◎記事と写真は関係ありません

企業内で常態化と言えば、それぞれの企業カラーによって異なる。歪み切ったベクトルに慣れてしまい、足元も見えなくなり、視野狭窄の中で自分スタンダードが最高だと思い込み、じわじわと底無し沼に首まで沈むという悪循環となっている。よって、常態化の垢が、あちこちにゴロゴロしている。
皆が、その場凌ぎの忖度に走り、その場凌ぎの虚言を発する。フェイク情報共有が堂々と執り行われ、善玉菌は弾き出され、悪玉菌は水面下で次の虚言を模索している。これらも長期常態化すると、企業を牽引すべき有能な人材が、次から次へと外部流出し、残るは、職位ぶら下がり型無能力人間ばかりとなる。
舌馬鹿のホテル経営者が、ホテルレストランメニューに難癖つけて、突然、B級グルメを強要し、てんやわんや。それが常態化すると、そのホテルレストランは迷走ばかりか、アンバランスで不揃いグランドメニューのてんこ盛りとなってしまう。くわばら、くわばら。
客層レベルの低下は、全てにホテル側にある。緊急事態宣言下でも、全くルールを守らず、感染防止を拒否する客が多いのは、コロナ禍以前の問題である訳で、客層のレベルは元々低かったということになる。それが、地震や台風、コロナなどの災害時に、一気に低民度が吹き出してくるのだから、堪らない。
こんな話を聞いたことがある、ある熟年女性が、ある宿のロビーで移動遊具を持ち込み走り回っていたという。宿側が「大変申し訳ありませんが、他のお客様のご迷惑になりますので、お止めください!」と恐る恐る言えば、「私を誰だと思っているの!?」と逆ギレしたらしい。その上、自分は特別な常連と豪語したらしいが、即退場願えれば有難い程度の人物だ。
このような履き違えたお客が多ければ多いほど、作為的なクレーマーによる難癖が多発する。また、東京から帰郷していた女性客とその娘も記憶に刻まれているが、これまた凄い。「私は東京から来てるけど、近くでタバコを吸わないでくれないかな!?こんなところは、東京にはないよ!」と。喧嘩を売り始める。
当時、喫煙可能な喫茶レストランは、当然のように、周囲では大勢のお客がタバコを吸っていた。数分して、筆者の近くに女性と娘がテーブルについたので、さっとタバコを消して、それから吸わないようにした矢先に、その女性から暴言が飛んできた。正直なところ、言葉遣いが分からん阿呆な人間だなと思った次第。
どこに問題があるのか!?そこは喫煙可能なスペースなので、レストラン側が全体の様子を見て、女性が嫌煙家であれば、換気の良い奥のテーブルへ誘うべきである。また、その女性も筆者に向かって罵詈雑言を吐くよりも、スタッフへ「煙が苦手なんです。別のテーブルに移動できますか?」と小声で頼めば、それで済む。
東京から来ている(本当は帰郷している)が、ここは田舎のレストランで煙い、臭い。だから田舎は常識がないと難癖つける。申し訳ないが、実は、田舎臭い女性の見栄だけが際立っていた。その娘も母親の辛辣な言葉を横に、とても不安げな表情をしていた。
結局、その女性の民度の低さや常識の無さ、そしてレストラン側の気配りの無さが問題を大きくしてしまっている。筆者が帰り際に「どうも、ご迷惑をお掛けしましたね!?」と言うと、その女性は豆鉄砲を喰らった鳩のような顔をしていた。三歩歩けば忘れてしまう性格(脳みそ)なのか!?
客層レベルの低さは、どうしても、その食事処なり宿泊施設なりのレベルの高低に比例してくる。勿論、どんなにセレブであっても、素敵なお客との評価に値しない人もいる。逆に、言いたい放題の横柄な態度は、決して人として美しくもなく、言葉尻も悪意を含んでいることが多い。それは、一般的には成金と言うが、紳士淑女であるべき常連には不向きのようだ。
このように、想定外のものが常態化しているところでは、毎日、何か事件なり事故なりが発生している。その原因は、お客側であったり、会社側であったりと。もし、貴館が底民度客のオンパレードとなり下がっているのであれば、お客の首を全て置き換える必要性もあるが、その前に、ホテル側にこびり付いた常態化の旧型コロナウイルスを殲滅するのが最優先となってくる。
常態化で迷走している企業は、全国津々浦々にたくさん存在しているに違いない。気づくか気づかぬか、また、勇気を持って殲滅するか否か、顧客満足度最優先でお客を育てるか否かが、大きな鍵となる訳だ。また、経営者の資質によって、企業は大きくブレてしまうので、不運にも経営側が悪玉菌ばかりであれば、先ず、その首からすり替えねばならない。それも、常態化が何度もクラスターを起こす前に、超特急にて!!!
▼浮島神社付近にて(熊本県嘉島町)






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