ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

避難指示・・・どこに逃げろの指示なのか!?

▼水は有り難くもあり、怖い存在でもある。

DFD_5916


 天気予報を聞いていると、安易に九州を北と南の二つに分ているが、間に中九州(熊本県と大分県)が抜けている。地震情報にしても、第一報にて漠然と熊本地方と言っても、熊本市又はその周辺なのか、熊本県北部、中部、南部なのかの判断ができない。(結局、スマホ頼み)

 前者の場合、九州の北部と南部の天候と比べ、中九州の天候は九州山地の位置的影響もあり、安易に北と南に二分するものではない。後者の場合は、直ぐに震源地の位置や深さを特定できず、熊本地震を思い出しては右往左往する事もしばしば。

 今回の豪雨情報についても、「避難指示」と言いながら、全国各地で数十万人への「避難指示」となっており、どのタイミングで避難すべきなのか、また、避難先に十分な収容力があるのかなど、すこぶる無責任極まりない「指示」となっている。

 最近頓に感じることは、新型コロナウイルス感染にしても気象情報にしても、「言葉の綾」ばかりに気を取られて、正確な情報が全国民へ伝わっているとは言えない。白か黒か明確に、誰にでも直感的に危機的状況が伝わる文言を遣うべきはなかろうか。

 元々、日本語の表現は、アバウトな言い回しが多すぎる。グレーゾーンありありで、最終的には「自分の命は自分で守れ!」と言い放つ。身動きが取れない高齢者が、深夜の闇の中、土砂降りの雨に打たれ、避難場所へどうやって行き着くのか。

 昨年の人吉球磨地方の土砂崩れなどで、こんな話を聞いた事がある。瓦礫が道路や畑を埋め尽くし、たまたま重機があったので、重機免許を持っている人が、それを使って1秒でも早く撤去したいと言ったところ、指定業者じゃないとか許可の問題だとか言い、結局、自分の重機を取りに帰り、ボランティアで撤去作業をしたと言う。

 人の命に関わる緊急避難的な状況下でも、縦割り社会の日本では、石頭の決断をぼーっと数時間も待たねば、何も前に進まなという典型的なものである。もし、その時点で、重機運転免許を持つ人が動けば、即座に目の前の問題が解決するはずなのだが・・・。

 温暖化の影響にて、災害超大国と化した日本。不慮の事故が生じた場合、即座に動ける体制を作っておかねば、毎回毎回同じ過ちを重ねて、救える命も救えず、助かる命も助からなくなってしまう。そこには、当事者意識が必要だが、大抵の場合、他人事で片付けられる。

 避難する場合、旧態依然とした伝達手段など何の役に立つものがない。笑い話にしてはならないが、自治会のスピーカー音など、豪雨の雨音で消されて、何を喋っているのか分からない。グレーゾーンの避難指示では、数分後には道も畑も家も激流の餌食となってしまう。さて、どうする?

 畢竟、非常事態に必要なのは、迅速かつ正確なmind-nodeの、時空における立体的なシミュレートにある。毎回、経験したことのないような云々ばかりを報じていても、スポーツの日本新記録ではないのだから、下らぬ表現にて場を濁すばかりの話。実に、情けない。


DFD_5894


DFD_5890


DFD_5918



◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 https://www.dandl.co.jp/Link
◎ロゼッタストーンBLOGニュース
 https://www.dandl.co.jp/rsblog/Link
写真・文責:西田親生

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2021/8/16 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behance如水美食研究会オブスクラ写真倶楽部facebook-www.dandl.co.jp