
久し振りに足を運んだ、熊本ホテルキャッスル 四川料理 桃花源。
天井を見上げれば、随分前に開催した「満漢全席の宴」を思い出したのだった。この個室にて、参加者10人がサーブされる料理に釘付け。熊の手、虎のペニス、子豚の丸焼き、特大ハタ、カリフォルニア産の極上フカヒレ姿煮、血燕のデザートなどなど・・・皆の眼が点となっていた事を思い出す。
当時の宴の模様を思い出しつつ、天井を眺めてみた。天井には当時と同じシャンデリア照明があり、当時無かったであろうLEDの照明が、天井の四隅に設置してある。
最近、撮影する時に、いつも悩んでしまうのが色温度(K)。今日はどの程度の設定が適切かどうか、3000くらいが妥当なのか・・・悩みつつ、試し撮りを十分にしないままに、会話が弾み、そのついでに料理を撮っていく流れとなった。
大きな円形テーブル上の場所によっても、また、その料理の盛り付けやサイズ、彩りや組み合わせによっても、色温度が微妙に変わってくるのである。・・・まあ、今回は話が主であり、撮影は従の関係。言葉は悪いが、少々手抜きで撮影をして行った。
出来上がりを見ると、危惧していた通りやや赤みが強い。・・・と言うことは、天井中央にある照明よりも、四隅のLEDの白っぽい色の干渉が強く、定K値をやや小さくにしておけば良かったのかなど、後悔した次第。
しかし、料理も余りにもバリバリに真っ白を強調すると、ブレックファストやランチのイメージ写真ならばいざしらず、少々暖かみのある赤が強くても良いのではないかとも思われる。
筆者は、写真撮影の場合、「トリミング」をしないことを、更に、色調をパソコンのアプリなので変えない事を前提に撮影する癖がある。写真プリントでは明暗は若干調整をして貰うが、色調変更やトリミングは絶対にしたくはない性格なのだ。・・・それが良いのか否か分からないが。(苦笑)
写真は本当に奥深く面白い。筆者的としては・・・人物の仕事風景の真剣な眼差しや笑顔、硝子張りの透明感のある人物像を撮影する方が好みなのかも知れないと思った次第。・・・写真の中に、語りがあり、その空気がどんどんと見る側へ伝わって来るような撮影を心掛けたいと・・・。
※撮影機材:NIKON Df+NIKKOR 60mmマクロ
▼牡蛎の辛み炒め

▼古典式杏仁豆腐

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