
今日の八景水谷は、陽が陰ると急に寒くなり、野鳥たちの活動は鈍かった。
遊歩道を歩いていると、カメラが趣味という老夫婦が指をさし、奥の木陰に潜むカワセミを教えてくれた。「近くに住んでいるので、毎日のようにカメラを持参して歩いているんですよ。カワセミは可愛いですよね!」と。
その木陰でカワセミを撮ると、絵面が赤っぽくなるのが気に入らないが、無意識に座り込み、望遠レンズを向けてしまった。ファインダーを覗き込むと、いつものカワセミよりもひとまわり小さく見える。まだ、成鳥ではなさそうだ。
右を向いたり、左を見たりと、その仕草は可愛らしく、宝石のような美しい姿がたまらない。本来ならば、マクロレンズでガチッと切り撮りたいけれども、何度撮っても、納得の行く写真が撮れたためしがない。
数枚撮影を終え、カメラの設定を確認し、再度カワセミにレンズを向けようとすると、すでにその姿はなかった。
それから遊歩道を逆走し、カルガモたちにレンズを向けることにした。
我々がじわじわと静かに近づくと、彼らもまたじわじわと逆方向へと舵を切るのだ。また、近づくと、また一定の距離を保ちながら、離れて行く。しかし、今日のカルガモはそこまで警戒心がなかったように思える。
話は変わるけれども、31日は皆既月食と言う。しかし、熊本市内で見られる可能性が低いと思い、帰り際に900mm相当で月を撮影したのだった。






◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

Comments