ロゼッタストーンBLOGニュース

　時折、気晴らしに足を運ぶ、半高山（熊本県玉名郡玉東町）。眺望が素晴らしく、空気が澄んでいる時は、阿蘇山中岳の噴煙も見える。展望台は、蜜柑畑に包まれた格好で、超ワイドレンズで撮影するには格好の場所。

　本日は、ナルシストの丘と呼ばれるところに立ち寄り、普賢岳と有明海を撮影する予定だった。しかし、逆光でもあり、霞がかかっていたので、そのまま引っ返し、途中の半高山へ場所を移動することにした。

　山頂にはマリーゴールドにツマグロヒョウモンチョウのオスとメスが戯れていた。ここの蝶は落ち着きがあるので、バタバタとあちこちへと飛び移らない。よって、超望遠レンズを使えば、余裕で撮影できる。

　ただ、今回は90mmマクロレンズであったので、抜き足差し足で近づき、息を殺して、そっとレンズを近づけ撮影する必要がある。されど、虫除けスプレーを全身に吹き付けているので、蝶からは嫌われているに違いない。

　一つ残念なのは、放置された蜜柑畑が沢山あり、収穫時期を過ぎても、ボタボタと地面に落ちてしまった蜜柑がゴロゴロと。多分、蜜柑農家の高齢化で、蜜柑山の手入れが出来ないでいるのかも知れない。・・・心配だ。

▼ツマグロヒョウモンチョウのメス

▼ツマグロヒョウモンチョウのオス

◎ロゼッタストーン公式サイト（since 1995／熊本県第一号WEBサイト）
　https://www.dandl.co.jp/

文責：西田親生

眺望の良い展望台熊本県玉名郡玉東町マリーゴールド半高山蜜柑山蜜柑畑ツマグロヒョウモンチョウ

posted by Chikao Nishida at 2020/10/1 12:00 am

半高山の山頂より雲海を望む・・・

　熊本県玉名郡玉東町にある、半高山。熊本市から半高山に向かう途中、半高山方面は雲に隠れた状態だった。

　いつもは、そこに咲く花々や蝶、その他昆虫を撮影するが、山を登り始めると霧がかかった状態で、山頂からは何も見えない。阿蘇山の遠景も何も見えない。

　よって、展望台へ向かうと、何と遠景に雲海が眼前に広がっている。エンジンを止めて、さっとカメラを取り出し、撮影することにした。

　最初はガスがかかっているので、どんなにシャッター切っても、薄色の磨りガラスを通して見ているようで、遠景はベールに包まれた感じである。

　しばらくすると、そのガスがすっと消えて、眼前に雲海がくっきりと見え隠れするようになった。遠景だが、初めて撮影する雲海。

　頭の中では、「超ワイドレンズと超望遠レンズを持ってくれば良かった！」と叫びつつ、90mmのマクロレンズにて撮り切った。

　より幻想的な映像を写したいが、これが目一杯。後ろから車の音が聞こえる。近所の農家の方だろうか、３人が雲海を見に来たようだ。

　半高山は、取材ネタがない時に、頼みの綱で足を運ぶところであるが、有難いことに、いつも何か一つネタをくれるのである。