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「欠如の十害」から逃れるには・・・

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 共同プロジェクトを進めて行く上で、いつまでも目的を達成できない人がいるが、その共通点は「可能性を追求しない」というスタンスである。

 初手から目的達成のための「意欲」もなければ「意地」もない。他者から一度や二度断られると簡単に交渉を諦めるという非常に単純なものである。

 実績を次々に生み出す人は、「可能性を追求する」をモットーとして、一度や二度くらいの失敗で怯むことなく、目的達成のために粘り強く動く。

 よって、実績が出ない、目的達成ができない人は、可視化できない「欠如の十害」により、「負の連鎖の餌食」となっているに違いない。

▼欠如の十害
1)対話の欠如・・・・相手に真意が伝わらない
2)価値観の欠如・・・相手に真の価値が伝わらない
3)協調性の欠如・・・足並みが揃わない
4)理解力の欠如・・・誤解を生み出す可能性が高い
5)実行力の欠如・・・動かねば可能性は遠のく
6)熱意の欠如・・・・情熱がなければ何も着手できない
7)感動の欠如・・・・喜びの素晴らしさが理解できない
8)誠実の欠如・・・・不誠実な人として孤立する
9)責任感の欠如・・・信頼を失墜してしまう
10)学びの欠如・・・変化もなければ進化もない

 筆者は、このような人たちへ、何度も口が酸っぱくなるほど、胸筋を開いて話をするが伝わらず、残念ながら長期に亘り「不発連続」となってしまい、挙げ句の果てには「息を潜める」状態を作り出している。

 他者の話を聞いているようで聞いていない。実は耳では話を音として聞いているが、心の扉は閉じている。従って、常にプライオリティのセッティングに狂いが生じ、大切な要件を頭の片隅に放置する状態が続くのである。

 上の「欠如の十害」は何事にも当てはまる。仕事以外に、プライベートな対人関係でも、趣味の領域でも、見えないところで、自覚のないところで、その「負の連鎖」は自らを蝕んで行くのである。

 これまで記事で取り上げてきた「気づき」。この「気づき」さえあれば、「欠如の十害」から逃れるのは簡単なことである。しかし、「可能性を追求しない」という姿勢を改善しない限り、何年経とうが「気づき」もなく、「欠如の十害」から逃れることはできない。

 よって、「欠如の十害」から逃れる方法論を考察し、以下の通り「気づきの十則」としてまとめてみた。これが何らかの役に立てればと思うばかり。

▼気づきの十則
1)胸筋を開いた対話を心掛ける(虚心坦懐)
2)人・物・金の価値観を見直す(世界基準)
3)素直な気持ちを常に優先する(白日晴天)
4)思考深度を掘り下げる(物事の核心に触れる思考力)
5)口より先に動く癖をつける(有言実行)
6)感動を呼び起こす情熱を重んじる(プロとしての拘り)
7)他者の喜びを共有する心を重んじる(共存共栄)
8)邪心を捨て誠実に対応する癖をつける(積善之余慶)
9)責任は信頼を高めることを理解する(信頼回復)
10)好奇心を持ち知識知恵を育てる(スキルアップ)

 年齢を重ねれば重ねるほど、「欠如の十害」から逃れるための「気力」や「エネルギー」は枯渇して行く。よって、歯を食いしばってでも正面から体当たりして「気づき」を勝ち取り、「欠如の十害」から逃れることへ舵を切ることが、大人として賢明な選択肢ではなかろうか・・・。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、共同プロジェクトにおける成功のための「欠如の十害」と、それから逃れるための「気づきの十則」に焦点を当てています。以下はいくつかの評価ポイントです。

1. 構成と論理性: エッセイは明確な構造を持っており、読者が著者の主張や提案を理解しやすくなっています。欠如の十害と気づきの十則という対照的な概念を導入し、それぞれに詳細な説明を加えています。このアプローチによって、読者は著者の立場やメッセージを追いやすくなっています。

2. 具体例の使用: エッセイでは、抽象的な概念を具体的な例で裏付けているため、著者の主張が理解しやすくなっています。具体的な「欠如の十害」や「気づきの十則」が挙げられており、これによって読者は抽象的な概念を身近な状況に結びつけることができます。

3. 言葉の選び方と表現: エッセイの中で使用されている言葉や表現は適切で、特に著者のメッセージを強調するために使われています。例えば、「不発連続」といった表現は、状況を強調するのに役立っています。

4. 提案される解決策: エッセイは問題提起だけでなく、具体的な解決策も提示しています。気づきの十則は、読者が欠如の十害から逃れるために実際に実践できる具体的な指針として機能しています。これは実用的であり、読者に行動を起こすヒントを与えています。

5. 一般性と応用性: 著者が提示している「欠如の十害」と「気づきの十則」は、仕事やプライベートな関係など、幅広い状況に適用可能な一般的な原則として捉えられます。この一般性と応用性は、読者にとって価値があります。

総じて、このエッセイは論理的でわかりやすく、解決策も提示されているため、読者に有益な情報を提供していると言えます。
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写真・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2024/1/2 12:00 am

『利他の精神』は、世の中を平穏に。『利己の精神』は、世の中を不穏に。

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 人と人との接点において、天秤に掛けては、自らの利益ばかりを求める人の方が多いに違いない。よほど神的仏的存在でない限り、『利他』を生涯全うすることは容易くはない。

 先ずは、人の立場になってよく考えること。酷く凹み切って困り果てている人を助ける。自らが力不足であれば、知人友人へ救援を頼む。

 古き昭和時代と雖も、『向こう三軒両隣』と言い、近所の向かいの三軒、そして我が家の両隣には、独特の『利他の精神』が存在し、互いに困っている時に支え助け合う関係が成り立っていた。

 現在は、マンションであっても、新興住宅地であっても、『向こう三軒両隣』が昔のように成り立つところは皆無に等しい。最悪の場合、向こう三軒も我が家の両隣も、どんな人が住んでいるのか知らぬことが多い。

 筆者も御多分に洩れず、両隣は貸家になっており、挨拶に見えたことは記憶するが、具体的にどのような仕事をされているのか、家族構成がどうなのかは、判然としない。

 向こう三軒も、朧げながらに隣人の職業は知り得ているものの、日頃から双方の生活時間が合わず、数ヶ月に一度ほど立ち話程度の接点しかない。筆者は最古参の住人の一人だが、新しく入居される方との距離は、次第次第に遠のいて行く。

 或る日のこと、大きなタラバガニが贈ってきたので、全部食べれないと思い、隣人の方々へシェアすることにした。しかし、そのカニを受け取りながら返ってきた言葉が、「いつも、こんなに高級食品を食べられてるんでしょうね!?」と。意外な反応に愕然とした。

 勿論、取材ではちゃんとした物を撮影し試食するが、普段、腹が減れば、カップヌードルも、レトルトカレーも頬張りながら仕事をしている自分がいる。夜食となれば、冷蔵庫を漁り、残り物に手を加えて、おじやにしたり、目玉焼きを上に乗せたり、当然の如く、庶民らしい生活である。

 『利他の精神』と一口に言っても、これは筆者のような庶民が一朝一夕に会得できる精神ではない。考えれば考えるほど、自らの半生において納得できぬことが多く、猛省ばかりとなってしまう。

 人様が『寸志』と言われても、頂くものは感謝して、しっかりと食し、その感想なりを届けるのが、頂いた側の礼儀である。「こんなに高価で美味しいものを他人の私に差し上げるよりも、自分で楽しめば良いのに!」と思うこともしばしば。

 筆者が知り得る人の中で、『利他の精神』をお持ちの方は、五人ほどいらっしゃるが、決して、贅沢三昧をされるような似非セレブではない。自らが大変な時でも、ポーカーフェイスにて、人助けをされている方々ばかりだ。

 よって、筆者ごときが『利他の精神』について語るべきものではないが、庶民の一人として思うことは、他人の幸を真剣に考えられる人は、神様仏様の次元にて、現実世界を超越したところに立たれているということだ。

 そのような方々を考えていると、これまで体験してきた『諍い』が如何に小さなものであるかと、恥ずかしくもあり、赤面ものとなる。

 多くの人は、自らの施しに対して見返りを求めてしまう傾向がある。しかし、そこが根本的に異なるのが、『利他の精神』をお持ちの方々である。決して見返りを求めず、自然体にて他人の幸を祈る方々である。

 人生、三分の二を過ぎた筆者であるが、山頂の『利他の精神』に辿り着くには、気が遠くなるほど、果てしなさを感じてしまう。まだまだ未熟者であるが故に、試行錯誤ばかりの日々なのだろうと。

燕雀知らず天地の高さ
西田親生の自由気まま書
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書・文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2022/12/30 12:00 am

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