ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

カテゴリー » エッセイ・コラム

家を建てるなら・・・

josui-3


 政令都市になっても、なかなか人口が増えない熊本市であるが、やたらと新しいマンション、アパート、そしてマイホームが建ちつつある。しかし、その場所が安心安全なところなのか、定かでは無い。これほど「災害大国」となっている日本列島であれば、地震、台風、豪雨(洪水、土砂崩れ)などを想定して、特に、自宅を建てる場合は、事前に入念なチェックをしておく必要がある。

 地震対策では岩盤が頑丈であるのか、過去(昔)に被災してないかを調査すべきだ。台風対策としては、地元のお年寄りや地主さんに「風の道」を聞き、過去の台風被災状況も調査すべきが懸命となる。更に、川岸や海辺であれば、過去の水害(洪水、高潮など)を、山手であれば土砂崩れや鉄砲水など災害の有無をしっかりと押さえておくべきである。

 人気のコンパクト住宅はお洒落で魅力的ではあるが、先ずは、災害を想定内にしっかりと事前調査を行い、地震、台風、豪雨などの災害に、可能な限り遭遇しないよう心掛けるべきである。折角完成したばかりの美しい外観や内装がどんなに素晴らしかろうが、災害で全てを失っては洒落にならない。

 私事で申し訳ないが、自宅を建てる前に近くのご老人に、「風の道」を確と聞いた。よって、1991年の台風19号では、2階屋根瓦が1枚だけ数センチ浮くだけで済んだ。岩盤が固いので、2016年の熊本地震ではびくともしない。山の北側にあり、標高72メートル。裏庭(南側)の擁壁が南風を遮り、水害の危険性は皆無となる。

 台風19号では、自宅から僅か数十メートルの一帯は、屋根瓦が全て吹っ飛んでしまった。瓦がドミノ倒しのようにバラバラと動き出し、一瞬にして空中へ舞い上がった。台風一過、見渡す限り、周辺の家々はブルーシートで包まれており、南側斜面で日当たりの良い家々は壊滅状態であった。


egg



◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 https://www.dandl.co.jp/Link
文責:西田親生

                   


  • posted by Chikao Nishida at 2020/9/7 12:00 am

1991年、台風19号の悪夢・・・

josui-3


 9月6日、九州に急接近しつつある台風10号。観測史上危険度最高のものらしい。筆者の台風の記憶を辿ると、1991年(平成3年)の9月27日、九州(長崎県佐世保)に上陸した台風19号が、トラウマとして心に深く刻み込まれている。

 鼓膜に違和感を持つような気圧の変化に、体毛が逆立つ。外界が急変した。轟々という音を放つ突風である。強い風圧が掛かるオフィスの窓から外界を覗き見ると、遠目に竹林が横倒しになり、無数の真っ黒な瓦が宙を舞い、烏の大群のようだ。まるで、ヒッチコックの世界である。

 悪夢のような台風が過ぎ去り、熊本市はそれから3日間停電となり、ライフラインが途切れてしまった。一人暮らしをしている友人の母親が住む二階建ての家を見ると、二階部分が折れ、隣の家の一階と二階の間に突き刺さっている。その母親は、たまたま一階に居たので運良く無事だった。

 住宅街を出て、街の中心部へ向かおうとしても、何本もの電柱がなぎ倒され、車での通行は不可。タクシーを呼んでも、幹線道路までの相当な距離を歩かねばならない。当時、インターネットが無い時代なので、思ったように情報が入手できない。停電だから、当然の如くワークステーションも起動しない。

 冷蔵庫にはある程度の食糧は保管していたものの、スタッフは自宅に帰れず、オフィスの2階で雑魚寝の状態。筆者は既に携帯電話を保有していたので、スタッフ家族への電話を掛けることはできたが、停電用電話が無いところへは、全く繋がらない状態であった。

 近所の人たちが、何人かオフィスの停電用電話を借りに来た。今考えれば、スマホの無い時代はとても不便で、テレビの無い空間での情報は、ラジオ頼みとなってしまう。しかし、ビジュアルで確認しなければ、インプットされないものが多い事に気付かされた。

 明日7日、午前零時を過ぎると、台風10号が熊本市西方を北上するようだが、上記のように、地の底まで抉るように襲いかかる台風体験をしている者としては、鼻歌気分にもなれず、じっと静観するしか無い。勿論、大惨事にならぬよう、「生命維持」が最優先である。

 戦慄さえ覚えるような、怖い体験をしていない人に申し上げたいのだが、突き刺さるような突風を軽視することなく、絶対に野外にフラッと出歩かないことである。子供の頃は台風の中でも、小学校の運動場で走り回っていたが、今の台風は、そんなに生優しいものでは無くなった。

 何はともあれ、先ずは「身の安全」を。


D600-24-105-f4-6



◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 https://www.dandl.co.jp/Link
文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2020/9/6 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp