
久し振りに、熊本城内にある加藤神社境内へ足を踏み入れた。今年の初詣以来だと思うが、六月三十日は午後二時から「夏越大祓神事」。駐車場は溢れんばかりで、入れ替わり立ち替わりの状態で、警備員も汗まみれになり走り回っていた。
神社と言えば、境内に入ると・・・先ずは「手水舎(ちょうずや)」。幼い頃は、熊本県北部に位置する山鹿市の大宮神社でおみくじを引くのが楽しみだった。しかし、どうも仏神それぞれが家の中に存在するのが、良く理解できていなかったような気がする。
その「手水舎」にカメラを向けファインダーを覗くと、そよそよとした風と流れ出す水の影響なのか、玻璃面のようだった水面が微妙に動き始めたのだ。
ここはシャッターをスローに撮りたいところだが、三脚はなし。・・・手持ちのまま、何度かシャッターを押して行った。・・・使用したのはCANON EOS 5D MARK IIとNIKON用SIGMA MACRO 50mmレンズ。太陽が山々の稜線に隠れ、薄暮に差し掛かる頃・・・薄曇りだったので色温度を7000K前後に設定して撮影を試みた。
日頃の被写体とは全く異なるものなので、撮す写真がやけに新鮮に感じられ、和のイメージをどのような色調で収めるかが問題。いやはや、迷いに迷った写真は画角も悪く、お見せできるものではないが、その中から数点アップしてみようかと。
時に、このような神社の行事に足を運ぶことも良いのではと自分に言い聞かせながら、人口70万の熊本市の中心部で・・・いつの間にか、木の香りに包まれた安堵感を楽しんでいる筆者が居た。




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