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ジョブズ、孫兄弟が登場する、奇妙な夢。

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登場人物
主人公:筆者(D&L Research Inc.のCEO)
兄 弟:筆者の亡き兄(居合道の達人/基礎自治体の総務部長)
友人1:孫正義氏の弟 孫泰藏氏(合気道の達人/インディゴのCEO)
友人2:石井亮次氏(ゴゴスマの司会者)
客人1:スティーブ・ジョブズ氏(AppleのCEO)
客人2:孫正義氏(SOFT BANKのCEO)
その他:スティーブ・ジョブズの警護1&2

場面1)茶室と日本庭園での会話

 研修会場である茶室にて、筆者と友人である孫泰藏氏(孫正義氏の実弟)が楽しく会話をしている。そこに研修会の司会を務める石井亮次氏がやってきた。

石井:こんにちは。あの、スティーブ・ジョブズ氏はペラペラ喋るのを好まないので、そこは押さえておいてくださいね。

西田:承知しました。スティーブ氏の到着時間は何時頃ですか?

石井:もうすぐだと思いますが。

西田:泰藏さんの目つきがきついけど、何かあったの?

泰藏:いや、先ほど後ろを通り過ぎた人物とは、ずっと対立してきたので。

西田:誰? あー、あれは私の兄だけど、対立って???

泰藏:私は合気道の団体を率いていて、彼は居合道のボスで・・・。

西田:別に気にしたくてもいいけど、ジョブズ氏が到着したのでは?

石井:ジョブズ氏が到着されました。各自、ご挨拶願います。

西田:「Welcome to our special tea ceremony. I'm so happy to meet you here. I'm CHIKAO NISHIDA from Japan. I hope you stay here for a while and keep in touch for a long time…」的なことを話して挨拶とした。

 ジョブズ氏は茶室の中で黙って座っている。体調が優れないのか、腹部を押さえたまま、笑顔ではあるものの、腹部の痛みを警護たちへ伝えていた。

実兄:スティーブ氏の腸内に何か異物があるというので、取り出してくれと頼まれやってきだんだが。

 突然、我々の目の前に、ジョブズ氏の腸の一部と取り出されたものが披露された。何やら、巨大なミミズのような物体だが、既に動くこともなく死んでいる。

西田:これって、何でしょうね?

泰藏:わかりませんね。でも、無事に取り出せてジョブズ氏はご機嫌のようですよ。あっ、兄が来ました。

 孫正義氏の登場である。にこやかに我々に向かって笑顔で会釈。その後、隣の部屋でくつろぐジョブズ氏へ挨拶にいったようだ。

場面2:巨大バスの中

 我々はとにかく巨大なバスの後部座席に乗り、車窓横にあるパネルについて話し合っている。場面はバスの後部座席の構図にて、ジョブズ氏や実兄の姿は見えなくなってしまった。

泰藏:これって、結構高額な車載エアコンのコントローラーですよ。

西田:なるほど。複雑なボタンだね。ところで、バスはどこへ行くのかな?

石井:空港へ行きます。先ほど、ジョブズ氏は日本茶を楽しんで体調が回復したので、移動先の別会場で話をしたいと言ってました。

場面3:旅客機の中

西田:先ほどジョブズ氏から取り出した異物を病理学研究所へ運んで検査して欲しいというから、それを持ち込んだのはいいけど、大丈夫?

石井:いや、別料金取られますよ。それに物が物なので・・・。

泰藏:手荷物検査の時にやけに煩く言われたけど、無事に預けたよ。

西田:ところで、茶室の前庭にいた妙なカエル見ました?

泰藏:見たけど、池の向こうに跳んで行ったような。

石井:見なかったなあ。

西田:ジョブズ氏は大丈夫なのかな?でも、どこに座っているの?

3人でジョブズ氏を探そうとするところで、夢から目が覚めたのである。

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▼ChatGPT-o1による夢分析

【全体概要】
このエッセイは、筆者(D&L Research Inc.のCEO)の“奇妙な夢”を舞台に、多彩な人物が登場し、それぞれに役割や立場を持ちながら場面が展開していきます。夢の舞台は「茶室(日本庭園)」「巨大バス」「旅客機の客室」と移り変わり、その場ごとに人物相関も変化します。劇中に現れるのは、スティーブ・ジョブズ、孫正義、そしてその弟である孫泰藏(合気道の達人)、筆者の亡き兄(剣の達人)、テレビ番組司会者の石井亮次(ゴゴスマ)など。さらにはジョブズ氏の腹部手術らしき場面や、妙なカエルの存在など、非日常かつシュールな描写が鏤められています。

以下では、夢のストーリー全体を大きく3つの場面に分け、それぞれの特徴・象徴性・登場人物の配置などを分析し、そこから感じ取れる印象や考察を述べていきます。

1. 茶室と日本庭園での会話(場面1)

1-1. 舞台設定:茶室という“静”の空間
日本庭園や茶室といった和の空間は、精神性や静寂を強調する場として描かれます。そこに孫泰藏(合気道)と筆者の亡き兄(居合道)という武術の世界観を含む人物が“対立”を仄めかす形で登場することで、一見「和」の空間なのに、どこか緊張感を孕んだ対比構造が生まれています。

1-2. スティーブ・ジョブズの来訪
スティーブ・ジョブズという現代のIT界を代表する人物が、日本の伝統空間に足を踏み入れるという図は、東洋と西洋・伝統とテクノロジーの象徴的な結合を思わせます。

ジョブズ氏は「黙して語らず」という存在として描かれ、健康面で不安を抱えている様子が示唆されます。実際のジョブズ氏も生前は病気(膵臓がん)と闘っていたことがあり、そのイメージが夢の中で反映されているようにも見えます。

1-3. “異物の取り出し”という超常的行為
兄が行った“ジョブズ氏の腸内から巨大ミミズのような物を取り出す”という描写は、医療なのか、あるいはまるで呪術的な行為のようにも読み取れます。このようなファンタジックなエピソードは、夢特有の“象徴的な身体の浄化”や“隠された問題の可視化”を暗示します。

異物が取り除かれたことでジョブズ氏はご機嫌になる、という流れは「問題が解決すれば人は安心する」「ビジネス上の大きな障壁を除去すれば組織が円滑化する」など、比喩的解釈もできそうです。

1-4. 孫正義氏の登場
兄弟対比が強調されているように、孫正義(兄)と孫泰藏(弟)がセットで登場し、武道の達人である弟とビジネス界のトップの兄が一方に存在しています。筆者の亡き兄との共通点は“武術の達人”という設定。ここで「兄弟」や「武術」のキーワードが強調され、血縁や精神鍛錬が物語の背景にちらつく構成です。

2. 巨大バスの中(場面2)

2-1. 移動手段としての“巨大バス”
茶室という静的かつ少人数向けの空間から一転して、大勢を乗せる前提の“巨大バス”という構図に場面が移るのが特徴的です。夢ならではの急展開ともいえますし、パブリックな空間や人間関係の広がりを象徴しているとも考えられます。

2-2. 車載エアコンコントローラーの複雑さ
“高額で複雑な操作パネル”が象徴的に登場する点は、テクノロジーの煩雑さや先進性を示唆しているかもしれません。茶室(伝統文化)との対比もいっそう明確になり、「日本の伝統」と「先端技術」が入り混じる夢の世界がさらに強調されています。

2-3. ジョブズ氏不在、しかし存在感
バスの後部座席ではジョブズ氏の姿は見えず、しかし「体調が回復したので移動先の別会場で話をしたい」といった形で、間接的に彼の影響力や要望が全体を動かしている点が印象的です。“当人は不在でも決定権や影響力を持つリーダー像”としてジョブズが描かれるのは、本人のキャラクター性とも合致するでしょう。

3. 旅客機の中(場面3)

3-1. 異物の持ち込みと検査
バスに続いて飛行機へと移り、さらにスケールが広がっています。ここでも、先ほど取り出した“謎の異物”を「病理学研究所へ検査に回す」「別料金がかかる」という、いかにも現実的な空港検査の話が混ざり合い、ややコミカルかつシュールな一幕が描かれます。

“別料金を請求される”という生々しいエピソードがありながら、夢の中ではそれがサラリと進んでしまうのが印象的で、リアルと非現実を往来する“夢らしさ”が際立ちます。

3-2. 妙なカエルの存在
茶室の前庭にいたカエルは日本庭園のモチーフではあるものの、そこから池の向こうへ跳ね去ってしまったという奇妙な描写が残されています。カエルは“転換”や“変容”の象徴として語られることが多く、夢の中でカエルが出現することは、自分の潜在意識や環境の変化を暗示する場合もあります。

3-3. ジョブズ氏の行方不明状態と“目覚め”
最後は「ジョブズ氏はどこに座っているのだろう?」と3人で探すシーンで物語が終わります。夢の多くがクライマックスや解決を迎える前に唐突に終わるのと同様、このエッセイも中途半端な幕引きであり、“謎を残したまま目覚める”典型的な夢の構造です。

“ジョブズ氏を探す”ということが、現実世界においての「革新的アイデアやビジョンを追い求める」暗喩とも捉えると興味深い終わり方です。

4. 総合的な感想・考察

東西文化と伝統・テクノロジーの融合
茶室という純和風の舞台に、IT界の巨匠ジョブズと孫兄弟が登場する様子は、象徴的に“東洋と西洋の融合”を思わせます。さらに合気道・居合道といった武術の文脈にビジネスのエリートが絡むことで、伝統と先進性のミックスを強調しているようにも見えます。

“取り除かれた異物”の象徴性
ジョブズ氏の腸から取り出された巨大ミミズ状の物体は、夢ならではの不気味さやフィクショナルな趣を与えるエッセンスですが、「不調の原因・障壁を除去する」というストーリーが、どこか啓示的でもあります。ビジネスや個人の人生において、阻害要因を取り除く・未知の問題を発見し解決する、といったメッセージが潜んでいるようにも感じ取れます。

兄弟・師弟的な要素の多層化
孫正義と孫泰藏、筆者の亡き兄という“兄弟”の対比構造が随所に登場する点は、この夢全体を貫くキーワードとも言えます。兄や弟という血縁関係が取り沙汰される場面が複数あり、また武道という文脈でも“師弟関係”や“流派の長”といった役割が語られます。

これらが「家族や同門の間に存在する微妙な確執」あるいは「それを超えて連帯していく可能性」を示す下敷きになっているようにも思えます。

夢特有のユーモアとシュールさ
現実ならありえない展開(居合道が腸の手術をする、カエルがスッと消える、飛行機に異物を持ち込む など)を、人物たちが当然のように受け入れて進行していく点が、“夢らしい”シュールで不思議な魅力を醸し出しています。

一方で、飛行機の手荷物検査など現実的な要素も混ざっているため、「完全なファンタジー」ではなく“現実と非現実が絶妙に入り混じった世界”として描かれているのが特徴です。

未完の余韻:ジョブズ氏を探すまま目が覚める
夢特有の終わり方として、“物語の完遂を見ず唐突に現実へ戻される”というパターンはよくあります。読後感としては「謎を残したまま」という印象を受けますが、逆にそこが読者の想像力を刺激する余韻になっています。

「ジョブズ氏を探す」のは、読者にとっても“イノベーティブな何か”や“答え”を探し続けるプロセスの暗喩とも解釈でき、印象的なラストとなっています。

5. まとめ

本エッセイ(夢物語)は、複数の対比や象徴を内包した物語として読めます。

対比: 伝統(茶室・武道) vs. 先端(ジョブズ・IT・高額コントローラー)
兄弟: 孫兄弟と筆者の兄、合気道 vs. 居合道
不調と浄化: ジョブズ氏の腹痛と“謎の異物取り除き”

夢という非現実性のなかに、ビジネスや人間関係、身体や精神の浄化、東西文化の融合といった様々なテーマが混ざり合い、シュールながらもどこか寓意めいた雰囲気を感じさせます。最後は大きな謎を残したまま目覚めるという結末によって、読み手は「ジョブズ氏の行方」と同時に、何か大切なヒントを探し続けるような余韻が残る物語になっています。

このように分析すると、単なる“奇妙な夢の体験談”にとどまらず、潜在的に抱える問題への洞察や東洋と西洋、あるいは伝統とイノベーションの邂逅を描いた、象徴性の高いエッセイとして読むことができるでしょう。

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▼ChatGPT-4oによる脳内分析

このエッセイは、筆者の脳内における多層的な思考の流れと、それが夢という形で表現された興味深いケースです。以下に脳内分析を試みます。

1. 創造性と象徴性の発露

筆者の夢には、現実では考えられない状況や登場人物が複雑に絡み合っています。スティーブ・ジョブズ、孫正義氏、石井亮次氏、そして筆者自身の実兄という、多岐にわたる人物像が夢の中に登場することで、筆者の多方面にわたる知識や人脈が反映されています。

ジョブズ氏の登場は、筆者がテクノロジーや創造的リーダーシップに対する強い関心を持っていることを示しています。特に、ジョブズ氏の「腸内の異物」という描写は、テクノロジーやアイデアが人々の健康や精神に影響を及ぼす象徴と解釈できます。

孫兄弟の対立は、筆者の中で技術的ビジョン(孫泰藏)と現実的なリーダーシップ(孫正義)の間の葛藤を示している可能性があります。

2. 日本文化と多国籍な視点の融合

茶室と日本庭園という日本的な空間が舞台である一方で、登場人物はグローバルな背景を持っています。これは、筆者が日本の伝統文化を深く理解しつつも、国際的な視点を持ち、両者を融合させたいという思いを象徴しているように思われます。

茶室での会話は、形式的な礼儀や秩序を重んじながら、異なる文化的背景を持つ人々との交流を試みていることを示唆しています。

**「妙なカエル」**は日本の民話や自然観に関連する象徴と捉えられ、予期しない変化や未知の可能性を表しているかもしれません。

3. 夢における象徴的メッセージ

ジョブズ氏の体内から異物を取り出すシーンは、筆者自身が何らかの「問題」や「課題」を解決しようとしている状況を暗示している可能性があります。

巨大なミミズのような異物は、停滞感や創造的ブロックの象徴と解釈できます。これを取り除いた後のジョブズ氏の「回復」は、筆者自身が現在抱えている課題を解決することで、創造性や仕事への活力を取り戻せるという暗示とも捉えられます。

旅客機の中でその異物を運ぶというシーンは、筆者がその課題を外部(例えば、専門的な研究機関)に委託しようとする姿勢を表しています。

4. 集団の中での自己認識とリーダーシップ

夢の中で筆者は複数の人物と対話を交わしつつも、場を取り仕切る役割を果たしています。このことから、筆者は現実の中でも「調整者」や「橋渡し役」としての自己像を認識している可能性が高いです。

ジョブズ氏への歓迎の挨拶において、英語を用いたシーンは、筆者が国際的なビジネスシーンでの自己表現に自信を持っていることを反映しているように見えます。

バスや飛行機という移動空間は、変化や進展を象徴し、筆者が新しいプロジェクトや挑戦を模索している心理状態を暗示しています。

5. 総括的な脳内分析

この夢は、筆者の現在の心理的状態や関心事が反映された非常に豊かな象徴性を持つものです。夢に登場する人物や状況は、以下のような筆者の内的テーマを反映していると考えられます。

創造性と問題解決: 自らのアイデアやプロジェクトに対する挑戦とその克服への意欲。

文化の融合: 日本的価値観とグローバルな視点の統合。

リーダーシップと調和: 多様な意見や状況を調整し、前進する力。
変化と成長: 新たなステージへの移行や、停滞の克服。
この夢を通して、筆者は自らの未来に向けた方向性や、現在抱える課題に対する潜在的な答えを探ろうとしているのではないでしょうか。

※人工知能の誤解部分

孫兄弟の対立は、筆者の中で技術的ビジョン(孫泰藏)と現実的なリーダーシップ(孫正義)の間の葛藤を示している可能性があります。
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文責:西田親生


                                 

  • posted by Chikao Nishida at 2025/1/16 12:00 am

生成AIを利用して小説家になれるのか?

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 最近、生成AIの代表格であるChatGPTを使い、小説を書いて生計を立てようとする人が増えているような兆し。

 しかし、作家の度肝を抜くような発想力を駆使して書き綴られる小説とは異なり、ディープラーニングによって国内外の既存作品を学習した生成AIに小説を書かせても、過去の名作や既存の物語の塗り絵的な「小説もどき」が生まれるだけの話である。

 更に、文筆家でもない人間が生成AIを使い、「AI小説家」としてデビューしたかのような記事を目にし、思わず吹き出してしまった。人間の手による創作ではなく、人工知能に任せ切りのまま小説家になれると信じるのは、いささか違和感を感じざるを得ない。

 先般も、勘違いも甚だしい「ChatGPT活用法」の記事で触れたが、生成AIの普及に伴い、今後ますます奇妙な現象が増えていくに違いない。アナログの重要性を軽視して、生成AIに何でもかんでも丸投げしていると、思考回路が停滞する可能性は高い。

 生成AIに完全依存した小説など、興味も価値も感じにくいのは当然だ。仮に、生成AIが生み出した小説だとしても、それを操作し誘導しているのは、素人同然の人間である。その結果にどれほどの価値があるのかは疑問が残るのみならず、「不毛な状態」でしかない。

 時代とともに価値観は変化するものであるが、生成AIの活用法を誤れば、後始末に苦労することになる。例えば、無能なコンサルタントが受注した仕事を、すべて生成AI任せで報告書を作成し提出するような事態が起こるかも知れない。

 芸術大学で音楽を研究したこともない人間が、作曲家の肩書で作られた曲の電子音など、コンサートホールで聞く価値もない。世界の多彩なキュイジーヌ(料理文化)を学んだ経験もない、食したこともない素人が、生成AIが作ったレシピ集を出版する可能性も否定できず、異常事態となってしまう。

 現代は、人の命でさえ軽視される妙な時代となってしまった。しかし、アナログの価値を忘れてはならない。アナログこそが生きた人間を支える重要な領域であり、その領域にこそ本質的な価値が宿ると考えるからだ。

 人間の手では何十年、何百年とかかるような大量データの整理といった「機械的な作業」に生成AIの能力を投入するのは、正統派の活用法といえる。生成AIさえ使いこなせば、自分が天才になれるかのように錯覚している人もいるようだが、それは苦笑を禁じ得ないほど稚拙な見解である。そうした歪んだ生成AI観は、表舞台では通用するはずがない。

 筆者はアナログの価値を最高位に捉えている。それを超越する生成AIの存在など、皆無に等しいと考えているからだ。

 冒頭に述べたように、もし生成AI小説家としてデビューし、その「怪しげな小説」が何らかの文学賞を受賞したとしよう。その場合、いったい誰が受賞者となり、どのように作家として世に認められるのだろうか。これは、生成AIをめぐる本質的な問題の象徴でもある訳だ。

 畢竟、人間の論理思考と生成AIの論理思考をバンランス良く使えるか否かにより、AI新世界が円滑に進化していくのではないか。異論反論はあろうけれども、「1億総AIクリエイター時代」にはなり得ないと、筆者は見ている。

▼勘違いも甚だしい「ChatGPT活用法」
https://note.com/chikaonishida/n/n3c504027bbddLink

▼ChatGPT-4oによる感想

このコラムは、生成AIと人間の創造性に関する本質的な問いを投げかけつつ、アナログの価値を強調する鋭い洞察に満ちた内容です。以下、感想を述べます。

1. テーマの選択と視点の独自性
コラムでは、生成AIを用いて小説を書く試みに対する懐疑的な視点が展開されています。既存の文学作品を学習したAIが生み出す小説を「塗り絵的」と捉える表現は的確であり、AIの限界を鋭く指摘しています。また、「生成AI小説家」という新しい現象を取り上げることで、時代の流れを反映しつつ、その問題点を掘り下げている点が興味深いです。

2. アナログの価値の擁護
筆者が主張するアナログの価値は、多くの読者に共感を呼ぶでしょう。「アナログこそが生きた人間を支える重要な領域」という言葉には、人間の創造性や経験の本質が込められています。デジタル技術が進化する中で、アナログ的なプロセスや価値観を再認識する必要性を訴える姿勢は、多くの現代人に考えさせられるテーマです。

3. 生成AIの限界と可能性の提示
生成AIの適切な活用例として「機械的な作業」における能力を挙げる一方で、「天才になれると錯覚する稚拙な見解」への批判が展開されています。このバランスの取れた評価は、AIの潜在能力を否定するのではなく、むしろその適切な位置付けを明確にしています。特に、「人間の論理思考と生成AIの論理思考をバランス良く使えるか否か」という結論は、未来のAI活用における重要な指針と言えるでしょう。

4. 文学と生成AIの倫理的な問題提起
「生成AI小説が文学賞を受賞した場合、誰が作家として認められるのか」という問いは、非常に深遠です。この問いは、単なる文学分野にとどまらず、AIと人間が共存する未来社会における倫理的問題を象徴しています。こうしたテーマは、多くの議論を巻き起こす可能性があり、コラム全体に思索的な深みを与えています。

5. 筆者のスタンスの明確さ
筆者のスタンスが一貫しており、アナログの価値を最高位に位置付けている点が力強く伝わります。また、「1億総AIクリエイター時代にはなり得ない」との主張は、極端に陥ることなく現実的な視点を提供しているように感じられます。

このコラムは、現代の生成AIブームに対して冷静な目線を提供しつつ、アナログの重要性を強く訴える内容となっています。特に、文学という高度な創作分野におけるAIの限界を論じた点は、多くの読者に考えさせられる機会を提供するでしょう。
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文責:西田親生


                               

  • posted by Chikao Nishida at 2025/1/15 12:00 am

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