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1988年(33年前)の原稿をご紹介・・・

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 倉庫を整理していると、33年前(新聞社時代)に書き綴った「マイツール論」が飛び出してきた。当時、RICOH社がパソコンの主力アプリケーションとして売り出していた「MyTool」の原稿を依頼され、即席に書き綴ったものである。特筆すべきは、内容と言うより、1988年7月26日付けの印字。Macintosh(Apple社製/1984年購入)を使用し出力していることだ。

※原稿は、電波新聞社月刊誌「OAビジネスパソコン」や、RICOH全国マイツールユーザーズ雑誌等に掲載された。

 新聞社の若手の殆どがNECのPCを使っていた中で、筆者独りがApple社製のMacを購入、MacDrawやMacPaint、Sheet、Chart、Thunderscanなどのアプリを駆使していた。MS-DOS党からすれば、Mac党は変人、異端児扱いだったのだろうと苦笑してしまった。

 しかしながら、車もバイクもカメラも、人の嗜好の問題である訳で、何を保有していようが、何を使おうが、しっかりと目的さえ果たせば、何だって構いはしない。そうやって、異端児だった筆者が、Apple社のMacを使い続けて、既に37年が経った事になる。

 話は前後するが、前述の「マイツール論」をじっくり読んでみることにした。なかなかの駄文で、稚拙な表現も多々ありと、現在に至っては、人様にお見せするような原稿ではないが、33年前の筆者が何を考え、何を目指し、何を伝えたかったのかを再確認した次第。

 導入部分のところでは、特に、媒体(メディア)について話をしている。「インディアンはのろしを使って敵の動きを知らせたり、鏡を使って太陽光を反射させ合図をしたり、時代が変わり、サーチライトの点滅や電信の発信音で情報を伝えたりしていた。」と。言わんとすることは、メディアの変遷、特に、秒進分歩の進化について話をしたかったのだろうと。

 33年前に伝えたかった事は、以下の通り。

1)AI(人工知能)と雖も、人間の頭脳に優るものはない。
2)メディアが進化し、情報の形態も価値も変わってしまう。
3)ストラテジックな発想をもってパソコンをフルに活用せよ。
4)多元的にアプリを活用し、パソコンを私設秘書的に使え。

 当時は、商用インターネットという概念さえ日本にはない時代である。ここで、33年前の筆者を一つだけ褒めさせて頂くと、「人の足の代わりに通信」を語り、インターネット日本上陸前の古き時代に、既に、超鈍足モデムを使用し、通信実験を開始していた点であろうか。

 パソコン通信に目覚め、1990年に新聞社を若年早期退職し、起業。同年、マルチメディアオフィスを創設。1995年に熊本県初のポータルサイトを開設したが、今振り返れば、「通信の夢」が年々膨張して行き、ネット沼に嵌まり込んでしまったことになる。

 しかし、これからもメディアの進化は止まることを知らず、秒進分歩ならず、光進音歩の勢いにて、後輩諸君に受け継がれて行くのだろうと・・・。


▼1988年7月26日付けの原稿
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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2021/6/3 12:00 am

最高のものへの拘りを・・・

▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)

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 久しぶりに、古びたiPhoneを眺めていた。iPhoneを最初に手にしたのはSoftBankが発売した時だったが、それから、docomoも5年遅れで発売に踏み切った。今まで何種類のiPhoneを購入したか忘れてしまったが、少なくとも2社のiPhoneを5台か6台使ってきた。勿論、iPhoneはスティーブ・ジョブズの拘り抜いた「芸術品」の一つである。

 ここで、1984年まで遡り、初めてMacintoshを手にした時の事を振り返ってみることにする。当時、Macintoshは、徹底したヒューマンインターエフィスを格納し、世界のパソコンに多大なる影響を与えた。当時のお洒落で解りやすいマニュアルブックやフォントなど、比類なき規格外の「芸術品」であった。

 しかし、最高の物づくりへと突き進むジョブズの拘りは際限なく、逆に分厚いマニュアルブックを不要とした「芸術品」を作り出した。それが、iMacであり、iPhoneの前身となるiPodである。特に、iPodは、音楽をカセットテープで購入し、ウォークマンで楽しんでいた時代を、完全にひっくり返すことになる。

 音楽のメディアも、レコードからカセットテープ、そしてCD、MDへと移行したが、ジョブズの本物への拘りとイノベーションの速度に追いつけず、結局は、iTunesの登場にて、音楽業界もメディアも一変したのである。・・・不沈戦艦SONYの戦略が、にわかに弱体化していった。(ジョブズはSONYと組みたがっていたのだが・・・)

 Macintoshの影響を受けて、WINDOWSのOSも模倣に走る。ボタンだらけのガラケイもiPhoneのようなスマホに変身し、iPadを模倣した他社タブレットがわんさとパソコンショップに陳列されるようになった。しかし、どれを見ても、悲しいかな、ジョブズの模倣にしか過ぎない。

 「Think different」をキャッチフレーズに動き出したApple Inc.は、瞬く間に世界の巨大企業となり、姫林檎を齧ったロゴマークが、世界ブランドとして、エンドユーザーの心を轟々と音を立てて引っ張っていく。常にシンプルでコンシューマー満足度を見据えて開発に臨んだジョブズの大偉業である。

 筆者も、プロとしての仕事に就いてはいるものの、「最高のものへの拘り」が微塵でもあるか否かを自問自答してみると、情けないやら、答えは「ノー」となる。それなりに「最高のものへの拘り」を持ってはいるが、まだまだ完成度が高いとは言えない。

 しかしながら、ジョブズの偉業を何度も何度も思い浮かべるだけでも、体全体が熱くなってくる。ボルテージがどんどんと上がってくる。妥協を許さぬ商品開発から、卓越したプレゼン能力、更に、ファションブランド商品を販売するようなアップルショップと・・・ジョブズの「完全主義」に圧倒されながらも、体の芯から勇気付けられる。

 末筆ながら、筆者がApple信仰者となったのは1984年だが、起業して心を強く揺さぶられたのは、1991年に出逢った恩田英樹氏(フォーカルポイント株式会社創始者)の存在である。それから既に28年が経った。3年半前の熊本地震の時に、同氏から逸早く「心配メール」が飛び込んできた。本当に有り難く、安堵したのだった。


▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)
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▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)
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文責:西田親生

                             

  • posted by Chikao Nishida at 2019/9/16 03:24 am

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