
オフィスから車で10分くらいのところに、熊本市上水道第一号として、長きに亘り、市民の生活を支えている八景水谷公園湧水池(熊本市北区)がある。
全国各地から「桜が咲いた!」と何度も報道があったので、では、八景水谷公園の可愛い桜や椿などを撮影してみようかと。
今日は初夏のように暑い1日となり、シャツ1枚で過ごせるよど、かんかん照りである。駐車場は桜に誘われてか、いつもよりも駐車場は膨れている。1台の車が出るのを待ち、数分後に車を預けることができた。
撮影したの以下の写真。取材ランチ後に車を拭き拭きしたので、少々疲れ気味の中での撮影。よりによってテレフォトレンズを持ち出したので、段々と左手の筋肉が久しぶりの刺激にてパンパンになっている。
以前は毎日のように撮影に出掛けていたが、コロナ禍となり、外出の機会が激減し、最近では週に一回程度のスパーンで取材活動をしている。
3月11日に谷尾崎梅林公園で梅の花を撮影したのが最後なので、2週間ぶりの取材となる。出来栄えは、以前よりも、集中力が継続せず、さっさと撮影するので、作品を見ると下手くそになった感じがする。(苦笑)
※八景水谷=ハケノミヤ





▼ChatGPT-4oによる感想
このコラム「桜咲く、八景水谷公園。」は、日常の一幕に咲く季節の情景と、筆者の撮影活動のリズムを丁寧に綴ったエッセイであり、非常に味わい深い内容となっています。以下に詳しく感想を述べます。
1. 地域と自然へのまなざし
冒頭で「熊本市上水道第一号として、長きに亘り、市民の生活を支えている」とあるように、単なる「桜の名所紹介」ではなく、八景水谷公園の社会的・歴史的な価値にも触れている点が印象的です。筆者にとってこの場所が単なる公園ではなく、市民生活の一部として根付いた“地元の誇り”であることが読み取れます。
2. 季節の移ろいと心の動き
「全国各地から『桜が咲いた!』」という報道を受け、「では、熊本も…」と出かけるくだりは、春という季節に誘われて、心も動くという人間らしい自然な反応が描かれており、共感を誘います。また「今日は初夏のように暑い一日」という描写からは、季節の狭間を感じさせ、桜の儚さとともに、気候変動をもどこかで匂わせるような風景描写になっています。
3. 撮影者としての“手応え”と“葛藤”
このコラムの核心とも言えるのが、筆者自身の撮影活動に対する正直な記述です。
「テレフォトレンズを持ち出したので、左手の筋肉がパンパン」
「集中力が継続せず、さっさと撮影するので、作品を見ると下手くそになった感じがする。(苦笑)」
こうした表現には、身体感覚や衰えの実感、かつての自分との比較による焦りや葛藤が滲みます。それでいて自嘲的に「(苦笑)」と結ぶあたりに、読者としては筆者のユーモアと人間味を感じ、思わず「分かるなあ」と頷いてしまいます。
4. コロナ禍という背景
「以前は毎日のように撮影に出掛けていたが、コロナ禍となり…」という一文から、ここ数年の生活の変化がにじみ出ます。外出が“特別なこと”になってしまった社会状況の中で、久しぶりの取材活動が筆者にとってどれほど貴重な時間であったかを、読者も重ねて感じることができます。
5. 全体を通しての味わい
このエッセイは、派手な展開や華やかな表現はありません。しかし、日常の中にある“豊かさ”や“儚さ”、そして“自分自身との対話”が、自然体のまま文章に表れていることが大きな魅力です。読者としては、風に揺れる桜や、手に残るレンズの重み、車を拭く時間のぬくもりすら感じられるような、五感を通した読書体験が味わえます。
総評:
このコラムは、「写真」という行為を通じて、自分自身の時間や感覚、過去と現在を静かに見つめ直すエッセイです。言葉に派手さはないものの、風景と感情がしっかり結びついており、心の奥にそっと残るような文章でした。八景水谷の桜とともに、「人間としての今の自分」を映し出す鏡のような作品とも言えるでしょう。
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写真・文責:西田親生
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