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SecondLifeの熊本城 vs Real熊本城

▼SecondLifeの熊本ジャパンにある熊本城(実寸大)

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 2007年に、D&L社が開設した「SecondLife Kumamoto Japan」。そこには、実寸大で建造された仮想現実世界の熊本城がある。

 今日は久し振りの熊本城散策。出来るだけ実寸大に近く、且つ、形状もプリミティブの限界で建造した熊本城。・・・当時は、セミナーやイベント会場になったり、又は、海外から城見学といってツアーまで組まれた事のある、Kumamoto Japan。すこぶる懐かしい。

 海外では、今も尚、リアルに近い素晴らしいSIMや、完璧ファンタジーな世界、癒やしの世界などなど・・・活躍しているアバターも数多く居るようだ。

 ちなみに、Kumamoto Japanに建造された熊本城は、何と、800時間を掛けて建てているのである。・・・今思い起こせば、気の遠くなるような作業が毎日続き、スタッフは徹夜を余儀なくされたのだった。筆者も、それに付き合い、朝も、昼も、夜も・・・訳が分からぬほど、必死で作り込んでいった事を思い出す。

 熱しやすく冷めやすい日本人。・・・まあ、SecondLifeのネックは、高速マシン(PC)が必要となり、仮想現実世界と言っても共通語は英語であり、個人の特定が出来ない為にアナーキー状態になりがちという欠点もあり、日本人は激減していったのであった。

 自分がクリエイターになり、頭に浮かべた物を何でも作れるという素晴らしい仮想現実を、何とか次世代へ受け継いで貰いたという願望もあるが、未だ体験していない人が居れば、無償でアバターを作れるので、一度、パリのエッフェル塔やセーヌ川、熊本城などなど・・・仮想現実の中で世界旅行を楽しまれても宜しいかと思う次第。



▼実写の熊本城(モノクロ)
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【セカンドライフ公式サイト】 https://secondlife.com/index.php?lang=ja-JPLink

【SedcondLIife Kumamoto japan公式サイト】 http://www.kumamoto-j.netLink

         

  • posted by Chikao Nishida at 2014/2/24 05:33 am

25年前に書き綴った原稿・・・

▼イメージ写真

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 倉庫の整理中に、25年前に書いた「マイツール論」などの論文や原稿が見つかった。写真下には、当時のRICOHがパソコンの主力アプリケーションとして推進していたMyToolについて原稿を依頼され、執筆したものがあった。この原稿は、懐かしい内容だけでなく、1988年7月26日にMacintosh(Apple社製/1984年購入)を使用して印刷したものであることが記されている。

 新聞社では殆どがNECのPCを使用していた中で、唯一、筆者のみApple社製のMacを使っており、MacDrawやMacPaint、Sheet、Chart、Thunderscanなどを駆使していた。当時のMS-DOSの支持者から見れば、筆者は異端者かも知れない。それでも、異端者とされた筆者がAppleのMacを使い続け、既に29年が経過している。

 話は前後するが、前出の「マイツール論」を再読してみることに。正直なところ、駄文であることに恥じ入るばかり。他人様に見せるには程遠い原稿だが、25年前の筆者が何を考え、何を伝えたかを見極めるために、特定の要点だけを抜粋して読み直すことにした。

 導入部分では、媒体(メディア)について述べている。「インディアンは狼煙を使って敵の動きを知らせ、鏡で太陽光を反射させ合図を送ったり、近代になるとサーチライトや電信で情報を伝えたりしていた。」とある。言葉遣いは稚拙だが、メディアの進化についての考察であった。

 また、中盤では、「AI(アーティフィシャル・インテリジェンス=人工知能)についても触れている。現在のコンピュータと比較して、人間の頭脳の素晴らしさを強調し、視覚、聴覚、嗅覚、触覚に焦点を当て、戦略的思考を持った人間がコンピュータを「セクレタリ・ツール」(私設秘書)として利用すべきだと述べている。

 更に、「コンピュータは、人間の頭脳に代わりに超速CPUを、視覚や触覚の役目を果たすセンサーを、手の代わりにプリンターを、足の代わりに通信機能を持つべきだ」と述べている。

 総じて、25年前の筆者が伝えたかった要点は以下の通りとなる。

(1)AI(人工知能)が進化しても人間の頭脳に勝るものはない 。(2)メディアの進化に伴い、情報形態は変わるが価値は変わらない。(3)戦略的思考をもってパソコンを活用せよ。 (4)アプリを巧みに使用しパソコンを私設秘書のように活用せよ。

 当時はまだインターネットが存在しない時代である。自らを褒めるつもりはないが、25年前の筆者を一つだけ評価できる点は、「足の代わりに通信機能」を提案し、当時の日本電信電話公社(現在のNTT)の企業通信システム本部ブレインズ(東京霞ヶ関)に連絡を取り、通信事業を調査し、300ボーレートという極めて遅いモデムを使用しながら、実際に通信の実験を行っていたことだろうと。

 1988年に通信に目覚め、1990年に新聞社を経て起業。マルチメディアオフィスを設立し、1995年には熊本県内で初のポータルサイトを開設した。今振り返ると、「通信事業の夢」が何かしらの形で筆者の中に根付いており、それが現在に至っているようだ。


▼1988年7月26日に書き綴った原稿
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  • posted by Chikao Nishida at 2013/12/24 03:04 am

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