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モノトーンの世界・・・ワイドと標準

▼12mm(最新レンズ)・・・超ワイドのレンズの面白みを試してみた

12mm


 モノトーンの世界を追い求めて、まだ日が浅い。常に、高解像度でハイクオリティなカラー映像を求めていた矢先に、ふと、モノトーンの世界に嵌まり込み、逆にモノトーンの奥の深さに壁を感じ、押し潰されようとしている自分が居る。

 カラーは、光の三原色・・・すなわち、RGBの各256階調の組み合わせから成り立つ訳で、1677万色で表現できる事になる。よって、写真全体において少々情報が欠落していたとしても、何とかカバーできるコントロール範囲には遊びがある。

 しかしながら、モノクロは256階調のみである為に、ポイントとなる光を追い求め、そこから256階調だけで表現しなければならない。カラーと比較すると、表現する階調がとてつもなく狭い領域での表現となり、少しでも黒つぶれなどが多ければ、写真としての価値を失ってしまうのだ。

 勿論、敢えてざらついた撮影法や、明暗のコントラストをきつめにした撮影法など沢山ある訳だが、モノトーンの世界を創造するには、一番の勝負所とは・・・256階調を常に頭に入れて、カラー撮影とは全く異次元空間での撮影なのだと、思考を切り換える必要がある。

 今回、当社サテライトオフィス近くにある「JUST DRINK WINE」の店舗やスタッフを撮影してみた。それも、レンズを12mm、20mm、24mm、50mmと、超ワイドレンズから標準レンズを使用して、どこまで表現できるかを試してみたのだった。

 まあ、最新レンズとオールドレンズを組み合わせての撮影なので、一概にどれが良くてどれが悪いとかは判断できないが、モノトーンの世界のおける切り撮りが容易くない事だけは、良く理解出来たのだった。・・・これからも、更なる特訓を重ねて、十分納得の行く撮影ができるようになればと・・・。


▼20mm(オールドレンズ)・・・道路が狭いために、20mmで納めてみた
20mm


▼24mm(最新レンズ)・・・24mmで中央に人を配置して、全体の情報量を多くしてみた
24mm


▼50mm(最新レンズ)・・・切れ味のよい明るい標準レンズを用いて写してみた
50mm-1


▼50mm(最新レンズ)・・・切れ味のよい明るい標準レンズを用いて写してみた
50mm-2



【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2014/3/20 02:33 am

モノトーンの世界・・・出力例

▼お客さんへカメラ機能を説明する、坂梨予司夫さん。

SAKANASHI


 「モノトーンの世界」に目覚めたのは、正直な処、つい最近の事である。一昨年前から「書」に没頭し、「モノトーンの世界」を何とかデザイン化しようと動き、1年半が過ぎた。それから、先見塾に写真倶楽部を新設し、定期的に撮影会を重ねて行くと、段々と欲が出てくる。・・・そういった中で、足を運んだのが「カメラの坂梨」(熊本市中央区上通町9-12)だった。明治五年創業の老舗カメラ専門店である。

 そこで、NIKON Dfに最適なレンズを物色していると、同店社長(坂梨予司夫さん)が・・・「このレンズ、どうですか?」と、何気に持って来てくれたのが、NIKKOR 20mmオールドレンズだった。レトロデザインのDfには持って来い。早速、その20mmの単焦点レンズを装着すると、フィルムカメラ名機を彷彿させるような出で立ちとなった。

 更に、同店社長からNIKKOR 35mmオールドレンズを提供して貰った。レンズの硝子に鉛が練り込んであるのかどうか定かでないが、最新レンズとは全く発色もフォーカスも、四隅の収差も・・・全て異次元の世界に入り込んだような写真が撮れるのである。思い起こせば、この段階で筆者の尻(ロケットの導火線)に火が付いたのだろうと・・・。(苦笑)

 以下の写真群は、昨年から今年に掛けて、尻に火が付いた筆者が撮りまくった写真のほんの一部であるが、その19枚の写真は、「カメラの坂梨」で全てプリントし、額装し、被写体になってくれた人達へプレゼントしたものである。

 筆者は1984年からのMacユーザーとして、印刷物・・・画質、デザイン、フォントなどなど・・・結構やかましい眼を持っている。よって、現在使用しているLetinaディスプレイでプレビューする写真を、その辺の出力屋さんでプリントすると台無しになってしまう事も多々ある訳だ。

 しかし、昨年、ソフィ・タカヤナギの高柳社長に「カメラの坂梨さんの出力クオリティは相当なものですよ。」と聞いていたので、直接足を運び、短期間の内に19枚の拙作を出力して、額装したのだった。

 これから額装したい写真が何十枚もあるが、まだまだ納得の行く「モノトーンの世界」へは到達していないので、新年度からは、より強烈な自分なりの「モノトーンの世界」に挑戦してみたいと・・・。


▼紙媒体へ出力した写真群(カラー写真も含む)
works1



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  • posted by Chikao Nishida at 2014/3/11 12:28 am

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