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貪欲者は損をする!

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 貪欲者は、損をする!・・・先般取材したアオサギの魚獲りを例に挙げて、お話したいと思う。

 或る日のこと、アオサギ(写真上)は、自分の下顎が千切れるほどの獲物を捕まえたが、何度も呑み込もうとしても喉を通らない。それでも諦めず、更に、咥え直して呑み込もうとする。

 しかし、獲物はアオサギの口の中に顔を突っ込んだまま、アオサギの喉から胃袋へ入って行かなかった。それでも諦めきれないアオサギは、突然、獲物を咥えたまま木のてっぺんの太い枝へ飛んで行った。それでも、苦しみもがきながら呑み込もうとしている。

 結局、アオサギはその獲物を川に落としてしまい、滑稽なお芝居は幕を閉じたのだった。

 獲物を落としたアオサギ。再び川に舞い降りて、キョロキョロと物色を繰り返す。元々、魚獲りが下手なアオサギなので、その後、美味しい獲物を得たのかは定かではないが、「こんな人間も、よく見かけるな!」と独り言を呟いてしまった。

 自己中でデリカシーがなく、他人のことなど眼中にない、さもしい人間の姿とオーバーラップしてしまう。つまり、「貪欲者は損をする!」の典型である。・・・今まで、そのような人間を見てきたので、アオサギの動きは実に滑稽であった。

 身の丈を知り、自分の口のサイズに合った獲物をゆったりと美味しく食せば、何の問題もない。しかしながら、セカセカと辺り構わず土足で踏み込み、貪欲さを曝け出せば、誰からも相手にされず、動いただけ大損をすることになる。

 記事を書いている中で、「残り物に福がある」という教えを思い出した。これこそが、懸命な人としての生き方であろうと再認識した次第。

 
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/12/4 01:33 am

時代錯誤も甚だしい・・・

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<時代錯誤も甚だしい>

 一般的に、発注側と受注側の合意の下に、仕事が発生することになる。そこで、飲食や補修工事、物販などの商行為が生じるのである。誰が言ったか「お客様は神様」の旧石器時代は終わり、今の時代に至っては、何の意味も価値もない。

 何故なら、互いにお客様であることを知るべきだ。カーディーラーがホテルを利用すれば、カーディーラーがお客で、ホテル側が受け皿だと思い込む。しかし、ホテル側が社用車数台をそのディーラーから購入するとなると、逆にホテル側が上客に大変身してしまう。

 だから、上下関係や優劣を豪語するのはナンセンス。双方が常にフラットなのが健全な関係と言える。欲する人がいて、提供する人がいる。提供する人がいて、欲する人が満足することになる。互いがフィフティ・フィフティという関係で、相互協力をすることで、初めて、より良い仕事が可能となる。

 しかし、初手から上下関係や優劣を強調すれば、その仕事が円滑に運ばぬことさえ分からぬ人が多過ぎる。金銭を支払う方は逆立ちしても、決して偉くはない。自分にない物を、金銭を支払うことで入手できるのだから、感謝感激の念が先なのではなかろうかと・・・。

 A5の極上ステーキを食したければ、数万円を支払い、食して大満足となる。牛から飼って、肥育して食べる人など皆無に等しい。また、アウトバーンを突っ走りたければドイツでポルシェを購入し、アクセル全開となる。パーツを購入し、高級車を手作りする人も皆無に等しい。

 食事でも、旅行でも、車でも、何もかも、金銭をもって自分の夢を果たすことになる。諄いようだが、購入する方が決して偉いはずがない。そこには、優劣や上下関係など生じるはずもない。自分が金銭を支払い偉いと思っているから、金銭では買えないVIP待遇やおもてなしを受けられる訳がない。

 契約は信義則に基づき、双方のフラットな関係を維持することが肝要であり、ベストである訳だ。ちなみに、コンビニなどで太々しい態度をとっている人は、時代錯誤の申し子の典型のようなものだ。

 大分の高崎山の猿のように、人は何千年経っても上下関係を作りたがるが、結果として、精神文化の低迷を惹き起こし、つまらぬ諍いばかりの世界となってしまう。・・・実に、情けない。「燕雀知らず天地の高さ」とよく言ったものである。

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  • posted by Chikao Nishida at 2017/12/3 01:09 am

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