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▼八景水谷公園の小鷺

　今日の小鷺は、いつもと違った。図体が小さいのに、大鷺のように威風堂々としている。

　湧水池の奥に屯していた数羽の小鷺。縄張り争いなのか、恋人の争奪戦なのか分からないが、木々に囲まれた狭い空間を上手く飛び回っていた。

　真上を通過したり、目の前近くを飛んだりと、大変忙しくしていた小鷺だが、カメラで捉えた写真を見ると、迫力ある野生感が強く伝わってきた。

　ただ、黄色いソックスを履いているのがご愛嬌。声は濁声で姿は鶴に勝るとも劣らぬ美しさと、そのギャップも魅力的だ。

　実はカワセミのダイビングを、２組のカメラとレンズで比較して、どちらがフットワークが良いのかの実験日だった。しかし、小鷺の動きに振り回され、いつの間にやら、小鷺三昧の取材日となってしまった。