
震災の傷跡を残したまま、健気にも紅葉シーズンを迎えた熊本城。今回は、加藤神社登り口付近にある監物櫓を撮影した。
同櫓の石垣は、震災後7ヶ月間が経ち、数千回もの余震の影響もあり、以前よりも所々に亀裂が生じ、大変危険な状態となっている。櫓自体は、やや内側へ傾きズレており、土壁が剥げ落ち竹組みが剥き出しとなっていた。
このままの状態が続けば、石垣は苔や雑草で覆い隠され、その割れ目が雑草の根で抉られ、崩壊するのも時間の問題に思えて仕方なかった。よって、大きな事故を防止するには、早期修復に着手する必要があるのではないかと・・・。
最近は、熊本城へ足を運ぶ海外からの観光客もじわじわと戻って来ており、同櫓近くの坂道では、皮肉にも記念撮影をする人で賑わっている。ガードマンも、観光客から声を掛けられれば、ニコニコと観光案内人のように饒舌に近況を伝えていたようだ。



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