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これが仕事なんだ!!

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 昨日、数十年ぶりだろうか、熊本県天草市の大江天主堂へ取材の為に足を運んだ。

 風光明媚な海岸線の美しさに、「ここは熊本じゃないぞ!」と道中何度も言ってしまった。勿論、熊本人である筆者だが、宝石のようなグラデーションの空と海を二分する、丸みを帯びた水平線を見るのは、本当に久し振りの事だった。

 海岸線から少々山手に入ったところに、真っ白な大江天主堂が見えてきた。その脇を通り、山手に登って行くと、そこに蕎麦の圃場が広がっている。今回は、この春蕎麦の収穫風景を写真に収めることが目的であった。

 既に、大きな蕎麦刈りのコンバインが鎮座していた。そこに家族やその他関係者6名が収穫の準備を行っている。又、テレビ局の取材も来ているようだ。・・・朝方心配していた天候も、さっと霧が晴れたように強い太陽光が蕎麦の圃場全体を照らしていた。

 親子で大切に育てた蕎麦の実を接写し、一粒一粒の蕎麦の実を見ていると、農家の方々の手の温もりが伝わってくるのだ。生き物である蕎麦は、気候により大きく影響を受ける。昨年が豊作と言えども、翌年は蕎麦の丈が極端に低くなって、折角の収穫が予想以上にどんと落ち込む時もあるらしい。

 それでも、この炎天下の中、笑顔を絶やさず、蕎麦の実の収穫に取り組む親子たち。撮影しながら、「これが仕事なんだ。これが親子なんだ。」と、家族の居ない筆者の心に、羨ましいほどの家族の絆を、至る所で発見するのであった。

 書類を作成したり、出来上がった書類に印鑑ついて、制作に入る・・・長年、それが仕事だと思い込んでいた筆者だったが、やはり、身体全体を動かして、汗水垂らして作業をする・・・躍動的な共同作業こそが人間らしい仕事なんだろうと、従来の楽な仕事への嫌悪感を持ち始めた筆者であった。

 ゼロから何かを創り出す。・・・大自然との語り合い、ある時は、怒り狂った自然と闘いながら生活を維持して行かねばならないという・・・僅かな時間だったが、厳しい環境下で頑張っている方々と接する事により、今の自分の在り方を考えさせられたのだった。


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  • posted by Chikao Nishida at 2014/6/8 01:16 pm

新商品開発とブランディング

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 全国各地で、地域興しや経済活性化の為の各地の新商品情報が沢山流れている。御多分に洩れず、熊本県内でも全県下において試行錯誤しながら開発に取り組んでいるところが多々あるようだ。しかし、殆どが助成金ありきでの開発が目立ち、正直なところ、センスの良い専門家の存在が乏しく、何のストーリー性も開発後の販売ルートなど流通の確保など考慮せず、行き当たりばったりのケースが大半であるように思えて仕方ない。

 専門家と言っても、トータルな絵コンテを描ける人間が居て、更に、商品開発の土壌を整備し、そのニーズのリサーチまでをも徹底して行っているかと言えば、皆無に等しい。常にあるのは助成金ありきの、一切自腹を切らずして、他力本願で物事を進める歪んだベクトルが、消費者ニーズに適合した新商品に繋がらない大きな要因とも言える。更には、第三者機関が調査すれば分かることだが、助成金の使途に関して、水面下における「できレース」の存在が、その悪循環に拍車を掛けているのも否めない事実である。

 筆者が1990年に起業して取り組んで来たのは、マルチメディアの分野であり、現在ではクロスメディアへ移行しているが、特に、手に取って重さや存在感を得ることが難しい三次元仮想現実を探究し、二十年ほど前に山鹿市に寄贈した「チブサン古墳シミュレーションCG」の制作は全て自社の手出しであり、その動画を同市や同市立博物館へ常設することで、地域興しの一助にならないかと動いた事が実に懐かしく思えて仕方ない。

 当然の如く、そこには助成金の存在は全く無い。お陰で、当時、NHK熊本などのテレビ局では「チブサン古墳シミュレーションCG」を電波で流して頂き、更には読売新聞、熊本日日新聞、その他メディアでも大々的に取り上げて頂いたのを昨日のように覚えている次第。その当時は、インターネットがまだ国内に上陸しておらず(当社がインターネットを立ち上げたのが1995年8月22日/熊本県内初)、また、メタバースであるSecondLife(仮想現実世界)が世に生まれたのは、それから17年後となる。

 少々話が前後し手前味噌になってしまったが、何事にも新商品を開発し、それが社会貢献に繋がるようになるには、稚拙な夢見心地感覚では達成できないものであり、特に他力本願となりがちな助成金目当ての開発となれば、最終的な責任の所在を明確にしておかねば、だらだらと予算消化の為に、うやむやな中で、その泡が立っては消え、また消えては立つという・・・価値ある商品誕生には程遠いのではないかと危惧するばかりである。

 助成金も我々の血税からスポイルされるものなので、行政やその他外郭団体が、如何にも予算(自分の小遣い銭と勘違いして)として、高飛車に桜の大枝に胡座をかいて、花咲かじいさんのようにばらまくものではない。それも、あちこちから訳の分からぬ学識経験者を掻き集め、無駄な人件費や交通費を遣っているだけの話となる。

 畢竟、新商品開発において、生ぬるい従来の手法では咲く桜の花も咲く事もなく、芽も出ず、立ち枯れの状態となってしまう。そして、いつの間にか不発に終わった立ち枯れた桜の幹は、さっさと伐採され撤去されているのである。それも、責任の所在など全く無い状態で・・・。


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  • posted by Chikao Nishida at 2013/8/25 12:56 pm

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