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トラブルシューティングの心構え・・・

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 先見塾の合言葉は、「如水」と「日々変化、日々進化」。同塾は2011年にスタートしたものだが、もっと多くの方々にノウハウを提供できればと考える次第。

 現在、ネット上にて、十数人の塾生や研究生に対して、毎日情報を提供している。最終目的は、「民度の高き人づくり」と申し上げた方が分かりやすいかも知れない。英語に翻訳すれば、ニュアンスがやや違うような気もするが、「THE LIVING STANDARD LEVEL OF THE PEOPLE」となる。

 本日は、「ポジティブ&ネガティブ」と題して、何らかのトラブルが生じた時のシミュレートを試みた。人によっては、一挙に解決してポジティブ領域へゴールしたり、また、人によっては検証することもなく、ただ落ち込むばかりで対策を講じず、ネガティブ領域の奈落へ落ちるケースもある。

 下図は筆者オリジナルのものであるが、要は、トラブルが生じた時の心構えと、その初動段階における対応が重要なポイントとなる。眼前にトラブルが生じれば、誰しも驚き、恐怖と共に頭を痛めるはずである。そして、落ち込むのも秒殺となる。胃袋に焼けた鉛の玉が落とされたように激痛が走る。

 しかし、重要なことは、先ず冷静になって対策を練ること。それが人的トラブルであれば、相手方の怒りの元凶とは何なのか、その怒りをもって何を求めているのか、どのような取り扱いを求めているのかなど、事態収束に向けて、怒りの鉄拳の落とし所を早期に見つけなければならない。

 人によっては、喜怒哀楽が二転三転することがある。非常にナイーブな相手であれば、腫れ物に触れるが如く、具に観察しながら、丁寧且つ慎重に取り扱う必要がある。しかし、人的トラブルに対するトラブルシューティングにおいて、「限度」、「限界」があることも知るべきだ。

 それは、相手方の振り上げた鉄拳が、「無理難題」や「難癖」に転じてくれば、それは、通常のトラブルシューティングとは質が異なってくる。万が一、「嫌がらせ」、「恐喝」、「恫喝」に発展する兆しがあれば、当然の如く、毅然とした態度で臨むことが必要となる。

 時代も変わり、日本人の「民度」の低さが問われるようになって来ている。常識とは何ぞや、モラルとは何ぞや、向こう三軒両隣とは何ぞや、人の心の痛みとは何ぞやと、殺伐とした世界に豹変しつつある中で、上記のような人的トラブルが急増しているのは否めない事実となる。

 されど、常に冷静沈着にして、真摯な中に、ポジティブ思考をもって対応することで、人的トラブルは鎮静化する可能性は高くなる。よって、全て己の「非」であったとしても、誠心誠意、相手に接することで、相手方がまともな人間であれば、大荒れの嵐だったのが、にわかに凪へと収まることになる。


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文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2019/11/18 02:01 am

人材育成は、「被害者」の救済から!

▼「迷走」のイメージ写真
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<負のスパイラルからの脱出>

 人は誰しも、迷走する事がある。自覚のないままに、「迷走のお化け」に噛まれて、二進も三進も行かず、心が固まる。身体も固まる。そこで痩せ我慢するから、迷走に拍車が掛かる。弱音を吐かぬから、無理が来る。無理をするから、歯車が狂う。よって、迷走という負のスパイラルから脱出不能となっている。

 その時、可能な限り平常心を取り戻し、一歩、二歩引いて、周囲の人間関係をじっくりと検証することをお勧めしたい。そこで、己の迷走の原因となっているものが、俄かに見えてくるはずだ。因みに、迷走の原因が、仕事のプレッシャーではなく、人的プレッシャーであることが多い。

 ここで気づけば、しめたもの。延々と抜け出しきれなかった負のスパイラルから、即座に脱することが可能となる。昔、或る精神科医が患者に「今の自分が、何が原因で今に至っているか分かれば、心の病から脱します。」と言っていたことを思い出す。「何が原因で・・・」が問題となる訳だ。

<人材育成を指導する側の心得>

 元々、素行の悪い人間に正しいベクトルを示唆したとしても、時間の無駄、エネルギーの無駄となる。改心の可能性は、思いの外少ない。人材育成は、劣悪な仕事環境下に埋まっている「被害者」の捜索が最優先であり、その「被害者」こそが人材育成の対象としては最適となる。

 繊細で気弱な人たちは、大抵の場合、民度の低い荒々しい輩の餌食となっている。「被害者」として、静かに耐えていることが多い。組織の規模が大きくなればなるほど、埋まってしまう「被害者」の数は増えてくる。それを、早期に発見し、救出しなければならない。

 そして、救い出した「被害者」の心のケアを開始する。「安心安全な環境」を提供し、「信頼できる人間関係」を再構築させることが先決だが、「被害者」だった人間が育つ速度は、棚ぼた職位に有頂天となっている輩を鍛え上げるよりも、遥かに少ない時間で完了する。

 気弱だった人間が、一度自信を取り戻すと、見る見る間に、頼もしい「企業戦士」に育っていくのである。


▼「ホッとした時が戻った」のイメージ写真
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文責:西田親生

                             

  • posted by Chikao Nishida at 2019/10/19 02:29 am

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