南関町と言えば、コシのある極上手延べ素麺と南関揚げ、小代焼というのが定番だ。食事では大変お世話になっている地域だが、なかなか足を踏み入れることがない処である。今回は、高速を通り、あっという間に到着した南関町は、山手の静かな里。しかし、交通量は思ったよりも多く、大型ダンプなどの往来が目立った。
午後1時過ぎたので、先ずは食事処の「麦の花」へ行き、天ぷら蕎麦などを食し、その後、1600年代の窯を復元したという「古小代の里公園」に足を運んだ。公園は全体管理が行き届き、トイレもしっかり清掃してあった。
梅の時期には見応えがあろうと思いつつ、復元された窯などを撮影し、その界隈を見回った。田舎に行けば、このように立派な施設が点在しているのを見掛けるものの、なかなか観光資源としての売り込みは不発に終わっている。勿論、陶芸ファンにはたまらない処であろうが、看板などを見ると、残念ながら毎年メンテナンスを行っているようには見えない。
熊本県内各地に足を運べば、先般取材した「竹迫城跡」なども同様に、県内に住む人々も知らない施設の方が断然多いのではないか。多くの観光施設が点在していても、ストーリー性もなく、各施設との連携がなされないまま埋もれてしまうと、利用客さえ集まらず、結局は地元の方々だけに見守られ、朽ちて行くのかと・・・。
ちなみに、今回の取材ルートは、熊本市→植木インター→菊水インター→南関町→和水町→山鹿市→菊池市→合志市→熊本市のコースを採った。レンズは70-200mm f2.8ズームを使用。
▼古小代の里公園

▼取材風景

▼美しい夕景(合志市付近)

▼不思議な夕景(熊本市)

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

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