのパソコンや、キャリア提供の携帯電話などのデバイスが大きな牽引役を果たしてきた。

 このようにインターネット黎明期を振り返れば枚挙に遑がないが、公式WEBサイト構築が全国津々浦々へとじわじわ浸透し、更に、電子メールの遣り取りが普通に行われるようになり、2000年頃はネット上でのビジネスモデル開発の時代へ、そして、現在のSNS時代へと移り変わって行った。

 SNSとは、ソーシャルネットワークサービスを言う。インターネット上陸当時、デジタル文化に乗り遅れた人たちも、今や、デバイスの進化により、何も悩む事なく、掌に持ったスマホやタブレットで、簡単にWi-Fiなどの無線通信により、世界中のWEBサイトやオンラインショップなど閲覧できるようになった。デジタル音痴という言葉も死語になるほど、ネットは生活の一部として、個人領域を覆い尽くしてしまったのだ。

 ところが、便利な世の中になるのは実に良いことではあるが、SNS時代となり、残念ながら事件事故が日々絶えない。例えば、個人情報を盗み、個人を特定した上でストーカー行為に至ったり、未成年者を出逢い系サイトで誘い、買春事件が起きたり、殺人事件までも起きるという「ネット地獄時代」へ突入してしまった感がある。また、世の中がデジタルで埋め尽くされたが故に、ハッキングにより大量の個人情報が湯水の如く流出している。最近の話では、先般世間を賑わせたビットコイン(仮想通貨)事件も記憶に新しいところである。

 ここ数年の話だが、Facebook、Twitter、Instagram、そしてLINEなどに人気が集まり、そのユーザーたるや、地球上で数億人単位の人たちが利用するようになっている。しかしながら、すこぶる便利な機能がテンコ盛りではあるものの、人が作ったものに安易に乗っかると、必ず、心無い人からの誹謗中傷・揶揄などの攻撃があったり、詐欺事件に巻き込まれたりで、世の中が混乱した中でデジタルの波に呑み込まれる人たちも多いというのが現状である。

 妙な事件や事故に遭遇する人たちは、デジタルの利便性だけに依存し、その「ネット地獄」の闇の部分を軽視している人が圧倒的に多いようだ。それが大問題である訳だが、実は、日頃からの「SNS利用法」の勉強不足が多種多様な事件事故を誘引していることに気付くべきだ。何の自覚もなく、日々、SNS上で虚栄に満ち溢れた個人情報発信に明け暮れ、赤恥をかいていることさえ、全く知る由もないという「民度」の低さだけが露呈している。

 本日のタイトルは「正しいSNSの利用法・・・」としているけれども、この場で微に入り細に入り、詳細まで書き綴れない。以上のように、危険性が輻輳しているSNS時代において、大人として「モラル」、「危機感」などへ関心を持ち、砂漠の地雷原に敷き詰められた「無数の地雷(罠)」にしっかりと対応すべきではなかろうか。



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  • posted by Chikao Nishida at 2018/5/13 04:03 am

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