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手軽な単焦点標準レンズ!!

▼Ai AF Nikkor 50mm f/1.8D

50mmNIKKOR


 一眼レフカメラに狂い始めて何年経ったのだろうか!?

 一眼レフカメラというものは、レンズとの組み合わせで、全く別のカメラになってしまうほど、撮影された写真の表情も変わってくる。・・・今回、数ある一眼レフ用レンズの中で、すこぶるリーズナブルで、フットワーク良く、軽やかにシャッターを切れるレンズ「Ai AF Nikkor 50mm f/1.8D」をご紹介したいと思う。

 日頃から重装備で取材をせざるを得ない筆者だが、そのずしっと重いをレンズ群を引っ下げて歩くのに疲れた頃に・・・時には、スーパーワイドからも、マクロからも、ロングショットで三脚を立てて使うズームからも開放され、見たままを切り取れるレンズを持ち運びたくなる事がある。所謂、ポロシャツにジーンズ、そしてスニーカーにぴったしの単焦点標準レンズという奴だ。

 特に、写真上の「Ai AF Nikkor 50mm f/1.8D」をフルサイズの一眼レフカメラ本体に取り付ければ、肉眼で捉える被写体とほぼ同じ写真が撮影できる訳で、コストパフォーマンスに優れたレンズ(入門用)として、何の力みなくパシャパシャとシャッターが切れるのである。プロの眼からすれば、写真の中央も周辺も甘過ぎだと嘲笑されそうだが、それはアマチュアの世界。大目に見て頂きたい。

 勿論、f1.8とやけに明るいレンズではあるが、解像度ピークのグラフを見てみると、中央ピークはf4、周辺ピークはf8で、一番良い画質で撮影ができるようだ。ただ、がむしゃらに絞り開放で写してしまうと、切れ味の良くない写真となってしまいがちなので、その辺の設定は微調整を要する事になる。

 因みに、NIKON純正レンズ(NIKKOR)であるにも関わらず、定価24000円(税別)に対して、現行価格は19000円程度。コストパフォーマンスに優れ、7〜10万円の高価な単焦点レンズを揃えるより、おちゃめで実に可愛いレンズなのだ。・・・まあ、持ち運ぶ途中に、出口のドアやレストランテーブルにコツンコツンとぶつからないだけでも、ストレスにはならない逸品と言う訳である。


▼以下の写真は、全て「Ai AF Nikkor 50mm f/1.8D」を使用している。
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  • posted by Chikao Nishida at 2013/11/16 04:01 am

シダ類とのハーモニー

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 紅葉の撮影の為に足を踏み入れた泰勝寺(熊本市)。・・・小砂利が敷き詰められた小路を奥へ・・・。右手に小さな池と鴨の家族たち。・・・天候は曇り空で、撮影に最適とは言えない。

 紅葉と言えども、緑が八割、茜色と黄色が二割程度。・・・丁度、小路の中程にある一部の楓だけが色づきはじめていた。・・・ファインダーを覗き込むと、マクロレンズであるが故に、ワイドな写真を撮影するには力不足だが、撮り切った写真をよく観察すると、凄い数のシダ類が楓の幹や枝に纏わり付いているのであった。

 寄生なのか、着生なのか、共生なのか・・・良く分からないが、近づいてみると微生物だらけの小宇宙のようで、正直なところ、瞬間的に鳥肌が立ってしまった。しかし、ある程度離れて撮影すると、じめっとした黒褐色の幹や枝に群がる濃い緑色のマメズタやノキシノブと、茜色や黄色の紅葉が・・・何気に調和している画角があった。

 もっと光を拾えれば、葉を透過する光、回り込む光が夢幻の美しさを手伝ってくれそうだ。また、雨上がりの水の滴が樹木・・・森全体を覆っているのであれば、そのプルンプルンとした水滴が放つ光の妖精たちが飛び回ってくれるのではなかろうかと・・・。

 春の花々や夏の真っ白な入道雲と大海原も素敵だが・・・秋から冬にかけた自然の彩りは、しっかりと「和」の世界を継承してくれているようだ。また、機会があれば、同寺の魅力満載の取材が出来ればと期待している次第。


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※通称 泰勝寺=細川家菩提寺泰勝寺跡
 細川ガラシャが眠る、閑静なたたずまい。
 辞世の句・・・散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ

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  • posted by Chikao Nishida at 2013/11/15 01:48 am

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