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未申櫓から戌亥櫓へ

▼栴檀の木の背後に未申櫓が見える(桜の馬場 城彩苑)
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 寒空の中、日陰は少々寒い風が吹きまくっていたが、日頃の運動不足解消のために、桜の馬場 城彩苑より階段を登り、二の丸公園右奥(監物台樹木園方面)にある、戌亥櫓までの往復を歩くことにした。大した距離ではないが、陰のところから歩きながらの撮影は、カメラを持つ手先が冷たくなった。

 この季節になると、同苑にある栴檀の鈴なりになった実へ、自然と眼が行ってしまう。数十匹の小鳥たちが栴檀の枝々に止まり、その実を食べていた。人が近づくと、さっと隣の大木の木陰に入り込み、人が去ると、再び栴檀の木へ舞い降りてくる。

 なだらかな坂を登り詰めるところに警備員が立っていたので、ご挨拶。見上げると、背後に未申櫓の姿があった。この櫓・・・大天守から十二支の方位の「南西(未申)」のところに位置するので、未申櫓という名がついている。

 それから、二の丸公園へと足を運び、久しぶりに大天守、小天守、宇土櫓、そして戌亥櫓を右手に見ながら、撮影して行った。熊本地震で、戌亥櫓両脇の石垣と塀のほとんどが崩壊したけれども、その櫓下の石垣は、僅か1本の石の柱で支えられ、ギリギリのところで櫓の全壊には至らなかった。また、戌亥櫓も十二支の方位「北西(戌亥)」を表しているのが、お判りになったのではと・・・。

 ※櫓崩壊を健気にも支えた石の柱は、最後の写真、戌亥櫓石垣左下を参照。

 蛇足ながら、Facebook上で今回の取材写真をアップしたところ、兵庫の方が「どれだけ傷んでいても、このお城には威風堂々という言葉が一番似合います。」と、有難いコメントを入れてくれた。正しく、その通りであるが、振り返れば、西南戦争終結時の熊本城と比較すれば、まだまだ原型を留めているのではないかと、ポジティブに思った次第。


▼栴檀の木
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▼未申櫓(南側)
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▼未申櫓(南西側)
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▼未申櫓(西側)
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▼二の丸公園から望む熊本城(右から大天守、小天守)
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▼二の丸公園から望む熊本城(右から大天守、小天守、宇土櫓)
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▼二の丸公園から望む熊本城(宇土櫓)
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▼二の丸公園から望む熊本城(右から大天守、宇土櫓、小天守)
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▼二の丸公園から望む熊本城(右から宇土櫓、大天守、小天守、戌亥櫓)
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▼取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/1/11 12:00 am

猛暑の熊本城に観光客・・・

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 車の温度計を見ると、45℃。二の丸公園の日向を歩けば、一瞬にして乾涸びてしまうほどの熱射なので、大楠の木陰を選びながら歩いて取材することにした。

 震災から4ヶ月弱が経ち、現在、KKRホテル熊本から坂道を上り加藤神社や宇土櫓へ通ずるコースと、二の丸公園から加藤神社や宇土櫓までのコースの2コースだけが、歩いて通行可能となっている。

 よって、加藤神社へ参詣のために車を乗りつけるか、桜の馬場 城彩宴又は二の丸公園駐車場に駐車して、そのコースを歩くことができる訳だ。

 震災直後と比較すると、ちらほら外国人観光客の姿も見え、二の丸公園がにわかに賑わってきているようにも思える。しかし、猛暑であるがために、水分補給を必ずしなければ熱中症になる恐れがあるので、冷たいお茶やバスタオルなどは持参する方が無難である。

 昨日は、鳩も喉の渇きを癒すために、水飲み場の地面の小さな水溜りに集まっていた。しかし、炎天下、その水は決して冷たくはない。よって、水道の蛇口をひねり、手を洗い、冷たい水を地面に落としたところ、数羽の鳩たちが集まり、ゴクゴクと飲み始めたのだった。

 熊本城復興まで、どれくらいの年月を必要とするのか分からないが、キープアウトのフェンス越しに、大天守、小天守、宇土櫓、戌亥櫓などをスマホで撮影している観光客が多かった。歴史に残るような大震災に遭遇した櫓などは、悔しいけれども一見の価値はあるようだ。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/8/10 03:40 am

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