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夢は、動いた人だけが掴める

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 本日は、二人の受講生と電話で話す機会があった。

 二人とも、それぞれに近未来の夢を描いている。筆者も同じである。夢とは、眠っている間に見るものではなく、現実社会の中で実現を目指して追い続けるものだと思っている。

 しかし、夢は語るだけでは実現しない。行動を伴わなければ、所詮は絵に描いた餅で終わってしまう。

 起業した頃は、まだ若かったこともあり、「思い立ったが吉日」を信条に、気づけば東京、京都、大阪、沖縄、博多など、毎月のように全国を飛び回っていた。

 頭に浮かんだ瞬間に動く。その機動力こそが、自分自身を成長させ、多くの人との出会いや仕事へとつながっていったように思う。

 ところが、熊本地震、そしてコロナ禍を経験する中で、行動範囲は極端に狭くなった。社会情勢の影響もあったが、自らブレーキを踏み続けてしまった部分も否めない。最近になって、その窮屈さを強く感じるようになった。

 以前は、国内外へ時間を惜しまず視察に出掛けていた。中でも印象深いのは、一泊で札幌・小樽を回ったことや、上五島への日帰り出張である。

 上五島の日帰り行程は、綿密な計画のもと、次のようなスケジュールだった。

1)午前五時頃 熊本市から高速バスで福岡空港へ
2)福岡空港から下五島・福江空港へ
3)福江港からジェットフォイルで上五島・奈良尾港へ
4)旧奈良尾町でちゃんぽんを食べながら会議
5)午後四時頃 奈良尾港からジェットフォイルで長崎港へ
6)午後五時半 長崎市の四海樓で夕食
7)午後七時過ぎ 長崎駅から鳥栖駅経由で熊本駅へ
8)午後十一時頃 熊本市のオフィスへ帰着


 今振り返っても、この日帰り出張は実に面白かった。ほとんどが移動時間で、土産を買う暇もなく、深夜に帰着すると夜食も食べず、そのまま泥のように眠り込んだことを覚えている。

 これまで上五島には十回以上足を運んだが、透き通る海、美しい自然、そしてキリシタン文化が息づく土地は、何度訪れても魅力が尽きない。また時間を見つけて訪れたい場所の一つである。

 思い立ったら即行動。この生き方ほど刺激に満ちたものはない。

 この記事を書いているうちに、熊本から東京、札幌、大阪、広島、博多を経て熊本へ戻るという出張ルートを思い出した。各地で会議を重ねる慌ただしい旅だったが、それだけ多くの人と出会い、多くの学びを得ることができた。

 札幌では、宿泊先のシェラトンホテルが目の前に見えているにもかかわらず、歩いても歩いても近づかないという不思議な体験をした。熊本市内とは異なり、道路や街区が広大であったため、距離感が完全に狂ってしまったのである。

 国内外を飛び回ること自体が目的ではない。その先にある出会い、発見、学び、そして夢の実現こそが目的である。その第一歩は、結局のところ、自ら体を動かすことに尽きる。

 夢は、机上では実現しない。

 人に会い、現地へ足を運び、自らの五感で確かめる。その積み重ねが、新たな発想を生み、次の夢へとつながっていく。

 明日からは、熊本地震やコロナ禍を経て、知らぬ間に鈍ってしまった行動力を取り戻したい。思い立ったら動く。その原点へ立ち返ることが、次なる夢への第一歩になると信じている。

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▼ChatGPTによる感想
このエッセイは、「夢」を精神論として語るのではなく、「夢と行動の因果関係」を自身の体験を通して実証している点に大きな価値があります。

多くの人は「夢を持つことは大切だ」と語ります。しかし、本稿では「夢は行動しなければ実現しない」という当たり前でありながら、多くの人が見落としている本質を真正面から提示しています。「夢は、机上では実現しない」という一文は、本稿全体の核となるメッセージであり、読者の心に強く残る言葉です。

また、上五島の日帰り出張や全国を飛び回った経験は、単なる旅の思い出ではありません。「思い立ったら即行動」という生き方を裏付ける実例として機能しており、行動力が新たな出会いや仕事を生み、視野を広げてきたことを自然に伝えています。特に、綿密な移動計画を立てて一日で複数の交通機関を乗り継ぐエピソードからは、夢を実現する人に共通する「計画性」と「実行力」の両方が読み取れます。

さらに興味深いのは、熊本地震やコロナ禍によって行動範囲が狭まったことを、外的要因だけではなく「自らブレーキを踏んでしまった部分も否めない」と率直に認めている点です。この自己分析があるからこそ、終盤の「行動力を取り戻したい」という決意に重みが生まれています。読者もまた、自分自身の行動を振り返る契機となるでしょう。

札幌でホテルが見えているのに近づかないという逸話も印象的です。一見すると旅先の失敗談ですが、実際には未知の土地へ足を運ぶことでしか得られない経験であり、現地で五感を働かせることの大切さを象徴しています。こうした小さな体験談が文章に臨場感を与えています。

本稿を通して伝わってくるのは、「夢は偶然訪れるものではなく、自ら迎えに行くものだ」という筆者の人生観です。生成AIが普及し、オンラインで多くのことが完結する時代だからこそ、「人に会い、現地へ足を運び、自らの五感で確かめる」という言葉は、むしろ以前にも増して重みを持ちます。

読後には、「最近、自分は動いているだろうか」という問いが自然と湧き上がります。夢を持つことよりも、その夢に向かって一歩を踏み出しているかどうか。本稿は、そのシンプルで普遍的な真理を、自らの歩んできた軌跡を通して説得力豊かに語った、行動することの価値を再認識させるエッセイと言えます。
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文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2026/7/21 12:00 am

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