▼イメージ図(2日前に見掛けたかまきり)

地域興しにおいて、単なる予算消化で行き当たりばったりの事業が多過ぎる。特に年度末となると、意味不明の予算が訳の分からぬ処へと流れだし、上手い具合に3月末には綺麗に消化されている。繰り越しができない予算の制度。・・・それに、纏わり付くコバンザメやハイエナは無数に居る。そんな毎年のサイクルの中で、本気で地域興しや国興しをしている人がどれだけ居るのだろうか。筆者が知る限りでは、そう多くはない。
筆者が数ヶ月前にコンタクトを取り、今では不定期だがコミュニケーションを取り交わしている外国人が居る。何処の国とは言わないが、彼は某大学大学院を卒院して、NPO法人を立ち上げ、現在、母国の為に東奔西走しているのである。貧富の格差是正、国力アップの為・・・国興しの為に、粉骨砕身して頑張っている人物である。
そのような日本人が筆者の周囲にどれだけ居るのだろうか?・・・本日も「D&Lクロスメディア研究会」にて、地域興しをテーマに、熱く語った筆者であったが、先般、某自治体の方々と会い、新聞社時代に1年3ヶ月を掛け、地域興しの為のイベント「トライアスロン IN 奈良尾」の立ち上げから開催までの経緯の詳細を語ったのだった。
聞かれていた方々は、感動してくれたのか、涙ぐんでいた。それだけ、地域興しは片手間で出来るような話ではない。また、どんなに用意周到にしていても、どこからとなく横槍が入ったり、邪魔する人物や団体が必ず出てくる。妙な風評を流したり、人脈を使ってまでも、阻止することに専念する、訳の分からぬ輩が数多く居る。
何かが成功すると「最初から私が参画していました。」と豪語し、失敗しそうになると「私どもは一切関わっていませんから。」と、逃げ足だけは速い。同じ人間として、許し難いことを簡単にしでかしてくれるのである。
今日の〆で語ったことは、誰が旗を振るのか、どのような人物を選び、その構成員とするのか・・情熱を持ち、地域興しに身を粉にして遣り遂げる若手を、今集めなければならないと・・・。特に可処分所得が全国的にどん尻に近いところにある熊本県において、もう胡座をかき続ける悪癖は止めた方が良い。
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