
ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)のスタッフ皆と久しぶりに話ができた。
昨日、同ホテルでは大きなディナーショーが予定されているので、夕方のロビーや駐車場はてんやわんや。複合施設であるシティホテルは、いろんなところで、いろんなことが、サイマルテーニョスリーに、それもLSIの信号のように動いている。
雨の日曜日。全部で重さ何トンの客が同ホテルを歩いているのかと思うと、実に、面白い。レストランで食事する人。ロビーで商談する人。フロントでチェックインする人。レストルームで化粧直しをする人。玄関でタクシーを待つ人、降りる人。
この1つのホテルだけでも、日々、人が「いきいき」と動いている訳だ。
東京出張の時に、特に思うことは、たくさんのビルが、まるでコンテナのように整然と並んでおり、一つ一つの窓から仕事をしている人影が見え隠れする。そんな時、狭い日本が、逆に、とてつもなく大きな島に見えてしまうのである。
今回は、あいにくの雨。屋内で超望遠レンズを弄り回していたが、どうしても、同ホテルレストランで働く若手の動きに目が行ってしまう。「いきいき」としたスタッフたち。自分の周囲360度を見回して、客の対応に一所懸命である。
私のように我儘な客がいると、大変迷惑を掛けてしまうけれども、彼らはネガティブになる暇さえもない。常に、「いきいき」。純粋に「いきいき」している。汚れのない人生を逞しく生きている。その素直な姿を見て、濁りきった目をした我々横着な熟年層は、そこで、しっかりと学ぶべきものがある。
人それぞれにいろんな人生があるが、決して、この「いきいき」を忘れてはならない。
Facebook上でよく見掛ける偽善者は、常に神頼み、仏頼みに傾注し、足元が不安定で、さもしい人生を送っている。優しい人に成り済ましたり、仕事人のように格好つけたりと、嘘というペンキ塗り立ての、重くて錆びれた鎧を纏っている。
しかし、我々熟年層で、今、一番大切なことは、気づかぬ内に付いたの目の濁りを、この「いきいき」により、日頃から洗い流す必要があるのではないかと、彼らの動きを拝見し、深く頷いてしまった次第。





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