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単に見るのと鑑賞の違い・・・

▼薔薇のトンネル
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 自分の作品が、どの程度のレベルに達しているのか、また、どの程度写真を愛する方々に印象を持ってもらえるのかの腕試しとして、海外ではギリシャの写真愛好家の集まるサイト(会員4100名)に、国内ではNikon大好き人間が集まるサイト(会員9000名)に、それぞれ、数回にわたりアップすることにした。

 圧倒的に「いいね!」の連発だったのは、写真上の「薔薇のトンネル」(カクテル)である。国内外揃って、女性カメラマンの反応がすこぶる良かった。次に良かったのは、写真下の「着水」だった。男女比率は同じくらいだったが、着水時のクラウン状の波形が目に留まったようだ。その他、「獲物待ち」の白鷺の写真や「サンセット」の写真も反応がすこぶる良かった。

 気づいたことは、美しいものや俊敏に動くものを捉えたものは、万人受けするように感じた次第。筆者も写真同好会なるものをネット上でいくつか開設しているものの、日頃から「いいね!」の付き具合は良いとは言えない。閲覧する人の数パーセントが「いいね!」を押して、「しっかりと拝見しましたよ!」のシグナルが送られてくるのだが、殆どのメンバーは単に見るだけに終わっている。

 他のサイトと知り合い同士が集まったサイトの動きの違いは何なのかと、少々考え込んでしまった。多分に、知り合い同士が集まるサイトでは、日頃の動きの確認に重きを置き、作品の鑑賞やその評価への意識が希薄なのだろうと。それに対して、国内外のカメラ大好き人間が集まるサイトは、日々の動きが活発で、コメントの書き込みも驚くほど積極的である。

 ギリシャのサイトでは、一つの作品に対して、「Great shot!」など弾んだような呟きが見られ、国内のNikon大好き人間のサイトでは、「いつ撮影されたのか?」、「その花は本当に美しい!」、「タイトル通り素晴らしいお写真でうっとりする!」、「この撮り方、私も大好き。綺麗に撮れている!」などと、作品についてじっくり鑑賞されているのが良く分かる。

 知り合い同士のサイトも、上記のようなアグレッシブさが欲しいものだが、それは筆者の不徳の致すところなのだろうと。ただ、フェイスブックやその他趣味のサイトの情報欄を閲覧する場合、少なからずとも、しっかりと見て欲しいものである。特に、フェイスブックなどは「いいね!」が数十秒間に連続してバンバンと上がってくると、じっくり拝見されていないのが手に取るように分かるのだが。

 最後に、SNSを商売道具に使っている人であれば、尚更のこと、新規顧客の掘り起こしや常連客への露出度の高いパフォーマンスとして、日々しっかりと意思表示をすべきである。ぼーっとしている内に、競合他社に簡単に追い越されてしまうのではないかと危惧する次第。


▼着水
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▼獲物待ち
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▼サンセット
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▼FOXY ROSE
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▼昨日の取材風景
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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2017/8/12 02:33 am

四分一世紀足らずで、百年進化!

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 本日は、少々固めの話。5年前にスタイラスペンで描いた、筆者オリジナル「座布団猫」に語ってもらうことに・・・。

 インターネットが日本上陸する以前は、パソコン通信が流行していた。F社が先行し、パソコンでメッセージの交換ができるという、インターネットの赤ちゃんのような存在である。僅か300ボーレートという鈍足データ転送通信環境であったが、結構楽しんだ人々も多かった。

 インターネットの黎明期は、通信速度は28800ボーレードのアナログモデムでの接続。それから直ぐに36600ボーレートとアナログ路線をひた走った。そして、次に登場したのが、デジタル回線である。64000ボーレートから、128000ボーレート。・・・・(中略)・・・と、現在の高速光通信やWiFi通信、4GやLTEなどに進化していった。僅か20年ほどの時を経て、昔の産業革命であれば100年分を瞬く間に突っ走った感がある。

 当社がインターネット事業に着手したのは、1994年の秋。IBM(米国)関連会社の人間を熊本に招聘して、ネット事業を進めるか否かのレクチャー会を二週間ほど行い、着手することを決定したのだった。

 しかし、熊本県内はインターネットを接続する環境がなく、1995年に当時のIIJ(インターネット・イニシアティブ・ジャパン)と契約し、インターネット専用回線を当社に導入したのである。専用サーバーも数千万円もしたが、専用回線料金が月額60万円(年間通信費720万円)だったので、長時間のレクチャー会を集中開催したのは、ご理解いただけるのではなかろうかと。

 当社のインターネット事業は、今年の8月22日で22年となる。これまたあっという間の出来事のようで、振り返ると、山あり谷あり、ネット環境の礎を構築し、独自ドメイン(www.dandl.co.jp)を取得し、ポータルサイト・ロゼッタストーンを開設してから、満22歳となる訳だ。

 ホームページを構築するのに、お手本となる教科書も何もない時代である。よって、米国の学術系のサーバーに接続し、HTMLのプログラミングや、その他、DNSサーバー、MAILサーバー、WEBサーバーなどのノウハウを、一つずつ解読し、ロゼッタストーン公式サイト開設に傾注したのである。

 22年というと、二昔前。ガラ携からスマホの転換時期に、ネット環境がぐっと進化したのは記憶に新しいが、ネットの世界に22年以上も浸かっていたので、かなり違和感を持つのは・・・現在のSNS時代、ユビキタス時代となっても、デジタルの「掟」を知らぬまま、日々利用している経営者が、とんでもない方向へと飛んで行ってしまったことだ。(気づかぬのは、その人ばかりなり。)

 最近、頓に思うとは、公式サイトを軽視する経営者が増えている点だ。SNSにおんぶに抱っこで、個人情報を乱発し、日々赤恥を晒け出している経営者。さらに、子供や孫の学歴や就職なども、公然と呟き、自己満足のためにSNSをフルに活用している経営者もいる。それは、デジタルに対して、その便利さと怖さをよく理解していない経営者に多いのだが、一度ハマれば、抜け出すにはかなりの決断とエネルギーが必要となる。

 経験したことはないが、多分、麻薬やアルコール依存症などと同様に、デジタルの罠にハマると、抜け出るには、今までの自分を否定することから始まるので、なかなか容易なものではない。慣れてしまうと、己の醜態さえも見えなくなってくる。狂ってくると、ネット上でストーカー行為を繰り返す経営者もいるようだ。思い込みが激しく、妙にプライドが高く、自信過剰、虚栄心などが、大きな要因となっている。

 デジタル時代は、すこぶる便利な世界ではあるが、そこには「掟」をしっかりと厳守してこそ、その利便性や、凄さの恩恵を受けることができるものだ。よって、そのベクトルが一度歪んでしまうと、全ての価値観に狂いが生じ、とんでもない人生に成り下がる可能性もあることを知るべきである。

 以上、「座布団猫」さんが話しておりますが、まだまだ、話し足りないような様子。しかし、本日はここまで。

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written by Chikao Nishida


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2017/8/2 12:16 am

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