
山手の天候が不安定なので、菊鹿町(熊本県山鹿市)番所での取材を諦め、その途中にある上内田神社付近の彼岸花を撮影することにした。
同地は以前来たことがり、すこぶる小さな神社であるけれども、思いの外、彼岸花が似合う神社として記憶に留めていたのだった。やはり、今年も咲いていた。
上内田川のせせらぎに癒され、水田で作業をしている農家の方が遠目に見える。菊鹿町は美味しい米や栗の産地で知られて、なかなか趣あるカントリーサイドである。
田舎の風景は、コロナ禍の時代、その安堵感を格別に感じるようになった。澄んだ空気と清らかな水が目の前にあると、ウイルスの事など忘れてしまう。
百年に一度の世界的なウイルス感染の猛威に遭遇し、地震、台風、洪水と目に見える災害とは違い、今まで心地良かった日常が一瞬にして潰された気分でもあるが、これも現実。
このような危機的状況下であるにも関わらず、巷では、金銭に目が眩み、姑息な動きや諍いを起こしている経営者がいると言うから、閉口するばかり。民度の低さが窺い知れる。






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文責:西田親生
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