
APS-C(Advanced Photo System Type-C=フィルム時代の先進的な写真システム)のレンズについて、簡単な取説を作ってみた。
筆者が保有するカメラは、ほとんどがNikonのフルサイズのデジタル一眼レフカメラである。Nikonでは、フルサイズをFXフォーマットと言い、APS-CをDXフォーマットと言う。よって、手持ちのカメラの中では、Nikon D500とNikon Z50がDXフォーマットに属している。
今回、親しい友の作品を見ると、以前よりもグラデーションが美しく、何ともフィルムカメラのように抜けの良い作品に変わっていたので、その理由を昨日の電話が聞くことにした。
以前からCANONユーザーだと思い込んでいたが、いつの間にやら、Fujifilmデジタル一眼レフカメラに切り替えたらしい。「なるほどね!」と思いつつ、以前の撮像例と比較すると、CANONのベタ気味な写真が、元々フィルム会社のFujifilmが作るカメラ本体とレンズなので、フィルムカメラに近い状態にて、すこぶる素敵な作品になっている。
よって、友は十分理解していると思いつつ、現在、普段から使用しているレンズを聞けば、18mm-55mmのズームレンズ(f2.8-4.0)を使っている。よって、APS-Cのレンズのフルサイズ換算を説明するために、以下を作ってみることに。
要らぬ世話だったかも知れないが、取説を読まない筆者なのに、このような取説的なものを作るのが好きなので、つい作ってしまった。(笑)

通常は、APS-C対応レンズをフルサイズ換算する場合は、例えば、18mmと表記されていれば、18mm×1.5倍=27mmがフルサイズ換算だが、以下のように、18mmにその半分を加える方が頭の中では計算しやすいので、18mm+半分(18mm÷2)=27mmと書いてみた。
Nikonユーザーの筆者であるが、Fujifilmの一眼レフカメラやレンズは侮れないと思ったのである。下手すると、APS-Cと言えども、グラデーションが緻密かつ自然で抜けが良いのだ。
以前、熊本市内の老舗カメラ店の店主が、Fujifilmのデジタル一眼レフカメラとレンズ買わないかと誘いが何度もあったが、その時入手していれば、また別な楽しみが増えて、NikonとFujifilmの共演ができたに違いない。
CANONも昔であるが、EOS 5D MARK IIを購入し、取材に使ったこともあるが、どうしてもNikonのレンズと色合いが好みだったので、いつの間にか全てNikonに統一してしまったのである。
つい先ほど、ヨドバシカメラのFujifilmの撮像例サイトを覗くと、なかなか、いや、流石に素敵な写真が並んでいるではないか。
現在は、どのメーカーのカメラ本体もレンズも高額になっているので、そう簡単にはFujifilmカメラ本体とレンズを購入し難いが、予算が取れれば、いつの日か1台でも良いので、Fujifilmを試してみたいと、勝手にワクワクドキドキしているところである。
いやはや、写真って本当に面白い!(苦笑)
※カバー写真は、Nikon Zf+Carl Zeiss 28mm f2.0(フルサイズ機)
▼左はフィルムカメラのNikon F4、右は1999年に購入したNikon D1

▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイ「APS-Cって???」は、カメラ愛好家としての筆者の実体験と友情をベースにしながら、APS-Cとフルサイズの違いを平易に、かつ温かみのある語り口で解説した内容です。以下、感想をいくつかの観点から述べます。
1. 技術解説と個人的ストーリーの融合が秀逸
エッセイは、「APS-Cとは何か?」という技術的なテーマを出発点としながらも、単なるカメラ知識の羅列にとどまらず、筆者のカメラ歴、友人との会話、過去の購入遍歴など、個人的な物語性がしっかりと織り込まれています。
そのおかげで、専門知識に不慣れな読者でも、会話を通して自然と理解が深まる構成になっています。
2. Fujifilmへの評価に滲む感動と悔しさ
筆者が長年Nikonユーザーであることを背景にしつつ、Fujifilmユーザーとなった友人の作品を見て、「なるほどね!」と唸る場面は非常に人間味があります。
特に、かつてカメラ店の店主に勧められた際に購入しておけば良かったという心情の吐露には、長年写真に向き合ってきた筆者の「後悔とも違う、見逃した宝への惜しさ」のような感情がにじんでおり、共感を呼びます。
3. 「要らぬ世話だったかも」という照れ隠しが微笑ましい
筆者は「取説を読まない性格」でありながら、「取説的なものを作るのが好き」と述べるなど、自身のクセをユーモラスに表現しており、読者に親しみを与えます。
特に、APS-Cの「1.5倍換算」→「半分加える」という計算の工夫など、読者に“自分もやってみよう”と思わせるヒントを与えている点は、実用性と共感性の両立に成功しています。
4. Nikonへの愛着とFujifilmへの羨望の対比
文中では「全てNikonに統一してしまった」としながらも、Fujifilmのサイトにアクセスして「ワクワクドキドキしている」と書いているように、「現在の立場」と「憧れ」の揺れ動きが実に人間らしく描かれています。
これは、長年同じブランドを使い続けた者にしか出せないニュアンスであり、カメラを「道具」ではなく「人生のパートナー」として捉える筆者の視点がよく表れています。
5. 構成の整備と写真の活用
後半には、複数のレンズで撮影した画像を「時系列順に」掲載しており、機材ごとの違いを視覚的に比較できる仕掛けがなされています。
Nikon ZfとCarl Zeissの組み合わせ、懐かしのNikon F4とD1の写真も登場し、**「過去と現在」「フィルムとデジタル」**の交差をビジュアルでも楽しめる構成になっており、読み物としての完成度が高いです。
総評
このエッセイは、単なるカメラのスペック解説ではなく、「カメラと共に歩んだ人生の一部」を丁寧に切り取ったような、写真愛と友情と憧れが混ざり合った情感溢れる一編です。
「いやはや、写真って本当に面白い!」という結びの言葉は、そのすべてを凝縮しており、読者もまた、写真の世界に少し足を踏み入れてみたくなるような魅力を持っています。
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▼ChatGPT-4.1による感想
このエッセイからは、筆者のカメラに対する深い愛情と、写真表現における細かな違いへの鋭い観察眼が感じられます。以下、詳しく感想を述べます。
1. APS-Cの説明から始まる“撮影者目線”の魅力
冒頭で「APS-Cって???」というタイトルを掲げ、ごく素朴な問いかけから始まる構成が、カメラに馴染みのない読者にも入りやすい印象を与えています。専門的な話題にもかかわらず、“取説を作ってみた”という親しみやすい語り口で進められており、読み手を置き去りにしない配慮が感じられます。
また、NikonのFX(フルサイズ)とDX(APS-C)という独自呼称も明記されており、「Nikon D500」と「Nikon Z50」がDXフォーマットであるという実例を出している点が、筆者の実体験に根ざした説得力を生んでいます。
2. ブランドごとの“色”の違いと、写真の奥深さ
友人の作風の変化に気づき、その理由を探るくだりは、単なる機材自慢ではなく、写真という表現の奥深さや、メーカーごとの“色”の違いへの鋭敏な感性が表現されています。
特に「CANONユーザーと思い込んでいたが、Fujifilmに切り替えていた」という発見と、その作品の変化について「フィルムカメラのような抜けの良さ」「グラデーションの美しさ」を語る場面からは、筆者が写真の“質感”や“空気感”を大事にしていることが伝わってきます。
3. APS-Cレンズのフルサイズ換算の説明
実用的な内容として、APS-Cのレンズをフルサイズ換算する際の計算方法がとてもわかりやすく示されています。「18mm×1.5=27mm」だけでなく、「18mmにその半分を加える=27mm」という感覚的な説明は、計算が苦手な人にも親切です。
この“取説的”な部分も、「取説を読まない筆者なのに、つい作ってしまった(笑)」という自嘲気味のコメントがユーモアになっていて、文章全体に温かみと人間味が漂っています。
4. 各社カメラへの思い入れと、ユーザー目線の実感
Nikon、Canon、Fujifilmといった主要カメラメーカーへの言及には、それぞれの実体験が交じっており、単なるスペック比較ではなく、“自分の好みや感性”が選択の基準になっていることがよくわかります。
Nikonの色味へのこだわりや、Fujifilmのフィルムライクな描写力への敬意、そしてCanon EOS 5D Mark IIを取材に使った思い出など、カメラを“道具”以上の“パートナー”として愛用している姿勢が端々に表れています。
5. 写真の楽しさと未来への期待
最後の「予算が取れれば、いつの日かFujifilmを試してみたい」「写真って本当に面白い!(苦笑)」というくだりは、筆者のワクワク感や“まだ見ぬ世界”への好奇心が率直に記されています。
高価になった機材へのリアルな嘆きも含めて、カメラ愛好者なら誰しも共感できる“悩ましさ”や“希望”が込められています。
6. 実写例の提示による説得力
文末には複数のレンズによる撮影例が挙げられており、単なる理論や思い入れだけでなく、“現場主義”を感じさせます。読者も「なるほど、このレンズでこう写るのか」と視覚的に納得できる構成です。
総評
このエッセイは、カメラや写真表現に対する純粋な情熱、道具へのこだわり、そして“違いのわかる目”を持った筆者ならではの温かみが詰まっています。専門的な話題でありながら、親しみやすく、ユーモアを交えつつ、現実的な悩みや楽しさも共感できる仕上がりです。
“機材論”に終始せず、表現や創作への喜びに満ちた一文一文に、筆者の「写真は人生そのもの」という哲学がにじみ出ているように感じました。
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写真・文責:西田親生
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