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元日の熊本城

▼元日の大天守をモノトーンで切り撮る(NIKKOR 20mm使用)
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 元日に熊本城を取材するのは初めてではないか!?・・・と思いつつ、各神社の駐車場は全て溢れそうなので、いつもの通り、熊本ホテルキャッスルを起点として動いた方が賢明であると判断。

 昨年の元日と比べると、今年は人手がかなり多く感じる。加藤神社の喫煙場所で、或る年配の女性が会釈をし話し掛けて来た。「今年のような大勢の参拝客を見たのは初めてですよ。毎年来ますけど、横並びに30分以上も待たねばならないなんて・・・。不景気だったから、景気が良くなるように皆祈願してるんですかね?」と。

 いつもの熊本城取材コースは、桜の馬場 城彩苑あたりで腹ごしらえをして、それから熊本城内に向かうが、本日は、熊本稲荷神社方面から攻めてみた。・・・本日は拝観入場料が無料ということだったので、多くの初詣客が熊本城へ足を運んでいるようだ。その流れに乗って、同神社左横の平御櫓側から城内へ向かって行く途中途中で、熊本城内を撮影することにした。

 持ち出したのはNIKON DfとNIKKORオールドレンスの35mmと20mm。建造物や急勾配の階段や石垣、樹木などを中心とした取材となったので、35mmは途中で外し、20mm一本に固定、モノトーンで撮影する事で、400年の歴史を誇る熊本城のイメージを出せればとシャッターを切ったのだった。

 思ったより温かな元日。木陰や石垣の根元に立って撮影していると、手袋やマフラーが欲しくなるほど、身体の芯が冷えてきた。・・・最終目的地である加藤神社(宇土櫓横)へ足を運び、参拝後に熱々のお汁粉を食して、足早に熊本ホテルキャッスルへ下って行った次第。それでも寒かったので、同ホテルの熱々のコンソメスープをごくごくと飲み干して、体調を整えた。

 アップダウンのあるコースは、予想以上に距離もあるので、日頃の運動不足解消に繋がるぞと、自分に言い聞かせながら、全て徒歩での移動としたのだが、左手にカメラ、右手にゼロハリバートンの重いバッグをぶら下げていると、随分と腰に響いた。

 本日の取材の反省点は、モノトーンの撮影をしていて、ここはカラーで押さえておきたいという時には、もう一台の一眼レフを持参すべきだった。・・・。しかしながら、砂塵が舞う石段途中では、なかなかレンズ交換ができない筆者である。・・・もう少し、温かくなれば、取材日和が続くので、その頃を見計らって、2台の一眼レフと三脚を持ち込み、熊本城内をつぶさに切り撮って行こうかと・・・。

 ・・・清々しい一年の始まりに、昨年の厄が一気に飛んだような気がしてならない筆者でもある。


▼元日の大天守と小天守をモノトーンで切り撮る(NIKKOR 20mm使用)
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▼元日の大天守と小天守をモノトーンで切り撮る(NIKKOR 20mm使用)
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▼元日の宇土櫓、大天守と小天守をモノトーンで切り撮る(NIKKOR 20mm使用)
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▼熊本稲荷神社から大天守へ向かう観光客(NIKKOR 20mm使用)
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▼熊本稲荷神社から大天守へ向かう観光客(NIKKOR 20mm使用)
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▼人、人、人の加藤神社(NIKKOR 20mm使用)
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▼「仰清正公」の書が・・・(NIKKOR 20mm使用)
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  • posted by Chikao Nishida at 2014/1/2 12:00 am

オールドレンズの魅力と撮影比較

▼NIKON Df+NIKKOR 20mm(モノクロ専用レンズ) Bros.よしむら

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 写真上を撮影して、筆者の気持ちがぐっとモノトーンに魅せられたのだった。32年続くフレンチレストラン老舗の「Bros.よしむら」にて、オールドレンズと言われるNIKKOR 20mmを使用してみた。1968年製造開始の銘玉だが、店内を出来るだけ暗めに、被写体のシェフやその他の一番手前の薄い光だけで表現してみたのだが、予想を遙かに超えて、吉村悌二シェフの匠、職人としての存在感、重厚さを出せたと自負している。

 それから一週間も経っただろうか、またまたオールドレンズ35mm銘玉があると聞き、幸せな事にプレゼントして貰う事になった。・・・こうなると、筆者のモノトーンに火が付くどころか、最新レンズも含めて、オールドレンズとの比較をしたくなるのは自然の流れと言えばそうだが、完璧に、その世界に入り込んでしまった次第。

 気づいた事は、モノトーン専用で設計されたオールドレンズの黒がすこぶる美しい事が分かった。フォーカスが甘いと懸念していたにも関わらず、最新レンズに引けを取らぬ表現力を持っているではないか。鉛入りのガラス玉・・・前玉から中を覗き込み、昔の日本人の職人技が凝縮されていると考えるだけで、鳥肌物である。・・・実に素晴らしい技術力と職人の執念と心意気を感じるのである。

 以下の写真の中で、SAMYANGの85mm 1.4はお姉ちゃんレンズと言われ、女性を写す定番の格安レンズ。また、SIGMA 50mm 1.4は、優れた最新の単焦点レンズなのだが・・・やはり、モノトーンを最新のレンズで撮るとなると、それ専用のフィルタがある方が、よりモノトーンの世界をぐいぐいと引き立たせてくれるのかなと・・・遅ればせながら気付いたのだった。

 よって、オールドレンズのモノトーンの黒は・・・輪島塗のような艶やかな黒であり、切れが良い。それに対して最新レンズはカラー撮影を大前提として開発されたものなので、黒が黒というより、ダークグレーの黒に近いような、又、グラデーションもオールドレンズと比較すると、ドットがかなり異なっている。

 まあ、何はともあれ、これら2本のオールドレンズ。・・・レンズが曇ったり、レンズとレンズの接合部分が剥がれたりしないよう、大切に大切に使って行きたいと思ったのだった。


▼NIKON Df+NIKKOR 35mm 2.8(モノクロ専用レンズ) カメラの坂梨
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▼NIKON Df+SAMYANG 85mm 1.4 熊本ホテルキャッスル
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▼NIKON Df+NIKKOR 20mm 3.5(モノクロ専用レンズ) 熊本ホテルキャッスル
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▼NIKON Df+NIKKOR 35mm 2.8(モノクロ専用レンズ) 熊本ホテルキャッスル
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▼NIKON D800+SIGMA 50mm 1.4 熊本ホテルキャッスル
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▼NIKON Df+NIKKOR 35mm 2.8(モノクロ専用レンズ) 熊本ホテルキャッスル
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  • posted by Chikao Nishida at 2013/12/30 04:29 am

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