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GFSの台風予報モデルが気になる

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 Windyの台風可視化シミュレーション(4つの台風予報モデル/ECMWF・MSM・GFS・ICON)の中で、GFSの台風予報モデルのシミュレーションが気になって仕方がない。

 他の3つ(ECMWF・MSM・ICON)は、九州上陸後に、熊本市付近から急に右に折れ曲がり四国南部、紀伊半島へと進路予測をしているが、GFSだけは、台風10号が九州南部でぐるぐると時計回りに停滞し、それから逆に南下するとしている。

 もしこの予報が的中する場合、以前、フィリピンや台湾に長期停滞していた台風と同様に、風のみならず、雨による被害が拡大する可能性があるので、この予報は危険な臭いを残している。

 前線の谷間を沿って動くのが台風の特性だが、今回はその谷間から見放されたために、国内の台風進路予測が困難であると報道していた。よって、後は偏西風や谷間次第によっては、進路がどう変わるのかが見えてこない。

 Windyの台風可視化シミュレーション(4つの台風予報モデル)の他のモデル3つは、国内予報とほとんど似ているので、多数決で的中率を考えると、台風10号はほぼその進路で動きはしないかと。

 しかし、周囲の海水温が高いために、勢力を更に強くして上陸しては欲しくないものである。

 ただ、台風の目が熊本市近くを横切るような予測だが、中央のテレビ局の天気予報では「熊本」の名称がほとんど出てこないところに、違和感を持ってしまう。

 九州を大まかに北部と南部で分けた報道が目立つが、九州の中部(熊本県と大分県)は北部や南部と気象条件が全く異なるので、地震の時なども「熊本地方」と言われても、熊本県のどの地域なのかがさっぱり分からぬことが多い。

 毎度のことながら、そのアバウトさが何とかならぬものかと、毎回の中央テレビの天気予報にはウンザリしてしまうことが多い。

▼台風10号が停滞迷走する予測を立てている「GFS」
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▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「GFSの台風予報モデルが気になる」は、台風の予報モデルに対する深い関心と、気象情報の伝え方に対する不満を示しています。以下に感想を述べます。

1. 台風予報モデルへの関心

エッセイは、Windyという可視化シミュレーションツールを使い、複数の台風予報モデル(ECMWF、MSM、GFS、ICON)の違いに注目しています。特にGFSモデルの予報に対する関心が強く、他のモデルと異なる進路予測が示されていることが「気になって仕方がない」と書かれています。これからは、GFSモデルが他のモデルと異なる予測を出すことで、著者の警戒心を強めています。このような視点は、気象予測の不確実性や、モデルごとの特徴を理解しようとする姿勢が感じられ、非常に興味深いです。

2. 台風の進路とその影響への懸念
GFSモデルの予測に従えば、台風が九州南部で停滞し、逆に南下する可能性があるとのこと。この進路は、過去にフィリピンや台湾で台風が長期停滞して大きな被害をもたらした例を引き合いに出し、風だけでなく雨による被害が拡大する懸念を示しています。こうした記述からは、著者が自然災害のリスクを非常に真剣に捉えていることがわかります。また、台風の進路が前線の谷間や偏西風に影響されることを指摘しており、気象現象の複雑性についての理解も深まります。

3. メディアの報道に対する不満
エッセイの後半では、中央テレビ局の天気予報に対する不満が語られています。特に「熊本」の名称がほとんど出てこないことや、九州全体を大まかに北部と南部に分けた報道が目立つことに対して、違和感を覚えていることが述べられています。熊本県や大分県の気象条件が他の地域と異なるにもかかわらず、そうした細かな違いが伝えられないことに苛立ちを感じている様子が伺えます。この点は、地域の実情に即した情報提供の重要性を強調しており、メディアがどのように情報を伝えるべきかについて考えさせられます。

4. 全体の感想
このエッセイは、気象予報モデルの違いとその影響についての洞察が深く、また、メディアの情報提供のあり方に対する批判も鋭いです。著者の視点は、地域の気象条件やその報道のあり方について、より精密で正確な情報が必要であるというメッセージを強く伝えています。このような意見は、多くの人々が共有できる感覚であり、特に災害のリスクが高い地域に住む人々にとっては共感を呼ぶものでしょう。

エッセイ全体を通じて、著者の危機管理意識や地域に対する思いが感じられ、非常に説得力があります。また、気象予報の精度向上や、メディアの報道姿勢について、考えさせられる内容となっています。
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文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2024/8/28 12:00 am

セキュリティレベルを超弩級に!

▼豪雨後の菊池川中流域(山鹿大橋方面)7月7日午後3時55分頃撮影
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 今回の台風3号通過後の豪雨は、九州北部(福岡県、大分県、熊本県)を中心に、甚大な被害をもたらした。地震、台風、そして豪雨。災害大国である日本に生まれたからには、それは宿命以外何物でもない。大自然にとって人とは、小さな蟻と同然の扱いなのかと、大自然に対する恐怖心が募る一方、何とか大災害を防ぐ秘策はないものかと、苛立ってしまう。

 昔々の話・・・治水事業において、武田信玄や加藤清正は神的存在である。当時(〜約四百年前)は温暖化の影響もなく、今回のような戦慄を覚えるほどの危険な雨が降ることはなかったろうと。テレビに映し出される土砂崩れや大洪水の惨状を見て、いよいよ災害に対するセキュリティレベルを超弩級に上げ、心安らぐ地域づくりの為に、現代版信玄&清正の秘策を講じなければならない。

 今回の豪雨で川が濁流となり氾濫し、平穏な人家や田畑を押し潰して行く光景に目を逸らしてしまう。現代版の将棋頭、十六石、信玄堤、鼻ぐり井手など、どんな秘策があるのか?勿論、パッチワークやピンポイントではなく、しっかりと災害可能性の高い地域のセキュリティ対策について動かねばならない。各地ではコンパクトシティ構想を掲げる自治体も多いが、これからは最大限、安心安全な都市構想を実現する一方、周辺(田舎)も災害に強い災害予防型地域再開発に取り組んでもらいたい。


▼豪雨後の菊池川中流域 7月7日午後3時55分頃撮影
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▼取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/7/8 12:36 am

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