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絞りとボケ・・・

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 三脚を低く設定し、一眼レフカメラを取り付けた。その40cm先に、適当に置物のミニチュア柱時計やキャラクターを並べ、マクロレンズで撮影することにした。奥の時計文字盤から手前中央のキャラクター顔の距離は、僅か5cm。ちなみに、写真上は、手前キャラクタの顔にフォーカスをあてているので、奥の時計はボケている。逆に、写真下は、奥の時計文字盤にフォーカスをあてているので、手前のキャラクタたちがボケているのである。

 よく、カメラ初心者の方が、「手前をくっきり、背景をボカしたカッコイイ写真を撮りたい!」とよく言うのだが、それは実に簡単なこと。一眼レフカメラであれば、明るいレンズを用いて、例えばf1.4のレンズで開放で手前にフォーカスと当てると、バリバリに背景はボケてしまう。しかし、f1.4のレンズで、絞り開放が画質が良い訳ではないので、シャッタースピードに支障なければ、1段、2段ほどf値を上げた方が、画質は良くなる訳だ。

 このように、三脚に取り付けてスローシャッターで撮る場合、注意しなければならないのは、シャッターを押す時のブレである。よって、タイマーなどを使い、シャッターを切るようにすると、そのブレを解消することができるので、タイマー時間を2秒程度に縮めて使えば良いことになる。また、周辺が暗い場合は、ISOを上げる。ぐっと上げても、最新のデジカメは画質が極端に劣化することはないので、ISO3200、ISO6400でも結構撮影が可能となっている。・・・昔のカメラでは考えられないことではあるが。

 何はともあれ、手前や背後のボケや玉ボケを楽しみたいのであれば、f値を小さくして、被写界深度を体感しながら撮影に挑んでもらいたい。ちなみに、「BOKE=ボケ」は、アジア圏など世界に通じる点が、面白い。

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【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2015/6/18 05:31 am

夜の撮影・・・

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 手持ちで月を撮影するのは、すごく疲れる。・・・三脚を立てて、レリーズ付けて、ゆったりと撮影すれば良いだけの話だが、この寒い夜空の下では、手抜きで、手持ち。更に、車窓(窓を開けて)からの撮影で終わってしまった。

 昨日は、だだっ広い陸上競技場の夜間を撮影して、超広角レンズのフレアが気になり、また、今日は手持ちであるために、ブレが気になる。

 どちらかと言えば、夕刻の穏やかな陽射しの中で撮影したり、また、小川や湖などの水面に映り込むような撮影が楽しい。人の姿は、仕事に真剣に集中している瞬間など、レンズを意識せず、何かに傾注している人を切り撮るのが好きである。

 筆者は何かしていると、急にレンズを握りしめ、カメラを持ち出し、被写体を見つけに飛び出すことがある。レンズとカメラ本体との相性が気になったり、そのレンズの特性を本当に把握して使い切っているのかなど、ちょっと疑問が生じると、突発的に動くようだ。

 料理を撮るときは、料理人のハートを十分受け止めて撮影し、ポートレートは喋りながら一瞬の隙を突いてシャッターを押すようにしている。

 写真は撮られる人の心も、更には我々写す人間の心まで映り込むので、すごく面白い。・・・昨年末から被写体になる人たちの笑顔が素敵で、思った以上に良いポートレートが撮れている。やはり、カメラもレンズも人を選ぶようである。(苦笑)

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  • posted by Chikao Nishida at 2015/1/8 01:14 am

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