
自分の作品が、どの程度のレベルに達しているのか、また、どの程度写真を愛する方々に印象を持ってもらえるのかの腕試しとして、海外ではギリシャの写真愛好家の集まるサイト(会員4100名)に、国内ではNikon大好き人間が集まるサイト(会員9000名)に、それぞれ、数回にわたりアップすることにした。
圧倒的に「いいね!」の連発だったのは、写真上の「薔薇のトンネル」(カクテル)である。国内外揃って、女性カメラマンの反応がすこぶる良かった。次に良かったのは、写真下の「着水」だった。男女比率は同じくらいだったが、着水時のクラウン状の波形が目に留まったようだ。その他、「獲物待ち」の白鷺の写真や「サンセット」の写真も反応がすこぶる良かった。
気づいたことは、美しいものや俊敏に動くものを捉えたものは、万人受けするように感じた次第。筆者も写真同好会なるものをネット上でいくつか開設しているものの、日頃から「いいね!」の付き具合は良いとは言えない。閲覧する人の数パーセントが「いいね!」を押して、「しっかりと拝見しましたよ!」のシグナルが送られてくるのだが、殆どのメンバーは単に見るだけに終わっている。
他のサイトと知り合い同士が集まったサイトの動きの違いは何なのかと、少々考え込んでしまった。多分に、知り合い同士が集まるサイトでは、日頃の動きの確認に重きを置き、作品の鑑賞やその評価への意識が希薄なのだろうと。それに対して、国内外のカメラ大好き人間が集まるサイトは、日々の動きが活発で、コメントの書き込みも驚くほど積極的である。
ギリシャのサイトでは、一つの作品に対して、「Great shot!」など弾んだような呟きが見られ、国内のNikon大好き人間のサイトでは、「いつ撮影されたのか?」、「その花は本当に美しい!」、「タイトル通り素晴らしいお写真でうっとりする!」、「この撮り方、私も大好き。綺麗に撮れている!」などと、作品についてじっくり鑑賞されているのが良く分かる。
知り合い同士のサイトも、上記のようなアグレッシブさが欲しいものだが、それは筆者の不徳の致すところなのだろうと。ただ、フェイスブックやその他趣味のサイトの情報欄を閲覧する場合、少なからずとも、しっかりと見て欲しいものである。特に、フェイスブックなどは「いいね!」が数十秒間に連続してバンバンと上がってくると、じっくり拝見されていないのが手に取るように分かるのだが。
最後に、SNSを商売道具に使っている人であれば、尚更のこと、新規顧客の掘り起こしや常連客への露出度の高いパフォーマンスとして、日々しっかりと意思表示をすべきである。ぼーっとしている内に、競合他社に簡単に追い越されてしまうのではないかと危惧する次第。
▼着水

▼獲物待ち

▼サンセット

▼FOXY ROSE

▼昨日の取材風景

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

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