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不誠実なるホテルの実態・・・

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 ホテルを利用する際には、玄関ベルカウンターにて、利用客は車の鍵を預けることになる。どのホテルも入館時に同様な手続きを採っている。

 某ホテルで食事を終え、ベルカウンターに行き、車の鍵の引き換え券を手渡すと、「すみません。宴会のお客様と間違って鍵を渡してしまいました。」と言うので、キーケースが見つかるまで、ロビーで待つことにした。

 2月の寒い日だったので、ロビーの椅子に座って待っていると、足元から段々と刺すような寒さが募ってくる。玄関ドアが開くたびに、冷気が流れ込み、その寒さに耐えられなくなった。

 3時間半待っても、何の連絡もないので、再びベルカウンターに問いかける。結局、ベルカウンターの若い担当者が間違ってキーケースを渡し、その客の顔さえ覚えていないと繰り返すのみである。

 車の盗難が全国各地で発生しているので、ディーラーに電話を掛けて、キーのシリンダーごと交換するという結論に至る。車の鍵がないので、オフィスからホテルまで、タクシーに予備キーを運んでもらうことにした。

 キーケースには、車のキーの他、オフィスキー、自宅キー、金庫キー、ゼロハリバートンのキー、バッグのキーなどが入っていたので、危険を回避するために、念のため、翌日にタワー型の駐車場契約を行い、シリンダーごとの交換ができるまで車を預けることにした

 ディーラーから連絡が入り、ヨーロッパからキーおよびシリンダーを運ぶので、本日手配してもシリンダーごとの交換は1ヶ月ほど掛かると言う。

 駐車場の契約は1年契約とのことで、土日も含めて24時間使用の場合、高額となるが、致し方なく契約書に印鑑を押し、シリンダー交換が完了するまで、その駐車場に預けることにした。(1年契約なので途中解約は認められない)

 それから一週間経ってもホテル側から何の連絡もない。痺れを切らし、ホテルへ「キーケース紛失」について問い掛ける。返ってくる言葉は、「探しましたが分かりません。」と、宴会主催者や誤って渡した人の調査をしないままという、誠意のなさ、危機管理のなさである。

 某ホテル側の不誠実さに、激怒しない者は誰一人もいないはずだ。電話を切った翌日だったか、同ホテル利用のみ可能な食事券(10万円分)を持参して詫びを入れにきたホテルスタッフ。

 役員など全く素知らぬ顔して、ぺいぺいのスタッフを遣いにやり、10万円の食事券(1,000円券100枚)で有耶無耶にしようとするなど、子供騙しとしか言いようがない。10万円と雖も、料理の元価を三割と考えれば、実質、僅か3万円の詫びということになる。

 車のシリンダーごとの交換は30万円ほど掛かる。また、駐車場の年間契約はそれより高い。更に、キーおよびシリンダーが届くまでの1ヶ月は代車を借りる必要がある。

 レンタカーを考えてみたが、愛車同等の車を借りるとなれば、1日あたり5万円〜6万円が必要となる。ディーラーには1ヶ月間デモカーのレンタルシステムはない。結局、全ての費用を自己負担。更に、1ヶ月間の仕事はタクシー移動で20万円ほど掛かった。

 ところが、現在に至るまで、公式謝罪の書簡が手元に届いたのは、3年前の話。それまで、宴会主催者から当時の参加者を割り出す調査も怠り、長年に亘り、全く弁償をする動きを見せなかったのである。

 このような不誠実極まりないホテルは、過去において、一度も見たことがなかった。ホテル側は自らの失態について書簡では認めたものの、これまで掛かった費用を弁償するという動きを見せることがない。

 法的には、ホテル側には、寄託契約における債務不履行責任(契約責任)があり、早々に上記の全ての費用を負担する債務が生じるが、それに応じようとしないホテル側。何ともこの不誠実さはどこから来ているのかと、首を傾げるばかり。ホテル側は、稚拙にも個人的な感情論で暴走、迷走しているに過ぎないのである。

 先般、某ホテル代表取締役へは書簡を送ったが、無言、無視、逃走の構え。何を血迷っているのか、保身に必死なのか知らないが、ホテルとしてのプライドもなければ、恥ずかしさの境界線を逸脱するベクトルへと動きつつあるようだ。

 現在、某ホテルの過去における失態の「未解決事案」が山積み状態のようだが、今回こそ、過去の失態をリセットできるよう、誠意ある対応に期待したいものである。決して泣き寝入りすることなく、社会正義を貫かねばならぬと考えているところである。

 元々、某ホテルはホテルらしくない動きを採る悪しき慣習が蔓延っている。特に、役員については、秘密主義、虚偽情報吹聴、隠蔽工作、証拠隠滅、事なかれ主義、責任転嫁など、客より自らの足元を優先するところがあり、これまで、大なり小なり、失態の履歴多きところであると周囲から聞き及んだこともあった。

 人の命と財産を預かるホテルとして、危機管理へも無関心なホテルがこの世にあることに目を疑い、耳を疑う。これが、ホテルのホテルと称賛されるザ・リッツ・カールトンや帝国ホテルであれば、非の打ち所のない対応を迅速に行うに違いない。

 万が一、早期に某ホテルから善処するとの連絡がなければ、捜査機関やマスコミ、消費者センター等に相談せざるを得ないことになる。
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書・文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2023/7/25 12:00 am

「バレなきゃ、構わない!」は、通用しない。

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 悪事は、水面下で行われている。狡猾で厚顔無恥な人々による「バレなきゃ、構わない!」という稚拙で非常識な行為は、違法行為と知りながらも、性懲りもなく悪事に手を染める者たちの行いだ。

 最近の報道では、全国区で展開している自動車関連事業社(新車・中古車販売、修理、車検などを主業務)の「闇」が暴かれつつある。目を疑うほどの数々の悪行に、絶句するしかない。

 お客様から預かった大切な愛車をボコボコにして保険金を水増し請求するなど、これほど非倫理的な行為はどうして許されるべきではないだろう!?車を愛する経営者であれば、預かる時よりも美しく、高精度の車両診断を行い完璧な修理を施すのが、車のプロフェッショナルとしての当然の姿勢ではないか。

 報道によると、何を血迷ったのか、預かったお客様の愛車をボコボコに傷つけ、水増し請求とは本末転倒としか言いようがない。今回の事件は氷山の一角に過ぎず、他の同業社にも当然疑惑の目が向けられるに違いない。内部告発が一斉に行われることを、心より望むばかりだ。

 全ての分野で、お客様が気付かないところで悪事が行われ、利益が膨らんでいくことに憤りを感じる。中古部品を使っているのではないか、新古バッテリーを使ってバッテリー交換を行っていないか、中古車の走行距離を操作していないか、死亡事故車を偽装していないかなど、疑念を抱かずにはいられない。

 今回の自動車関連事業社に限らず、全国津々浦々を捜査すれば、同様に保険金詐欺的な行為が無数に存在するはずだ。「バレなきゃ、構わない!」という姑息な手法で活動する者たちが想像以上に多い。不正行為、違法行為の温床となっている業種を徹底的に調査すれば、今回報道された悪行があなたの身近にも行われている可能性は高い。

 病院においても、ベッド数とそれに対応する看護師配置が十分であるのか。患者対応が杜撰であり、認知症患者さんに対して通帳や印鑑やカードなどを預かり、金銭を不正に着服していないか。肢体不自由の患者さんに対する暴力が横行していないか。点滴や飲み薬を間違って別の患者さんに投与していないかなど、疑念を抱けばキリがない。

 飲食業においても、トレーサビリティがしっかりしているのか。仕入れた魚が本物の魚種なのか。長期冷凍保存している食材を、鮮度劣化を知りながらも使用していないか。牛肉やその他の肉類を偽装していないか。不適切な衛生管理で調理をしていないかなども、同様に疑念を抱けばキリがない。

 何故、心無い人々は水面下で「バレなきゃ、構わない!」という行為を繰り返すのだろうか!?自己中心的でプロ意識に欠ける彼らは、それぞれの業種においてプロフェッショナルとは言えず、むしろその業種に身を置くこと自体が「恥ずかしさの境界線」を逸脱してしているに過ぎない。

 いくら商売だからといっても、お金を払って足繁く通うお客様、病院を信頼して持病を克服しようとしている患者さん、自分の名前も周囲の人たちも分からぬ重度の認知症になった患者さんに対して、とことんプロとしての誇りと心意気を示してもらいたいものだ。そのような姿勢ができないのであれば、即刻、商売を辞めて頂くことが、世のため人のためになることだろう。

 我々は、社会においてお互いに信頼し合い、誠実に仕事をすることが求められている。どんな業種であっても、職業倫理や倫理観を大切にし、顧客や利用者に対して真摯な態度で接することが重要である。

 そして、報道によって暴かれた不正行為や違法行為に対しては、徹底的な調査が行われるべきだ。ただし、我々個人も慎重になり、単に他者を疑うだけでなく、疑わしき行為に遭遇した場合には適切な手段で報告し、社会全体の安全と信頼を守る努力が必要となる。

 悪事が水面下で行われることは、社会に対する背信行為である。我々一人ひとりが倫理的な行動を心掛け、社会全体が誠実さと信頼に満ちた場所になることを願って止まない。
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書・文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/7/24 12:00 am

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