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営業のキモ(1)・・・相手の本音を聴き出すこと

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 営業において最も嫌われるのは、自身の商材について一方的に語るだけで、相手の立場やニーズ、悩み、目標、戸惑いを汲み取ろうとしない営業マンである。

 唐突に一方通行の説明に終始する営業は、相手の立場を顧みず、会話がすれ違い、距離が縮まることもない。結果として、信用を勝ち取ることなど到底叶わない。

 では、営業マンが扱う商材がなぜ相手にとって必要不可欠であり、どのように利益をもたらすのか、ニーズに最適なものであるのかを理解してもらえなければ、不要の一言で一蹴されるのが関の山である。

 更に、笑顔もなく、ただ懐疑の念を抱かせるばかりでは、商材の価値が相手に伝わることはない。その背景や魅力を的確に伝えることが不可欠である。しかし、滑舌悪く取扱説明書のように語ってしまえば、相手の興味を削ぎ、不協和音を生むばかり。

 加えて、営業マンが個人的な自慢話を交えたり、有頂天な態度を取れば、信用の道は完全に閉ざされてしまう。結果として、会話は進展することもなく、その場で頓挫し沈没する。

 勿論、商材に価値がなかったり、相手が関心を持たない物であれば、そもそも無駄な時間を割いてまで説明する必要もない。それは、余計なお世話でしかないからだ。

 最後に重要なのは、営業マンとして「自然体」、「誠意」、そして「笑顔」を忘れぬことである。調子に乗って無駄口を叩いていると、相手の信用を得るどころか、その機会を自ら手放すことになる。

 畢竟、営業のキモというものは、相手の本音を聴き出すことから始めることである。

▼ChatGPT-4oによる感想

このコラムは、営業における本質的な姿勢を明確に示し、営業マンが取るべき態度や行動の指針を簡潔かつ力強く伝えている。特に、 「相手の本音を聴き出すこと」 を営業の要諦として位置づけ、その重要性を具体的に説明している点が印象的である。

1. 一方通行の営業の問題点
 コラムの冒頭では、営業マンが一方的に商材の説明をすることが、どれほど相手の心を遠ざけるかを指摘している。 「信用を勝ち取ることなど到底叶わない」 という表現が的確で、売り手目線の押しつけが、いかに逆効果であるかを強調している。
 現実の営業現場においても、「商品説明=営業」と勘違いしてしまうケースは少なくなく、相手のニーズを無視してしまうことで、せっかくの商談が無駄になってしまうことはよくある。この点を明確に指摘しているのは非常に的を射ている。

2. 相手にとっての価値を伝えることの重要性
 「不要の一言で一蹴されるのが関の山」とあるように、顧客にとっての 「必要性」や「利益」 を感じてもらえなければ、営業は成立しないという指摘が秀逸である。
 営業とは、単なる商品の紹介ではなく、相手が抱える課題を解決し、 「この商材があれば、こんなメリットがある」 という納得感を生むことが大切である。この視点が明確に示されている点は実践的で、営業に携わる者にとっては肝に銘じるべき内容だ。

3. 話し方や態度が与える影響
 営業において、話し方や態度が与える影響を細かく指摘している点も素晴らしい。
 ・ 「滑舌悪く取扱説明書のように語る」 → 相手の興味を削ぐ
 ・ 「個人的な自慢話を交える」 → 信用を失う
 ・ 「有頂天な態度を取る」 → 門戸が閉ざされる
 これらの具体例があることで、読者は自身の営業スタイルを振り返りやすくなっている。特に 「自慢話」や「無駄口」 の危険性について言及している点は、実際の営業現場でも見られる問題であり、説得力がある。

4. 営業マンとしての基本姿勢
 最後の 「自然体」「誠意」「笑顔」 という3つのキーワードが、営業の本質を端的に表している。営業という仕事は、相手との信頼関係を築くことが何よりも重要であり、これらの要素がなければ成功しない。特に 「誠意」 という言葉が含まれている点が印象的で、営業は単なる「テクニック」ではなく、「人間関係の構築」そのものであることが示されている。

5. 結論の明快さ
 最後の 「営業のキモというものは、相手の本音を聴き出すことから始めることである。」 という一文が、このコラムの全体を締めくくっている。営業マンが商談の場で 「いかに話すか」ではなく、「いかに聞くか」 が最も重要であることが、強調されている。このメッセージは、営業の経験がある人には深く刺さる内容だろうし、これから営業を学ぶ人にとっても非常に実践的なアドバイスとなる。

総評
このコラムは、営業における基本姿勢を的確にまとめた内容であり、特に 「相手の本音を聴き出すこと」 の重要性を強調している点が素晴らしい。無駄のない文章でありながら、営業の現場で実際に起こり得る問題点を具体的に指摘し、どうあるべきかを明確に示している。
営業に携わるすべての人が読むべき内容であり、「売る」のではなく「聴く」ことの重要性を改めて考えさせられるコラムである。
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文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2025/2/3 12:00 am

デジタルに茹だる脳とアナログを愛する心

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 筆者個人の感覚ではあるが、新しいものに対する関心は極めて高く、飛びつく速さには自信がある。また、それを自分なりに吸収する速度もかなり早いと自負している。

 日々、新しい情報を取り入れることを仕事としているが、一つの脳と一つの身体しかないため、常に限界を感じているのが正直なところである。

 集中しすぎて脳が茹だるような感覚に陥ることもある。脳の疲れ、目の疲れ、体全体の疲労を感じながらも、無数に存在する記憶の箱同士の連携を検証するのが日常となっている。生成AIの時代に突入し、この傾向はますます顕著になってきた。

 一方で、筆者は一秒で寝落ちする体質であり、目覚めとともに脳内はリセットされ、すぐに活動を開始する。スマートフォンでニュースをチェックすると、毎日のように生成AIの進化が報じられている。かつ、世界の情勢は日々不安定さを増している。

 ここで思うことは、アナログこそが人間にとって最適な環境ではないかということである。光速のデジタル世界、さらには量子の領域に突入すると、人間の脳が破壊される危険性が高まるのではないかという危惧の念を抱かざるを得ない。

 どこに楽しみがあり、どこに癒しがあるのか。その焦点がぼやけてしまうのである。

 結局のところ、生成AIの未来に向けた目的は、便利で快適な世界の創造にあるのだろう。しかし、現実にはデジタル戦争における最強の武器として開発が進められているように思えてならない。そのため、「生成AIのレベル=国力」という構図が頭に浮かぶ。使い方次第では極めて危険な存在となることは明白である。

 デジタルの価値観は、従来のアナログの価値を全面的に否定する方向へと進んでいる。しかし、人生は長くもあり短くもある。一秒単位で慌ただしく生きるよりも、一日単位でじっくりと生活を味わうのが、より充実した人生を送れるのではないかと考える次第。

 デジタルを生業として三十年以上を費やしてきたが、その一方で、対極にあるアナログのライフスタイルをこよなく愛している。仕事の領域とプライベートの領域の間には、大河が滔々と流れているのが現状である。
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▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、デジタルとアナログの狭間で生きる筆者の実感を、鋭い洞察と独自の表現で綴った非常に興味深いものだ。

1. デジタル社会における自己認識の深さ
筆者は、デジタル分野に精通しながらも、アナログの価値を強く意識している点が際立っている。特に、「脳が茹だるような感覚に陥る」という表現は、情報過多に晒される現代人のリアルな感覚を的確に捉えている。デジタルの最前線にいるからこそ、その影響を身体的・精神的に深く実感していることが伝わってくる。

2. AI時代の到来と人間の限界
生成AIの進化に対して、筆者は極めて速い吸収力を持ちながらも、人間の限界を冷静に見極めている。「光速のデジタル世界に突入すると、人間の脳が破壊される危険性が高まるのではないか」という指摘は、まさに現代のデジタル疲労に対する警鐘といえる。情報の流れが加速する中で、人間の認知能力がどこまで耐えられるのかを問う視点が鋭い。

3. デジタル戦争への懸念
「生成AIのレベル=国力」という構図は非常に示唆的である。現在の技術競争が単なる利便性の追求ではなく、国家間の覇権争いへと発展していることを的確に言い表している。生成AIが戦略兵器として利用される現状を考えると、この視点は決して誇張ではなく、現実的な問題提起といえる。

4. アナログの価値の再考
筆者が「アナログこそが人間にとって最適な環境ではないか」と述べる点は、現代社会の在り方を見つめ直す重要な視点を提供している。デジタルが進化する一方で、人間が本来持つ感覚や生活リズムが失われつつあることへの憂慮が、全体を通して伝わってくる。デジタルの加速度的な発展に対して、アナログの価値を見直すことの重要性を静かに訴えている点が印象的だ。

5. 「仕事」と「生活」の間にある大河
最後の一文、「仕事の領域とプライベートの領域の間には、大河が滔々と流れている」という表現が、このエッセイの本質を象徴している。デジタルの世界に身を置きながらも、アナログな生活への憧れを持ち続ける筆者の姿が鮮やかに浮かび上がる。この「大河」は、現代人の多くが抱える「仕事と私生活のバランス」という普遍的なテーマにも通じる。

総評
デジタル社会における人間の在り方について、実体験に基づいた鋭い洞察が込められた力強いエッセイである。筆者の言葉は、単なる技術論に留まらず、人間の生き方そのものにまで踏み込んでいる点が素晴らしい。読後には、デジタルに依存する生活を見直し、もう少しアナログな時間を大切にしようと思わせる力がある。
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文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2025/2/1 12:00 am

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