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間違いだらけのネット戦略・・・自己満足+検証不足+危機管理能力の欠落

Chikao-ICT


 商用インターネットが日本上陸したのが1994年の秋。今では、小学生でもHTMLを駆使してホームページを創れる時代となった。四半世紀以上も経てば当然であろうけれども、多種多様な中小企業公式サイトを閲覧すると、穴だらけのネット戦略が見え隠れしているのが現状である。

 以下の通り、悪い例と良い例をランダムに書き記すので、ご参考まで。

<時代に乗り遅れたネット戦略の例>
1)情報発信履歴のない「動かぬWebサイト」
 作ったら終わり(制作料を払ったら終わり)のWebサイトは、枯葉の下に埋まり腐ってしまう。検索しても上位に抽出されない一番の要因。

2)SNS時代となり公式サイトの役割を軽視
 SNSも多種多様存在するが、全てのユーザーが必ずしも全てのSNSを利用している訳ではない。よって、WebサイトとSNSとの連動を考えれば、健全かつ安全、拡散力のあるSNSを厳選し、絶え間ない情報発信が必要となる。

3)SNS時代となり公私混同を繰り返す
 個人的な情報発信の中で、恥ずかしさの境界線を逸脱したものが多い。企業経営者個人のSNSにて、鼻の下を伸ばした写真などが多数掲載されたり、群がる写真(料理自慢、車自慢、家自慢など)を連発し、子供染みた展開にて、民度の低さを露呈している。

4)公式サイトの価値及び役割を無視
 公式サイトの露出度やターゲットとする年齢層など考慮せずに、ただ安直にSNSに依存することがネット戦略と思い込んでいる。ネット環境は日々変わるので、それに適応したデザイン性、ストーリー性を持たせる必要あり。

5)公式Webサイトの形式が古臭い
 ネットサーファーが使用するパソコン、スマホ、その他デバイスやアプリなどを考慮せず、レスポンシブ形式のWebサイト構築にも全く無関心な『勉強不足』の経営者が多い。

<時代を見据えたネット戦略の例>
1)レスポンシブ形式の最新Webサイト
・小さなスマホでも軽快にブラウズできるスマートなWebサイト

2)各種デバイス対応アプリを開発
・ネットバンクや飲料メーカーのネット戦略の躍進は目を見張る
・航空会社や鉄道会社のアプリも加速度を上げて進化している
・アプリによる絶妙なる顧客管理データベースと決済機能

3)拡散力のあるSNSを厳選し顧客獲得へ
 SNSの呟きが企業イメージに合致した、非常にスマートな展開をしている。「いつも気になる商品」が、いつの間にか植え付けられている。

4)Blogなどの最新情報欄
 400文字程度の文章に抑えられており、読む側の心を掴む自然体の文章にて心地良ささえ感じるコンテンツ。

5)社内コンセンサスの徹底
 トップダウンもボトムアップも常にフラットに行われ、経営側、管理職そしてスタッフ間の『情報共有』がしっかりしている。

<セキュリティについて>
 既述の通り、Webサイトには、役立たずの「静的サイト」と、日々売り上げアップに貢献している「動的サイト」に大きく分けられる。

 経営者像を観察すると、瞬時に『時代の風』を感知し改善を行う経営者、気づかぬまま『己の常識がグローバル』と胡座をかく経営者、要らぬ世話だと激昂するキレやすい経営者など、千差万別である。

 しかし、気づかぬまま数年が経つとなれば、売り上げが大幅にアップする企業もあれば、完全に低空飛行を余儀なくされ、ネガティブ路線を走る『鈍行企業列車』も出てくる。

 何が原因かと言えば、全てにおいて、『勉強不足』としか言いようがない。柔軟な思考回路を投げ捨て、頑固一徹、凝り固まった思考回路により、毎日堂々巡りのネット戦略にて自己満足していることに気づかぬのであるから、救いようがない。

 怖いのは、どんなにその企業のネット戦略が素晴らしくとも、『セキュリティ』についての認識が希薄なところは要注意。また、『コンプライアンス』についても然り。

 企業の経営者、管理職、そしてスタッフ全員が、『セキュリティ』、『コンプライアンス』についての認識を高め、企業内の『意識改革』と『構造改革』、『情報共有』を真剣に取り組まない限り、その企業は日を追うごとに、『旧石器時代の会社』へと退化するに違いない。

<お問い合わせ>
◎上記を読まれ、すこぶる不安となられた中小企業経営者の方があれば、お気軽に筆者までご連絡、ご相談頂ければ『正解』をご教授します。尚、ご相談は、メッセンジャー(Messennger)でお願いします。(Twitterでも構いません)
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写真・文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2023/1/28 12:00 am

価値観の歪み・・・

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 PCにインストールしたAdobe PhotoshopやIllustratorをちょっと齧れば、「1億総クリエーターの時代」と豪語して、素人軍団がアーティスティックで神聖な領域に足を踏み入れる。センスの無さなどお構いなしの駄作ばかりが巷に溢れ、価値観の歪みを生じさせている。

 ネット時代となり、Homepage builderや無償Blog、Facebookをちょっと齧れば、これまた素人軍団が勉強会と称して、参加費(木戸銭)を取り、根拠の無い夢ばかりを語る。よって、価値観の歪みを助長している。

 企業として、店舗として、未だに公式サイトを保有していないところは、正直なところ、それなりのレベルであり、それなりの価値観で物事を判断する尺度しか持ち合わせていない。(相当実力があり、大勢のファンや顧客を保有するところは別格!)

 例えば、ある組合組織のネット事業を垣間見ると、合同の公式ブログが存在してはいるものの、全てが「どんぐりの背比べ」に過ぎず、その稚拙極まりない企画やコンテンツ、偏りのあるもので十分自己満足している訳だが、ここでも浅はかな素人軍団の「勘違い」が、低空飛行の元凶となっている。

 写真上のように、せっかく大輪の花を咲かせたヒマワリだが、アブラムシ、芋虫などの害虫により、花も葉も、ボロボロになっている。見た目も悪く、息絶え絶えの状態となる。「虫食い」や「ふ」ができ、今にも花が枯れ落ちそうな「辻が花」の世界であれば、その「侘び寂び」を十分楽しませてくれるのだろうが・・・。

 1994年以来、ネット事業を展開して来た中で思うことは、社内や団体組織に中途半端な素人をネット担当にしないことである。今ではスマホ、タブレット、パソコンなどを操るのは、小学生でもできる話だ。ただ、デジタル嫌いの年配族が、逃げに転じ、その核となる部分を無責任にも丸投げするから、価値観に歪みが生じ、日々低空飛行をやってしまうの繰り返しをするに留まる。

 さて、あなたの会社、団体、組合などの公式サイトは、しっかりとしたコンテンツの状態であるか否か、検証されては如何だろうか!?そして、間違いのないベクトルで運営されているかも、確と見られることをお薦めしたい。

 最後に・・・

 蛇足であるが、ある文化事業関連の公式サイトを拝見させていただいた。立ち上がって既に4年以上が経っている。しかし、僅か8000件のアクセス。これを多いか少ないかと言えば、はっきり申し上げて、少なすぎる。数百人の会員(裾野までカウントすれば数万人)の公式サイトで、1年間に僅か2000のアクセスで運営されているのであれば、その公式サイトの存在価値は皆無となる。無駄な経費ばかりが飛んで行くのである。

 その担当者が、ネットの仕組みやコンテンツなどのノウハウも基本から学んでいないから、上記のようになるのは当然のことではあるが・・・。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/10/2 12:00 am

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