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仮想現実世界に熊本城あり!

▼右から、熊本城の大天守、小天守、宇土櫓
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 仮想現実世界「Second Life」が日本上陸したのは、2007年だった。既に10年が過ぎ、国内ではSIMを保有する企業や個人が皆無に近い状況の中、今も尚、熊本ジャパン(ディー・アンド・エルリサーチ社が管理運営)SIMは健在である。

 https://maps.secondlife.com/index.php?q=kumamoto+japan&s=PlacesLink

 写真は、2008年に約800時間を掛け、仮想現実世界で建造した熊本城(大天守、小天守、宇土櫓)である。今で言うならば、VR(バーチャルリアリティ)の世界を、既に10年以上も前に創り上げていたのだった。

 2016年4月の熊本地震のために、熊本城は壊滅状態となり、現在、規制線があちこちに張られ、実際に見ることはできない。勿論、大天守や宇土櫓などの最上階へ足を運び入れることもできなくなった。

 2008年に再現した、仮想現実世界の中の熊本城は、実寸代に近い規模で建造したものなので、実際、自分自身がアバターとなり、その中に入ることもできる。以前、イタリアの観光ツアーの団体が、この熊本城を見学に来たことがあった。

 添乗員付きの観光ツアー。午前3時頃だったろうか、熊本ジャパンのSIMに訪れた観光客に対して、英語で熊本城の歴史を説明したことがあったが、この素晴らしい仮想現実世界が、現在は日本では知る人ぞ知る存在となった。

 ちなみに、10年以上前に仮想通貨リンデンダラーを使用して、仮想現実世界「Second Life」の中で、車や船、アバターの顔や胴体、服などを購入して、コスプレなどを楽しむ人たちも多く、その世界ではアルバイトもできたり、更には、土地を購入して自分の家を建てる人も沢山いた。

 当時、中国系の若い女性が、仮想現実世界「Second Life」の中で不動産業を営み、実際にミリオネアになった人もいた。実は、仮想現実世界の仮想通貨リンデンダラーは、リンデックスを通して、現実の通貨に換金できたのである。

 現在、絶対数は激減したものの、まだまだ世界では、この仮想現実世界「Second Life」が動いている。いつの日か、仮想現実世界「Second Life」と人工知能などが融合し、また新たなる仮想現実世界が登場するのではないかと期待している次第。

 最近のパソコンは速度も機能も、当時のものとは比較にならぬほど優れているので、まだ体験したことのない方は、是非、仮想現実世界「Second Life」を体験されては如何だろうか!?


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◎仮想現実世界「Second Life」の熊本ジャパン
 https://maps.secondlife.com/index.php?q=kumamoto+japan&s=PlacesLink

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2018/3/17 03:17 am

蜘蛛と蜘蛛の巣・・・

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 蜘蛛を見れば、職業柄、先ずはインターネットを思い起こす。すなわち、「www(the World Wide Web)」、インターネットの情報通信網のことである。地球上の数え切れないほどのWEBサーバーを一つ一つの基地として、そこに格納されているホームページ群が、光ケーブルやマイクロウェーブなどの通信手段により、蜘蛛の巣状に企業や個人のパソコン、スマホ、タブレットなどと繋がっている状態を指す。

 筆者がネット事業に着手したのは、商用インターネットが日本に上陸した1994年の秋だった。更に、独自ドメインを取得し、公式WEBサイト(ロゼッタストーンの前身)を開設したのが1995年の夏(熊本県初)だった。あっという間に、着手から23年、四分の一世紀近くが経ってしまったことになる。

 今や、SNS時代となり、インターネットの世界にどうやって接続するのが良いのか否かと、パソコンの通信や接続環境をいちいち考えなくても良いという、すこぶる便利な時代となっている。それも、ブラウザとメールソフトのみで展開していたインターネット黎明期と比較すれば、雲泥の差。多種多様なアプリが開発され、検索エンジンも飛躍的に進化を遂げており、意図も容易く、インターネット世界へ飛び出すことが可能となっている。

 インターネットが世界を変え、異業種間の垣根を取っ払い、人々の個人生活に密着したものとなった。しかし、その恩恵を受ける一方、日々報道されている詐欺事件やストーカー事件、出会い系サイトにおける誘拐殺人事件のように、日々、凶悪犯罪の温床となっているのも否めない事実である。

 その黎明期に、「ネチケット」という言葉が流行した。現在では死語となっているが、それはインターネットを利用する時の、最低限のモラルやエチケットのことである。しかし、その「ネチケット」という言葉の概念をしっかりと理解し、日頃の自分の言動チェックを行う癖を付けている人たちは、先ず、SNS上で赤恥をかいたり、個人情報を流出させたり、前述の事件事故などに巻き込まれたりはしない。

 蜘蛛の巣のような高速通信網はすこぶる便利ではあるが、人としての「常識」を兼ね備えた人により、健全に利用されることが理想となる。蜘蛛はとても賢い。お尻から光ファイバーの1本の繊維よりも更に細い糸を出して、生きるために狩をしている。昆虫がその網に掛かれば、その振動を感知し、さっと近づき、ぐるぐる巻きにして、食糧備蓄をしている訳である。悲しいかな、その蜘蛛にも劣る人たちが沢山居るのだから、情けない。

 世の中を変える便利なものの登場の裏には、必ず、お金が動き、更には、犯罪も見え隠れするというのが、古今東西、普遍的なものである。それに気づき、日頃のSNSへの対応を見直すべき時期であると動いている人が、どれだけ居るのだろうか!?キッチンドランカーのように、便利すぎるスマホやタブレットに依存して、インターネット世界との接点がドラックであるかの生活をしている人も居る。・・・精神的な病に侵されている可能性も無きにしも非ずとなる。

 一端の大人であれば、インターネットの表と裏くらいは、しっかりと見据えておくべきであろうと・・・。

・・・先見塾より(主宰 西田親生)


▼昔々のMacintosh(Mac)
My-mac



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  • posted by Chikao Nishida at 2017/12/19 10:00 am

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