
幼い頃に、友達と良く遊びに行っていた真言宗 金剛乗寺。同寺入り口にある石門は、山鹿市指定文化財となっている。その形状が珍しく、本日、それを潜る瞬間に、当時へとワープしてしまった。
日々取材で色んなところへ足を運ぶけれども、寺社仏閣へは、祈りや願いを伝える為に訪ねるものではなく、その歴史と文化に触れることが主な目的となる。よって、感謝の心を伝える寺社仏閣は、菩提寺と或る神社に決めている。また、幼い頃を思い出したのは、自然の成り行きであり、現実世界と同じ時空にある訳だ。
すなわち、仏や神は自分の心に存在するものであり、日々先祖を思い起こし、日々神に対して感謝の意を持っている。ただ、あちこちの寺社仏閣へ足を運ぶことで、その加護を祈るなど、横着にも考えたことはない。ちなみに、日本の「家」には、神と仏が存在している。世界でも珍しい宗教のスタイルが故に、幼心に大変不思議に思ったことの一つでもあった。
中に入ると、関係者の方々とすれ違った。とても、ご挨拶が優しく、同寺らしいと思った。昔からそうだった。敷居が高く、偉ぶる寺もある中、このお寺さんは、枯れた優しさがあちこちに見え隠れする。決して大寺院ではないが、隠れた観光名所として、是非お勧めしたい、アッタカイお寺さんである。
多分、山鹿市を訪れた方は、八千代座やさくら湯がメインとなる。そこで、八千代座から坂道を少々下り、右手に曲がると、この石門が見えてくる。小さく可愛い石門で、形状と色味が素晴らしく、存在感がある。できれば、その石門のちょっと前に立ち、50mm程度の標準レンズf1.4で撮影すると、凄く抜けの良い透明感のある記念写真が撮れるはずだ。












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