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民主主義に疑問符・・・爺さんたちの諍いか!?

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 これほどまでに醜態ばかりを見せつけた大統領選挙は無かろうと。

 敗戦国である日本は、戦後、帝国主義や軍国主義から民主主義国家へ。国土を戦勝国が分割統治する危機的状況下に、アジア圏で唯一、西側に最も近い存在としての日本の姿が見え隠れすることになる。そこには、当時の東西冷戦時代、民主国家として強大な力(世界の警察)を持った米国の存在があり、日本もそれに甘んじてきた。

 民主国家としての理想像とは?・・・それを牽引する強大国の米国大統領に世界の目が向けられる。戦後、特筆すべきはJFKの大統領就任である。しかし、ダラスをオープンカーにて進む車列が狙撃され、JFKは暗殺される。世界の歓喜が一瞬に吹っ飛んだ。因みに、東京オリンピック開催前年の1963年11月22日(金)に起こった惨劇である。

 それから数年後、米国ロスから日本に一時帰国してきた親戚から、JFKの50セント硬貨を貰ったことがある。筆者にとっては、世界的なヒーローのノベルティだった。民主主義国家のお手本と思っていた米国の大統領選が、「難癖ありあり」、「暴動ありあり」、「誹謗中傷の雨霰」に直面し、当時抱いた理想像が根底から覆されてしまった。

 米国及び米国民にプライドや節度は無いのか。謂わば、田舎の仲の悪い爺さんたちの、馬鹿げた諍いにしか見えないのである。フェイクに簡単に扇動される米国民。法治国家であるはずが、法の網の目を潜る蛮行を企てるトランプサイド。人命を軽視する、現大統領の罵詈雑言。正直、商業化された単なるイベント(お祭り騒ぎ)でしかなさそうだ。

 確かに、従来の米国は世界最強の民主国家として、世界各国へ大きな影響を与え、最強最大と看做されていたに違いない。ただ、そこには、今まで表面化してなかった「民度の低さ」が日々露呈していることに気づく必要がある。「個人主義」を理想として豪語していたが、中身は「エゴイズム(利己主義)の塊」である。国力は「兵器輸出」が支えている点も、首を傾げる次第。

 欧米に感化され易いのが、我々日本人でもある訳だが、振り返れば、「フランクな関係」と豪語して礼節を弁えぬ日本人が増えたり、災害時の水汲み場でズルをして婦人や老人たちの間に割って入り込んでくる輩がいたり、コロナ感染が分かっていても他人に感染させることが罪であることが理解できない阿呆がいたりと、「他人のことなどどうでもいいぜ!」と周囲に迷惑を掛けながら闊歩する。

 現在の米国には、痛烈に悪政を批判し続けたI.F. Stoneや、ウォーターゲート・スキャンダルにてニクソン大統領を辞任へ追い込んだジャーナリズムの鏡とされたワシントンポストの記者(Bob WoodwardとCarl Bernstein)などの記憶が薄れ、国民が真偽の判別がつかぬような時代になっている。それは、全てに民度の低さが原因であり、敬愛の念の欠落でもある。

 ロス・オリンピック以来、何でもかんでも商業ベースにて動く世界となった。よって、今回の米国大統領選挙においても、莫大な金が動く訳で、マスコミでさえも、ジャーナリズムとしての社会的重責を忘れ、広告段数の多いことに腹を抱えて情報操作を行い、社会正義・社会秩序なんぞどこ吹く風。これでは、世界に誇る強大国の民主主義と言えるはずがない。

 蛇足ながら、世界的な悪の根源は、あちこちで暴挙を繰り返す独裁者の存在と、時代錯誤でもある国際連合の常任理事国最優先の仕組みである。前者を押さえ込むには、国連が機能すべきであろうが、常任理事国の都合で左右される「拒否権」の撤廃が先決であると思われる。結局は、国益最優先で国連に臨む国ばかりで、世界平和のために機能すべき国連とは言い難い。

 国連及び関連機関の解体と再編成を行い、全てにフラットな関係を構築し、時代錯誤も甚だしい戦勝国最優先の国際機関全てをリセットすべき時代に突入したのであろうかと。二〜三歩引いて見ていると、世界の独裁者たちは、稚拙で偏った思想の持ち主ばかりである。国民の平穏無事なる日々を願うはずもなく、己の懐を肥やし、搾取に専念しているだけの話である。

 要は、自戒を込めての話だが、扇動、洗脳に左右されるような低民度の「ノイジー・マイノリティ」にならぬよう、常に冷静沈着にて「サイレント・マジョリティ」を目指さねば、何事においても真偽のほどは解明できないと考える次第。

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文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2020/11/4 12:00 am

豪傑役員の想い出・・・

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 筆者が青二才の頃を思い起こせば、新聞社平社員時代の話になる。当時、組織において出世したいと言う気持ちがないと言っては嘘になるが、毎晩、夜中まで自主残業にて、10年分ほどの関係資料や新聞記事、その他企画書を読破した事があった。

 自主残業の理由は、目の上の課長や部長たちを、実力をもって粉砕したいと言う気持ちの表れであった。勿論、下克上を狙っているのではなく、組織において実力がなければ、キャリアのある先輩たちに仕事で負けてしまうのが、腹立たしいからである。

 28歳にして、自分の名刺に初めて「係長」と言う職位が付いた。或る役員の配慮だろうと思うけれども、正直、嬉しかった。しかし、それでも満足できず、先輩よりも同期よりも、気持ちは10年先を見据えて、日々意表を突くような企画を作りまくった。

 呑みに誘われ、午前0時頃に呑み屋を出て、タコ焼きやらお好み焼きやらを手土産に、新聞社(当時は鶴屋百貨店の向かいにあった)の通用門に立ち、当直の守衛さんに手を振り、手土産を渡し、自分のオフィスに入れてもらった。それから2時間ほど資料を読み、タクシーで自宅に帰った。

 今思えば、若き頃の筆者は、平凡なるサラリーマンではあるが、日々、仮想敵国と闘っていたのだろうと。勿論、当時もパワハラやセクハラは、大なり小なり存在していたに違いない。目立ち過ぎると、必ず叩かれる。企画書を人の5倍ほどのスピードで書き上げると、嫌がられる。

 実は、皆が鉛筆や万年筆の時代に、既に自己所有のパソコン(Macintosh)を持ち込み、キーボードを乱打して、1週間に10本ほどの企画書を作り出した。隣の部長席で部長印を貰う必要があるが、その部長は筆者の企画書をデスクの境界線に積むばかりで、無視して押印しない。

 堪忍袋の尾が切れて、トップ10で鬼のような役員のところへ足を運び、一部始終を話すことにした。その役員はすこぶる理解のある方で、「よし、分かった。今日から部長たちの印鑑は取らんでもいい。直接持って来い!」の一言で決まった。そして部長に内線電話を掛けて、大声で叱責してくれた。

 何とも有難いことだろうと、早速、自分のデスクに戻り、部長のデスクと筆者のデスクの境界線に積んである企画書を全部持ち上げ、そのまま役員室へ持ち込んだ。「こんなに滞っているのか!?あいつは根性悪いな。君と水と油なんだろうが、構わんでいいから気にせずやってくれ!」と。

 それから、役員は定期的に夜の街に誘ってくれるようになった。或る日、「おい、ちょっと私の部屋に来てくれないか!?」と。慌てて足を運び入れると、「来週の水曜日、休めるか?」と役員がニヤニヤしている。「実は、ゴルフに行きたいんだが、君と、あ、あと一人、君の後輩に連絡して、来週の水曜日に休んで、付き合ってくれ!」と。

 その水曜日がやってきた。阿蘇東急ゴルフクラブへ行き、1ラウンド終了。日の沈む頃に帰宅して一息ついていたところ、役員から自宅に電話があった。「あの、申し訳ないが、この前の店に行きたいんだよ。ちょっと気に入ったイギリス人の女性がいるから、通訳してくれ!」との誘い。シャワーを浴びて、街中へ繰り出す始末。

 「釣りバカ日誌」のようだが、役員へ忖度することもなく、懐柔策にて相手を取り込むような姑息なことなど一切なかった。よって、筆者が起業する時に、何度も「考え直してくれんか!」と心配してくれた。辞職理由は、筆者の部下を虐めていた部長との諍いである。辞める必要など全くなかったが、若気の至りにてケジメを付けてしまった。

 折角入社した新聞社であるので、勿体なかったけれども、それもまた人生だろうと。しかし、上述のような豪傑役員は、最近の会社では全く見掛けなくなった。カミソリのように仕事には厳しく筋を通すが、「奥ゆかしさ」があった。胸筋開き、隙を堂々と部下に見せて、対等にお付き合いをしてくれるのである。

 因みに、周囲の人たちは、その役員を恐れ、できるだけ接点を持たぬように動きていたようだが、今思い出せば、プッと吹き出すような光景が浮かび上がる。実は、その豪傑役員とのエピソードはマンガ本にしたいほど、記憶の箱に山ほどオモシロネタが詰まっている。


▼写真はイメージ
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文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2020/11/3 12:00 am

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