
最近、「インスタ映え疲れ」という言葉が聞かれるようになり、新たなSNSの動きが出てきている。SNSは基本的に無償で利用できる生活密着型の便利ツールであるが、その存在には常に「光」と「陰」がつきまとう。
個人情報漏洩のリスク
SNSを利用する際に、まず注意すべきは「個人情報漏洩」である。中には、利用者の情報を容易に収集するものもあり、サブスクリプション型アプリの課金制度に意図せず引っ掛かり、解除に苦労するケースも少なくない。
親しい友人同士でのやり取りであれば大きな問題はないかもしれない。しかしオープンなSNSでは個人情報が漏洩する可能性が高く、事件や事故の温床となっている。視野の狭い利用者ほど、格好の標的となってしまうのが現実だ。
「次のSNS」への移動
本来SNSは、自分にとって必要なものだけを選び、楽しめばよい。しかし、多くの人々、特に日本人は飽きやすく、次から次へと新しいSNSを渡り歩いている印象がある。
「インスタ映えに疲れたから、では次のSNSへ」という流れは、本来不要なはずだ。実際には、巧妙な仕組みに釣られ、新たなSNSの操り人形となってしまっているにすぎない。
自己暗示の落とし穴
SNSは「自己日記」を公開する場のように扱われることも多いが、必ずしも仰々しく披露する必要はない。それにもかかわらず、日々投稿し続けなければ落ち着かない人もいる。これは一種の「自己暗示」にかかっている状態といえるだろう。
筆者の立場から
筆者はICTを本業としているため、ほとんどのSNSを実際に利用し、その仕組みやネット戦略との関連を研究してきた。しかし、特定のSNSが消滅したからといって、業務に支障をきたすことはないし、何の問題もない。
インターネットの歴史を四半世紀振り返っても、良いことばかりではなかった。特に「SNSの光と陰」については、時には一歩、二歩引いて、自分自身の在り方を振り返ることが賢明ではなかろうか。
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